防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2013年11月1日号
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信頼醸成と相互理解、着実に深化
日尼スタッフトークス
初の東京開催で
統合幕僚監部

 統合幕僚監部は10月10日、防衛省A棟の統幕第2大会議室で日インドネシアスタッフ・トークスを開催した。これは、日インドネシア制服実務者レベルにおける交流の重要性に鑑み、自衛隊とインドネシア軍間の防衛交流を深化・促進することを目的として、統合幕僚監部とインドネシア国軍司令部の幕僚間で実施されている協議で、2011年2月に第1回をジャカルタで開催し、今回で2回目。
 協議では、統幕防衛計画部長・山村浩海将補、インドネシア国軍司令部情報部長・ティスナ・コマラ陸軍少将を代表に、主として地域情勢、防衛政策、自衛隊・インドネシア軍の主要な活動及び防衛交流等について意見交換を実施した。
 特に、将来に向けた周辺地域に関する情勢認識や防衛政策、今後の日インドネシア間の防衛交流・協力のあり方等について率直に意見交換を実施した。
 「相互の信頼醸成と相互理解は着実に深化しているものと認識している。今後も両者にとって有意義な協議となることを希望し実施していく。今回の様な協議の他、各自衛隊、軍種間の人的交流、部隊間交流を引き続き継続していくことに合意した」(統合幕僚監部)
開催の経緯・意義
 平成22年6月、折木良一統幕長(当時)のインドネシア公式訪問時、ジョコ・サントソ前国軍司令官との意見交換の際に、両国間の統幕レベルにおける交流が双方に有益であるとの認識に至り、定期的な幕僚間の会議を実施することで合意されたことを受け実施に至ったもの。第1回会議は、平成23年2月、ジャカルタにおいて実施され、地域情勢、両国の防衛政策、2国間防衛交流等について、率直な意見交換を実施した。
 「今回、インドネシア側の同意に基づき、第2回会議が東京で実施されたものです。なお、第1回は1佐/大佐級で開催されましたが、今次会議は将補/少将級での実施であり、これは、日インドネシアの防衛交流の深まりの現れでもあります」(統合幕僚監部)


担当職員等が意識高める
沖縄で地方コンプライアンス講習会

 防衛監察本部(梶木壽防衛監察監)は10月9日及び10日の2日間、沖縄防衛局(武田博史局長)において、同局と共催し地方コンプライアンス講習会を開催した。沖縄防衛局では、9日の講師として内閣府沖縄総合事務局総務部公正取引室室長の島田成久氏が、沖縄防衛局の調達関係職員約130名に対し、「入札談合防止に向けて」をテーマに約1時間講演した。
 島田氏は、最近の具体的な事例を交え、入札談合の実態、探知・対処方法、入札談合等関与行為に対する措置及び関与職員に対する不利益等について説明するとともに、全ての調達担当職員が入札談合の「加担者」となり得るため、正しい知識と意識を持つことが自分自身と組織を守るための大前提であると強調した。
 10日の講師として芝経営法律事務所弁護士の芝昭彦氏が、沖縄防衛局長以下の職員約130名に対し、「コンプライアンスはどうすれば実現するのか」をテーマに約1時間半講演した。芝氏は、参考事例に自身の経験談を交え、コンプライアンスとは何か、不祥事の原因分析及び組織・個人としてのコンプライアンスの実践について説明するとともに、コンプライアンス実践のキーワードは透明性と強調した。
 なお、防衛監察本部は、「今後も各機関等(自衛隊や地方防衛局等)と共催し地方コンプライアンス講習会を行う予定であり、今後、講習会の開催を希望あるいは検討される機関等は、防衛監察本部へ気軽に問い合わせ願いたい」とのこと。
(連絡先)防衛監察本部総務課企画室 地方コンプライアンス講習会担当
03—5366—3111 (内)36097


人口の1割弱の人数乗艦
和歌山県由良港で「せんだい」特別公開・一般公開

 第12護衛隊護衛艦「せんだい」(艦長・松本圭太2海佐)は、10月5日、和歌山県由良港で特別公開及び一般公開を実施した。当初は、由良で行われるシーカヤックマラソン大会において競技コース周辺に錨泊し、大会に華を添えることが予定されていたが、残念なことに台風のため大会は中止となり、特別公開及び一般公開のみとなった。
 しかし、乗員一同モチベーションを下げることなく当日を迎え、乗艦者たちに元気良く挨拶をし、丁寧な案内を実施した。
 乗員たちの元気が伝わったのか、乗艦者と乗員が笑顔で会話をするところや、一緒に写真をとっているところがあちこちで見受けられた。
 「今回主催となった阪神基地隊、由良基地分遣隊並びに和歌山地方協力本部も事前の調整から当日の対応まで親切丁寧に「せんだい」を支援してくださり、自衛隊が一丸となって由良港における広報を成功させようとする意気込みが伝わってきた」(「せんだい」)。結果、雨がしばしば降る悪天候の中でも、人口6000人程の町において、午前・午後を通じ500人を超す乗艦者を迎えることができた。
 「せんだい」では、「桟橋を下りて駐車場に戻る際も、何度も振り返り笑顔で手を振っていた乗艦者もおり、海上自衛隊への理解を深めることができたと考える」としている。


HOME's English Class (防衛ホーム英語教室)
アイ マイト ハフ タ ゴウ ドリンキング トゥナイト
I might have to go drinking tonight.
今夜、飲みに行かなくちゃいけないかも

 皆さん。お元気ですか? 冷え込んできましたね。わが家はすでにストーブ、冬布団、秋物の衣類を出し終えて、来週の天気の良い日にでも、冬物の衣類をだし、夏物はすべてクリーニングにだす計画をしています。睡眠も夏と比べれば、深い眠りがとれるようになったと思います。最新のアンチエイジングの話題で、睡眠に関して面白いものがありました。米ミシガン州ヘンリー・フォード病院のローズ博士の研究では、身体的な痛みを和らげるには、睡眠時間を8時間から10時間にしたほうが、鎮痛剤を服用するよりも効果的だそうです。睡眠の大切さを再確認しますね。

 今回の表現は、"I might have to drinking tonight"「今夜、飲みにいかなくちゃいけないかも」です。might「ひょっとすると〜かもしれない」プラスhave to「しなくてはならない」で、そういう状況になるのじゃないかという強い希望的推測が表現できます。決まっているようで、決まっていないけど、可能性は高いなという感じですね。goのあとに〜ingをつけて、「〜しにいく」という表現を作ることができます。便利な表現です。飲みにいくのが義務のように言いつつ、楽しんでいるという表現です。さりげなく"Why don't you come with me?"「君も来ないか?」と誘うことも可能ですね。相手と時間をシェアー(共有)するときに、色々なパターンで表現できると会話が楽しくなります。

 米軍横田基地のボランティアグループと釜石市に行ってきました。被災地の幼稚園児や小学生に玩具のプレゼント「Toy Drop」(トイ・ドロップ)をするためです。子どもたちの喜ぶ笑顔は最高ですね。寒くなってきましたが、楽しく陽気な心で、ストレスを溜め込まない健康な日々をお過ごしください。それではみなさん。See ya!
〈スワタケル〉


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