3月20日、第13対戦車中隊(中隊長・松木昭彦3陸佐)の廃止行事が出雲駐屯地で実施された。
行事には、自治体、協力団体関係者参列の中、隊旗返還式を行い、佐藤修一旅団長が訓示の中で、「第13対戦車中隊の廃止は、第13旅団の即応近代化を推進し、その組織の効率化・近代化を図ろうとするものであり、戦力の質的向上に必要不可欠のものである。昭和37年対戦車隊として創隊されて以来46年間築き上げられてきた歴史と伝統を終生の宝として継承してもらいたい」(要旨)と述べた。
引き続き記念碑の除幕式が行われ、松木中隊長の手によって幕が下ろされた。
これまで、第13対戦車中隊(常備自衛官定員80人)は、中隊本部及び4個の対戦車小隊から編成され、対舟艇対戦車誘導弾発射装置を装備し、出雲駐屯地に配置されていたが、今般の第13旅団の改編に伴い、第13対戦車中隊を廃止することとなった。
出雲駐屯地では、第13対戦車中隊の廃止及び第304施設隊の縮小改編を実施する一方、新たな脅威や多様な事態へ実効的に対応するという観点から、旅団の情報収集機能の強化を図るため第13偵察隊が増強改編される。
47連隊も隊旗返還
また、25日には佐藤旅団長に、第47普通科連隊(連隊長・森川建司1陸佐)が連隊旗を返還する式典が厳かに行われ、26日付をもって方面混成団の隷下部隊となった。
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