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2008年6月1日号 |
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39周年迎える伝統行事 |
駐屯地郷土会で絆強める |
《都城》 |
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都城駐屯地(司令・普家俊哉1陸佐)では、新緑映える5月7日、『同郷出身隊員相互の融和・団結及び郷土との連携強化の基盤を確立する』という目的で平成20年度駐屯地郷土会を実施した。
郷土会は県内市町村毎の分会・鹿児島・熊本など他県出身者からなる56地区の郷土会で、全国でも他駐屯地にない珍しい会である。
昭和44年12月第5代連隊長「野口1佐」が『郷土心を自分の本意であると自覚することから出発し郷土の先人を顕彰し、先輩は後輩を導き悪者から守り、後輩は先輩を頼りに苦しいときにこそ郷土の隊員同士で激励し任務を達成する』との発意から全国の自衛隊で最初に発足したもので早39年を迎え伝統行事となっている。その活動も各地域の父兄会総会・郷土慰霊碑等の清掃、慰霊祭支援・出席や奉仕作業など、地域の人からも喜ばれ各郷土会を通じ自衛隊と地域とのパイプ役として活躍している。
当初、合同郷土会で普家司令が「地元とのつながりを大事にしてもらいたい」と訓辞。その後各郷土会ごとに分かれて昨年度の反省と新年度の計画を話し合った。また、昨年8月と今年3月の異動に伴う新会員と既会員がそれぞれ自己紹介等をして、それぞれの郷土会が親睦を盛んにして同会を盛り上げていこうと交流を図っていた。 |
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“咸臨丸フェスティバル" |
横音が演奏支援 |
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横須賀音楽隊(隊長・河邉一彦3海佐)は、4月26日に住友重機械工業(株)横須賀製造所浦賀工場内で開催された「咸臨丸フェスティバル」に参加した。
このフェスティバルは、横須賀市が主催する国際式典の一つで、1860年に日米友好通商条約批准交換のための使節団を護衛した咸臨丸とその乗組員の功績を讃えたもの。咸臨丸乗組員が船に水を運んだ様子を再現した「水恋乞いレース」など、当時の浦賀を彷彿とさせる様々な催し物が行われ、大人から子供まで多くの人々が浦賀港へと足を運び、楽しみながら開国の歴史に触れた。
フェスティバルの式典開始前には横須賀音楽隊が開国に象徴される曲「トミーポルカ」やアメリカの軽快なマーチ等を披露し(=写真)、参列者は当時の人々の偉業に思いを馳せた。式典会場では日米の国旗とともにオランダ国旗が掲揚されたが、これは「咸臨丸」が同国への発注で建造された軍艦であったことによるもので、式典開式の際にはオランダ、アメリカ、日本各国の国歌が堂々と吹奏された。
この「咸臨丸フェスティバル」を通して、多くの子供達が開国の歴史を楽しみながら学んでいた。 |
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「頑張っています」新しい職場 |
活躍するOBシリーズ |
釧路方面遊技業協同組合 事務局長 古川直幸 |
古川氏は平成17年8月、釧路駐屯地業務隊を1陸尉で定年退職。56歳 |
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私が現在の就職先に巡り会えたのは、再就職のことを常に意識し、アンテナを張り、履歴書を作成して援護センターへ提出した頃でした。するとタイミング良く釧路方面遊技業協同組合が事務局長を探しているという話を耳にしました。その後は、援護室長のご尽力で退職日の翌々日から勤務でき、2年を迎えようとしております。
協同組合ですので、「中小企業等協同組合法」や「中小企業団体の組合に関する法律」等に基づき、決算関係書類を北海道知事に提出したり、法務局に登録したりと、今までの職務では経験のない業務が多々あります。もう一つ紹介しますと、30数年の自衛官生活では、業務隊の厚生科が「長期・短期」の掛け金を毎月しっかりと徴収し、健康保険料や年金保険料などの事務業務を行っていてくれましたが、ここでは、社会保険事務所や労働基準監督署に出向き、事業所としての立場で自分の掛け金の申請も行っております。
この業界は、景気の好不調に殆どに左右されることがなく、全国都道府県に51の方面組合があり、全日本遊技事業協同組合連合会が、防衛省の裏手、市ヶ谷左内町にあります。今この業界は「全日本社会貢献団体機構」の設立やパチンコ依存問題の相談機関「リカバリーサポート・ネットワーク」の設立、更には「有限責任中間法人遊技産業健全化推進機構」を設立し、お客様に対して安全・安心な遊技環境の提供と、業界自身の健全化等多様な方面での活動を行っております。つまり、混沌とする日本経済界で如何に生き残るかを模索しているのです。私も業界の一助となり社会に貢献できればとの思いです。
再就職するに当たり、私にも、これから退職される皆さんにも、自衛隊で得た経験と知識があります。この30有余年の経験と知識は、一般社会で十分に通用します。アンテナを張り情報を得、一生懸命にそして真面目に勤務する事が大切な事だと思います。 |
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