4月20日、前日までの雨が上がった晴天の下、陸上自衛隊補給統制本部(本部長兼十条駐屯地司令・大西正俊陸将)では、陸上自衛隊補給統制本部創立10周年・十条駐屯地創立49周年記念行事が盛大に実施された。 行事では、記念式典、防衛・駐屯地モニター委嘱行事、感謝状贈呈式、記念祝賀会が行われた。 「記念式典」では、大西本部長が「補給統制本部創設の理念に立ち返るとともに、この10年の伝統を継承し、陸上自衛隊の兵站中枢に相応しい真の実力を有する組織に補給統制本部を充実発展させていく」と述べ、このためには『兵站の原点は第一線の部隊・隊員にある』ということを常に念頭に置き、要望事項である『業務の完遂及び即応態勢の維持・発揮』を具現実行し、補給統制本部隊員としての誇りを胸に益々業務に励むことが重要である」(要旨)と訓示した。 「平成20年度防衛・駐屯地モニター委嘱行事」では、防衛モニター1名、駐屯地モニター7名に対し、駐屯地司令から委嘱状が伝達・授与され、これから1年間のモニター活動に対する依頼がなされた。 「感謝状贈呈式」では、十条駐屯地の充実発展に多大な貢献をした5名の方々に対し、駐屯地司令から感謝状の贈呈と謝辞が述べられた。 「記念祝賀会」は、十条駐屯地体育館で十条OB会と共催で行われた。来賓は、海上自衛隊補給本部長(河野美登海将)、航空自衛隊補給本部長(浦山長人空将)、陸上幕僚監部装備部長(渡部悦和陸将補)、歴代補給統制本部長、歴代駐屯地司令をはじめ、部内外から約800人に上る多数が参加、補給統制本部及び十条駐屯地の創立記念を、隊員とともに盛大に祝った。
都城駐屯地(司令・普家俊哉1佐)は5月14日から16日の間、駐屯地曹友会会長・福元隆文陸曹長)主催による恒例の「平成20年度盆栽・さつき・山野草展」が厚生センターで賑やかに行われた。 曹友会の前身である都曹会時代の昭和33年から毎年開催されている展覧会は今年で51回目となり年を追う毎に定着し、今回、盆栽はトウカエデ、カリン、レンギョウ、イワマツ等の枝振りの見事な作品が11点、さつきは、白桃、大雪山、鶴扇、紅扇、大幸の8点が出品され、赤白模様の鮮やかな花がこの展覧会に合わせたように開花し会場内を心地良い香りが包んでいた。山野草は、津軽小町、オオバコ、サボテン、ヒダカミセバヤ、フウラン、セッコウ、山もみじ、青龍、紅しだれ、ゲンペイクサギカズラ等50点が軽石にコケを敷き詰めきれいに寄せ植えされていた。 普家司令は、隊員愛好家からの助言を参考として出品作品を慎重に審査(=写真)し、「訓練演習で忙しい中、よく手入れが行き届いた見事な作品である」と講評を述べていた。 出品者が余暇を利用し丹精込めて仕上げられた作品は、日頃訓練に追われている隊員達を魅了し一時の心安らぐ展示会であった。