5月25日、陸上自衛隊第7師団(師団長・用田和仁陸将)創隊53周年・東千歳駐屯地創立54周年記念行事が行われた。朝から冷たい雨が降り強風が吹いていたが、式典の始まる9時30分には雨も風も止み、約9000人の来場者は熱く見入っていた。
東千歳駐屯地は590万平方メートルという陸自最大の広さを誇り、第7師団は3個戦車連隊を中心とした日本で唯一の機甲師団である。午前9時30分、観閲官である用田和仁師団長の巡閲から始まった。第7師団が東千歳駐屯地で行う日本最大の観閲行進は迫力満点。90式戦車を初めとする参加車両は約400両。参加隊員数は約1600名。
第7音楽隊の演奏の後、約70両の車両を使い模擬戦闘戦が行われた。市街地戦を想定した模擬戦闘戦はあちらこちらで空砲が鳴り響き、白煙が立ちこめる。どこを見ていいのか分らない程贅沢な構成に来場者からは歓声と感嘆の声が止まなかった。 |