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2008年3月1日号 |
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中学生が自衛隊で職場体験 |
総合学習発表会で感想語る |
《板妻》 |
学びを通して再発見 |
富岡中学校1年 渡辺佑基 |
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私は今まで、働くとは大人になればしなければいけないことだと思っていて、それ以上何も思いませんでした。職場見学で自衛隊に行き、さまざまなことを知ったり体験したりしました。自衛隊でビデオを見せてもらい、その仕事や役割について知りました。またその仕事や役割がどんなに重大なことを果たし、地域などにどのような影響があるのかということを知りました。
まず自衛隊がただ訓練をしているのではなく、車などの乗り物を運転したり、限られた食料と水で訓練するという本格的な訓練があるということも知りました。自衛隊という仕事は自分や家族のことはもちろん、地域や国、世界にまでも関わっているということが分かりました。
この職業見学で仕事のことがいろいろと分かりました。お金をかせいで家族を養うためだけではなく、地域や国のためでもあること、ただつまらない仕事をして過ごすのと、楽しくて生きがいのある働き方とがどんなに違うのか、などです。そして働くというのはコミュニケーションがうまく取れるか取れないかで、どのように違ってくるのかよく分かりました。昔はしっかり意識していたあいさつも、社会では大切なことだということを改めて実感しました。それにどんなにいやで辞めたいと思った仕事でも、それが周りでは役に立っているということに気が付けば、その仕事にやりがいを感じてくるということが分かりました。これからは「働く」ということを真剣に考えていきたいです。 |
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大人はなぜ働くのか |
富岡中学校1年 茂津目 舞 |
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職場見学の日には、いろいろな仕事の様子を見ることができました。特に自衛官は体を使う仕事で、いろいろな訓練をするのだそうです。いざという時には出かけて行って、災害の救助をしたりします。とても大変な仕事だと思いました。
私の父も板妻駐屯地で働いています。毎日遅くまで仕事をして帰ってきます。職場見学に行ってから、働くということについて考えるようになりました。そして家族のために一生懸命働いてくれて、感謝をしたいと思いました。それから、私も将来何かの仕事をしなくてはいけないので、これからは働くということについて、考えていこうと思いました。
大人はなぜ働くのか、私が考えたことは2つあります。1つ目は、家族のために働くということです。いつも遅くまで仕事をしている父や母の姿を見ていると、どんなに忙しくてもがんばって私たちのために働いているんだなと思いました。2つ目は、人のために役に立つ、そのために働いているということです。自衛隊は国のため、人のために働いていてすごいと思います。私の父もいろいろな人のために働いているので、これからも頑張ってほしいと思いました。
私は将来どんな仕事をしようか、まだ考えていません。でもこれからは、いろいろな職業についてたくさん調べたいと思います。そして大人はなぜ働くのか、私が考えた2つのことを大切にして、将来の仕事を見つけたいと思います。 |
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災害時における自衛隊の仕事 |
富岡中学校1年 竹田真人 |
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自衛隊というと、いつも訓練しているイメージがわくと思います。でも自衛隊は訓練ばかりしているわけではありません。自衛隊が海外に行っているのはよく見ます。国内でもしっかり活躍して私たちの生活を支えてくれています。
災害、これは防ぎようがありません。災害時では、自衛隊はすごく活躍しています。しかし私には不思議に思うことがあります。災害は危険で、とても大変な仕事をしなくてはいけません。そんな大変な所に、どうして飛び込んでいけるのでしょうか。
地震が起こると家や崖が崩れ、道路を歩くだけでも危ない、そんな中で自衛隊がしている仕事はたくさんあります。救援物資を届け住民を救助したり、仮設住宅を建てたりします。しかしその仕事をするということは、危険に飛び込んでまでも住民たちを救助するということなのです。
また地震が起こって、自分たちのみに危険が降り注ぐかもしれないのに、なぜそのようなことができるのか。その理由を私は少しだけ聞くことができました。「自分たちも危ないかもしれないけど、自分が行かなきゃ行けない」そんな気持ちを持っているから行けるのです。自衛隊の方々はそう教えてくれました。
