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2008年3月1日号 |
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スポーツよもやま話 |
根岸直樹 |
結束固める岡田・ジャパン |
W杯予選突破目指す |
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岡田・ジャパンは2010年南アフリカW杯予選に勝ち残れるかが、いまサッカーファンの最大の関心事だ。2月に行われた東アジア選手権で、いきなり北朝鮮と1対1の引き分け。続く中国、韓国戦がまずまずの出来だったとはいえ「試合毎によくなってきてはいたが、敏しょう性に欠けていた」(オシム前監督)点が、やはり気に掛かる。
岡田武史監督(51)は、日本代表監督としては2度目の“登板"だ。昨年12月、オシム監督が脳梗塞で倒れた後を引き継いでの復帰。1998年には日本代表をW杯に導いた輝かしい実績がある。
「選手をひっぱたいてでも、自分の目標にそったチームを…というようなことはしたくない。戦いの中で観客に感動を与えるような、いきいきとした躍動感あふれるチームを作り上げていきたい」と話していたのを思い出す。
2010年南アフリカW杯には、32チームが参加する。開催国である南アを含めて欧州、アフリカ、北中米カリブ、南米、アジア、オセアニアから強豪が集結する(北中米、南米、アジアとオセアニアがプレーオフを行う。前回Vチームも予選を戦う)。日本は2組でバーレーン、オマーン、タイと戦い、2位に入れば最終予選への出場権を得ることができる。2月の東アジア選手権は、その第1ステップとしての地盤固めに、絶好の舞台だった。
日本代表はこの後、3月中旬にドイツ合宿をこなし、3月26日の南アW杯アジア3次予選対バーレーン戦に臨む。アジア予選の初戦は、すでに2月6日、タイと対戦し4対1で快勝しているが「何が起こるか分からないのがW杯だ」と岡田監督がもらしていた。続いて5月にキリン杯をこなし、6月に入るといよいよアジア第3次予選第3、4、5、6節(対オマーン、バーレーン、タイ)を戦う。
「アジア選手権(2月の中国・重慶)は反日感情の強い中、全試合アウェー状態で戦った。アンフェアなレフェリーの判定、そして相手のラフプレー、観客のブーイング、ヤジ…。中国人サポーターの暴挙が目に余ったが、それを苦戦の原因にしたくない。とにかくシャカリキにやることが肝心。チーム全体に安定感が出てきたし、選手もやる気十分。いまある戦力で最高のパフォーマンスができることが理想です。守備型の選手で攻撃的にやろうとしても、またその逆でもダメ。最初から“これが理想"と固定しない方がいいと思う」
家族は夫人と2男1女。「家族が支えてくれたからこそ、指導者としてもここまでこられた。プレッシャーもあるし、耐えられないような批判も受けたが、最後のよりどころは家族だ」と振り返る。
「指導者というものは、どこまでも勉強し続けていかなければならない」という岡田監督率いるW杯日本代表の今後の戦いぶりに注目していきたい。 |
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HOME's English Class |
(防衛ホーム英語教室) |
HE HAD ME IN STITCHES! |
ヒー ハド ミー イン スティチーズ |
大笑いさせてくれたよ! |
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Hi! How are you doing? 皆さん、お元気でしょうか。春一番が吹きましたね。いよいよ春です。花屋の店頭にも大島桜が並べられていました。桜の開花が待ちどおしいですね。今年は、素晴らしい桜になりそうですね。
さて、今回の表現は、He had me in stitches「大笑いさせてくれたよ。」です。Hadはhaveの過去形で、この場合は人を〜させるという意味ですね。In stitchesは、決まり文句で「抱腹絶倒する、笑いこけて」という意味です。直訳は、「彼は私を抱腹絶倒させた。」になります。Stitchは、もともと「一針、一縫、編み目、布、製本のトジまたは動詞で縫う」という意味です。人のところを、me,them,usとか変えて状況に合わせて使ってください。
インフルエンザの流行もありますが、花粉もかなり飛翔し始めているようです。アレルギーを持っている人は少し厳しい季節ですね。体調に気をつけて、寒さを乗り切りましょう。春はもうすぐそこですから。外出から帰ったら手洗い、うがいの励行は効果がありますよ。
それでは、皆さん。See Ya!
