6月30日、小野寺五典防衛大臣は防衛省でロブリング米太平洋海兵隊司令官の表敬を受け会談した。
小野寺大臣は冒頭、6月20日に自らがロブリング司令官へ伝達した旭日重光章の受勲に対し祝意を述べたのに続き、前日29日に日本海に向け発射された北朝鮮の弾道ミサイルについて「本年3月に続くこのような行動は、日米関係のみならず東アジア全体の脅威である。日本はただちに外交ルートを通じて北朝鮮に強い抗議を行ったが、不測の事態が起きないとも限らない。日米関係を更に強化しながら、北朝鮮のミサイル・核問題にしっかりと対応したい」と発言した。また、沖縄の基地負担についても改めて協力を求めた。
これに対し、ロブリング司令官は「北朝鮮の懸案事項は日米同盟を元にしっかり対応する」とし、基地負担軽減についても全面的な支援と協力を約束した。
会談では、米海兵隊MV-22オスプレイの沖縄県外訓練移転計画も話し合われ、防衛省への同型機の導入も見据え、計画を着実に進めていくことで一致した。 |