次に台風の時の仕事についてです。大型台風が来ると、家の中にまで水が来て山は崩れ川はあふれ、大変なことになります。そんな中での自衛隊の仕事は、お年寄りや家に取り残された人々を助け、行方不明の人の捜索、川に堤防を作る等これもまた多くの仕事があります。家まで壊されてしまうほど水の力は強いので、いつも危険がともなっています。
「人を助けたい気持ち」があるから、自衛隊は危険があっても災害時に仕事をしていることがわかりました。このようなことは見習わなくてはいけないと思います。地震や災害の時、自衛隊はなくてはならない仕事をしていることがわかりました。自衛隊は私たちの生活をしっかりと支えてくれています。 |
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仕事について |
34普連4中=板妻 陸士長 坂口忠洋 |
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私たちは生まれた時から様々な組織や集団に属し、その中で助け合い協力しながら生活しています。仕事に対する考え方は人それぞれで、様々な仕事観、価値観があります。ここで私の仕事に対する考え方を述べたいと思います。
希望する組織に入れた人、夢破れてやむなく落ち着いた人、成り行きで入ってしまった人、入隊の動機は何であれ仕事をする意味を考えた場合、一番大切なのは組織に入ってからだと思います。上司や同期、後輩たちと、訓練の中でどのような人間関係を築いていくか、中隊や小隊で必要とされる人間になれるのか、そして仕事を楽しむことができるかが大切だと思います。そのためには、どうしたらいいのか。何が必要なのか。それは、「積極的な心」だと思います。
消極的に働くのか。または積極的、主体的に働くのか。この違いは大変重要です。人間は受け身になればストレスが溜まります。積極的、主体的に働くのです。自分に合った仕事など簡単に見つかるものではありません。自分に合った仕事を探すのではなく、自分が仕事に合わせるのです。よほどの例外を除き、自分に合わない仕事などないと私は思います。どれだけ積極的に取り組んでいけるか、そこに全てがかかっていると思います。
しかし全てのことに積極的に取り組んでいける程、人間の心は単純ではありません。そんな時、どう気持ちを切り替えたらいいのか。何かひとつ自分の得意分野を持っておくと良いかもしれません。射撃や障害走、市街地訓練や野戦訓練、格闘訓練や駆け足、その得意分野との共通店や接点を探したり、相違点について深く考えたりすれば視野が広がり、訓練に対する見方が変わるかもしれません。
そしてもう一つ、自分なりの趣味を持つことです。旅行、釣り、スポーツなどのアウトドア、ゲームやDVD、読書、お酒などインドアでも、自分だけの密かな楽しみを持つ。そうすれば気が晴れるし、ストレスを忘れることができるのです。趣味を持つということは、人生においてかなり重要なポイントです。
自分が働く時、積極的に取り組む姿勢があれば、生活は充実し、幸福につながるかもしれません。そして何より、これが自分の天職だと気づくかもしれません。 |
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「頑張っています」新しい職場 |
活躍するOB シリーズ |
大成建設 長崎営業所 米山政晴 |
米山氏は平成19年1月、長崎地方協力本部を3陸尉で定年退職。54歳 |
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私は平成19年1月、自衛隊長崎地方協力本部勤務を最後に定年退職し、現在は「大成建設長崎営業所」において、運転手として勤務しております。運転と車両の管理が私の主な業務でありますが、勤務する上で普段心がけていることは、車を利用される皆さんに気持ちよく働いていただくため、身の回りの環境を整え、また接客等自ら出来ることは積極的に行っております。
入社当初は、自衛隊と民間企業の違いに戸惑いを感じ苦労しました。しかし、自衛隊で培った状況判断能力を活かし、状況に応じた柔軟な思考力をもって業務に取り組んだ結果、自衛官としての経験が一般社会でも十分通用することが分かり、少し自信が持てるようになりました。
そこで、これから定年を迎える皆様方に申し上げたいことは、再就職は誰もが直面する大きな問題です。私自身、業務に追われ再就職を意識したのは退職1年前でしたが、援護センターのご尽力により、運よく適職にめぐり合うことができました。しかし今思うと、少しでも早く再就職への準備を行うべきだったと反省しております。定年を迎えられる皆さん、自分自身の長所・短所を把握し個性を失わず、目標を持って、少しでも早い時期から積極的に再就職に取り組んでいただけたら、きっと自分自身に適した第2の人生が開けると思います。 |
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