〈スワタケル〉 |
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防衛ホーム 俳句コーナー |
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流し雛追ひつ追はれつ急ぐなく 亀田多珂子
遅れじと棹の波うち鶴帰る 江田雅子
木枯にちぎれ飛ぶごと海猫の群 中矢岳子
店奥に雛を飾りし島蕎麦屋 西村爽風
町中が翳りて基地の草を焼く 紺野透光
雛納むショパンの曲を聞きながら ジョンズ美加子
春灯やいまだ使へる糸切歯 山内瑞江
雨粒を溜めては零し初桜 和田渓山
蝌蚪生るる声なき声の賑へり 小野道子
花むしろ明日も働く手で敷ける 大平光枝
古雛のその目差の祖母に似て 棚橋活明
門前に草餅を売り線香売り 江上敏子
照れもしてバレンタインの包解く 井戸田盛男
舟浮べ湖上へ展べし松手入れ 神谷正紀
朝桜見上ぐ彼方に天守閣 栗原 勝
白梅の月下に仄と浮びをり 飯田昌也
桃の日の歌口ずさみ針仕事 鈴木和加恵
花吹雪席譲られし朝のバス 宮崎 薫
帰心あるものすべて 翔ち水の春 和仁里美
花種の袋にありし花言葉 青木敏夫
恋らしき恋知らず老い春の山 榎本木作
袴付け容姿を正す土俵かな 永井恒子
ほのぼのと独り暮らしにつばめ来る 細野清子
点滴の母の足撫づ春の暮 福満千登世
別れきて夜霧のバスを待ちにけり 鈴木吟悠
隧道のぽかり口開け芽吹山 渋谷乃里子
舌絡め牛の草食み風光る 榎 利美
選 者 吟
急ぐなく且つ小走りに春の波 成川雅夫
(「栃の芽」誌提供)
「栃の芽」誌をご希望の方は〈栃の芽会連絡先=畠中草史氏電話042・796・0961〉へご連絡下さい。 |
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イラク派遣を終えて |
《シリーズ》 |
南西航空警戒管制隊 南防群警通隊 3空曹 芹澤豊孝 |
海外派遣は人間を成長させる |
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3月12日、息も凍るほど寒い小牧を出発し、灼熱の砂漠が待つクウェートへ向かった。異国の地に降り立つと周囲に緑は無く、空も地上もデザート色の景色が広がっていた。葉に砂が被っているせいか緑が茶色に見える。そして、日差しは痛いが日本のように蒸し暑くもなく、不思議な臭いが漂っていた。
景色に圧倒されながらも、休む暇も無く勤務が始まった。私の任務は通信機材等の保守整備である。通信機材には日頃から細心の注意が必要である。なぜなら通信機材が故障することで、本邦との連絡手段や情報の送受が遮断され、砂漠の中に孤立してしまうからだ。機材の主な故障原因はこの国特有の砂塵であり、整備を怠ると機材に砂が積もって故障の原因となる。整備の積み重ねが故障排除に繋がる。見慣れない機材と馴れない作業で、なかなか上手くいかないが仕事にやり甲斐があり、満足感で一杯になる。この他にも日本では体験できない作業が毎日舞い込んでくるため大変である。
そんな状況を耐え抜くには気分転換が必要不可欠である。部屋でビデオ鑑賞や読書をしてゆっくりする人、ジョギングや米軍地区でのクラブ活動などに参加し、体を動かして気分転換する人もいる。
私の場合は、サルサ教室に通い気分転換した。日本ではダンスなどしたことがなく興味も無かったが、やってみるとこれが意外に面白いのである。サルサのステップは4拍子のカウントにしっかりと合わせ、8分刻みで基本のステップを繰り返し踏む。「ワン!ツウー!スリー!パス」「ファイブ!シックス!セブン!パス」とカウントしながらいろいろなステップの練習をする。ステップがスムーズにできるようになると男女のペアで練習することになる。ここで大問題が発生である。ダンスの練習が通訳なしで、マンツーマンの英会話教室に変わるからだ。しかしパートナーになった方は、私が英語を話せないと分かっても嫌な顔もせずに一生懸命教えてくれた。当地に到着した時は、英語が出来なければどうしようもないと思っていたが、ジェスチャーを使い、単語を言うだけでも相手に通じることが分かりとても良い勉強になった。
異国の地での勤務は生活環境の違いなどがあり、楽ではないが自分を成長させる場でもあり、新しい自分を見つける場でもあると思う。海外勤務の経験のない方は、是非、希望して下さい。 |
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