防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   940号 (2016年10月1日発行)
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第97期一般幹部候補生1課程(前段)卒業行事
〈陸自幹部候補生学校〉
 陸上自衛隊幹部候補生学校(学校長・大庭秀昭陸将補)は、第97期一般幹部候補生I課程(前段)209名に対する全ての教育を修了し、9月8日に卒業式を挙行した。卒業式は、陸上幕僚副長代理陸幕教育訓練部長沖邑陸将補立会の下、部内外多数の来賓の臨席及び卒業生家族の出席の下、厳粛な雰囲気の中で整斉と執り行われた。
 大庭学校長が一人一人に卒業証書を授与した後、式辞において卒業後も自己を磨き強い小隊長として目を輝かせ、全身からオーラを発し、生き生き躍動する中に個性を発揮してもらいたい思いを込めて「輝く日本一の小隊長たれ!」の餞の言葉を贈った。
 続いて、陸幕教育訓練部長が陸上幕僚副長の訓示を代読して、「小部隊指揮官としての重責を自覚せよ」「自己の修養・研鑽に努めよ」と二点を要望し餞の言葉として贈られた。また、卒業式のみ許される校歌3番までを万感の思いを込めて歌い上げ、式を終了した。その後、記念会食では来賓及び家族とともに終始リラックスした表情で食事を楽しんだ。記念会食後には、グラウンドにおいて卒業記念観閲行進が行われ、威風堂々とした行進を披露し、自信と誇りそして同期との絆を胸にそれぞれの部隊へと巣立っていった。

ならんどぅ作戦
旅団無事故部隊表彰
〈第15旅団〉

 第15旅団(旅団長・原田智総陸将補)は、8月10日及び8月22日の両日、旅団長室において、無事故100日目標達成により、第51普通科連隊と第15後方支援隊に対して顕彰板の授与を行った。
 この施策は、南西防衛の最前線を担う隊員の育成及び各部隊の団結の強化と規律の維持を図る事を目的として、長縄跳びの心理(集団で成功回数を重ねる度に個人は失敗できない思いが強くなる)を取入れた段階的な目標として部隊規模に応じた無事故目標日数を設定し、達成部隊に対し各種表彰等を行うもので、平成28年4月から開始した。
 キャッチフレーズに「服務事故を起こしてはならない」という意志を、沖縄の方言「ならんどぅ」を使って示し、隊員が親しみ易く取り組めるものとした。受章部隊第51普通科連隊の玉城(たましろ)3曹は「無事故表彰は、部隊及び個人の日々の努力を評価して頂けるので、とてもいい施策だと思います。これからも帰属意識を持ち、一日も長く無事故が続くよう心掛けていきたいです」と更なる目標達成への意欲を述べた。

【訂正】9月1日号に掲載の「美ら島レスキュー2016」記事内で旅団長の名前が間違っており、大変ご迷惑をお掛けしました。お詫び申し上げます。


大阪府警察と初共演
〈中部方面音楽隊〉
 陸上自衛隊中部方面音楽隊(隊長・樋口孝博2陸佐)は、8月29日金曜の夜、大阪城音楽堂において「夜風に吹かれながら音楽に浸る心地よさ」が謳い文句である「たそがれコンサート」に出演した。
 このイベントは、大阪市が主催して、昭和25年から毎年夏の週末に行われる野外コンサートであり、大阪の夏の風物詩として多くの市民に親しまれている。
 この日は、自衛隊創設以来初となる大阪府警察音楽隊との夢のコラボが実現!
 2,400名を越える聴衆で埋め尽くされた会場に、行進曲を演奏しながら両音楽隊が入場するというこれまでにないオープニングとなった。
 また、ユーフォニアム二重奏では自衛官と警察官の親子である松谷晃伸1陸曹と松谷和音巡査長が息の合ったデュエットを初披露する等、趣向を凝らした合同演奏には、観客から惜しみない拍手が送られた。
 アンコールでは、大阪府警察カラーガード隊も出演する等、コンサート会場は、鳴り止まぬ拍手で最高潮の盛り上がりをみせ、華やかに幕を閉じた。

在日米海軍と共にトライアスロン
〈海自先任伍長〉
 8月14日、在日米軍横須賀基地内に於いて、「SALTY DOG TRIATHLON NAVY FITNESS YOKOSUKA2016」が開催され、(スイム=400m バイク=10マイル ラン=5q)海上自衛隊先任伍長は、在日米海軍最先任上級兵曹長からの挑戦を受け、横須km地方隊先任伍長を筆頭に海自隊員17名(女性2名)が参加した。
 参加者は、航空部隊から下総、厚木、横須賀地区からは、横造補所、横基業、横監、たかなみ、おなみ、東京地区からは海幕、情報業務群の隊員が暑さ厳しい基地内で汗を流した。
 この大会は、余暇の過ごし方を充実したものに!という趣旨のもと行われ、参加者は日米総勢100名を越えた。大会当日は、絶好のトライアスロン日和の中、朝8時からのスタート、チームとして参加する者や個人で参加する者、それぞれ参加スタイルに違いがあっても、日頃の体力錬成の成果による、気力と体力を見せてくれた。
 競技終了後は、それぞれがお互いの健闘を讃えあい、海自、在日米海軍関係者による参加者全員が笑顔での記念撮影をして大会を終了した。

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