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自衛隊ニュース   2008年2月1日号
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「自らを守る気概で」
陸幹候校・西部方面隊を研修
防衛記者が訓練の一環にチャレンジ
陸幕広報主催
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 陸幕広報室(室長・岸川公彦1佐)は1月18、19の両日、西部方面隊への防衛記者会研修を行った。
 18日、記者一行は入間基地から福岡空港を経て、豊留廣志西方広報室長の案内で久留米市の陸自幹部候補生学校に到着。番匠幸一郎学校長をはじめ幹部の出迎えを受けた。暖かく穏やかな晴天の中、慰霊碑に献花、記帳したあと、改めて番匠学校長を表敬した。番匠学校長自らのブリーフィングや会食(心のこもった隊員手作りの久留米ラーメンなど)に続いて、戦闘服に着替えた記者一行は、藤山射場へ向かい、幹候校学生の武装障害走を見学。記者の中には、「自ら国を守る気概」で果敢にも囲壁やロープ渡りなどに挑戦する者もいたが、生まれ持った能力と日頃の鍛錬の違いからか、己の非力を痛感した様子だった。
 幹候校の記念品が贈られ、番匠学校長の見送りを受けながら記者一行は、マイクロバスに搭乗、次の目的地である西方総監部へと向かった。西方総監部玄関前で、太田牧哉副長の出迎えを受けたあと、輪倉昇総監を表敬、和やかに懇談した。次いで、輪倉総監とともに記念撮影し、一日目の研修を終えた。
 翌日午前中は、西方総監部が所在する健軍駐屯地内で、太田副長と豊留室長からブリーフィングなどを受けたあと、射撃シミュレーター研修やイラクで活躍したLAVの体験搭乗、災派時などに使用される人命救助セット研修を行った。
 会食に続いて午後からは高遊原分屯地に移動、西部方面航空隊を研修した。好天に恵まれ、CH-47に搭乗した記者一行は、雲仙普賢岳を眼下に、しかも間近に見る約1時間のフライトを大いに楽しんだ様子だった。特に、今だに蒸気や煙が立ち登る雲仙普賢岳の鬼気迫る迫力には終始圧倒されるとともに、噴火時に犠牲になられた方々の御冥福をお祈りした。
 今回の記者研修を通じて、記者自身が隊員と行動を共にすることで、お互いに分かり合える面が多々あると感じた。是非これからも、こういう記者研修を続けていってもらいたいものだ。

東国原宮崎県知事、えびの駐を初訪問
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 えびの駐屯地(司令・兒玉健二郎1佐)では1月17日、東国原英夫(ひがしこくばる・ひでお)宮崎県知事の訪問を受けた。
 この日は晴天に恵まれ、駐屯地各部隊長の出迎え、記念撮影の後、駐屯地本部隊舎屋上及び駐屯地司令室で、駐屯地司令から概況説明が実施された。
 その後、基本訓練で駐屯地全隊員に対し、日常の訓練に対する労いの言葉とともに、西諸県(にしもろかた)地区の災害復旧・救助などに対する感謝の言葉、また「この国家を守っているという高い志を認識し、誇りをもって訓練・任務に従事していただきたい」との激励の言葉があった。
 この訪問は、知事就任後約1年となる東国原知事の駐屯地初来訪であり、短い時間ではあったが、えびの駐屯地の状況を直接、現場で確認してもらうことができ、非常に有意義なものとなった。
 県知事は、駐屯地全隊員の拍手に見送られ、駐屯地を後にした。

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