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自衛隊ニュース   897号 (2014年12月15日発行)
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国際緊急援助空輸隊等ガーナへ
空自KC-767空中給油・輸送機
エボラ出血熱
個人防護具2万着
小牧を出発
 西アフリカにおけるエボラ出血熱の流行に対する国際緊急援助活動に必要な物資の輸送に関する自衛隊行動命令が11月28日に発出された。それを受け12月5日、吉浦健志一陸佐を指揮官とする現地調整所要員4人がガーナ共和国に向けて出発、12月6日には野中盛空将補を指揮官とする西アフリカ国際緊急援助空輸隊10人が空自KC-767空中給油・輸送機でガーナ共和国へ個人防護具約2万着を輸送するため、航空自衛隊小牧基地より飛び立った。

YS-67、東方で実施中
日米で約6500人が参加

 陸上自衛隊東部方面隊は12月2日から15日まで朝霞駐屯地で「平成26年度日米共同方面隊指揮所演習(YS—67)」を実施している。日本への武力攻撃事態を想定したシナリオに基づき陸自と米陸軍などが共同対処する場合の指揮兼幕僚活動をコンピューター・シュミレーションにより訓練するYS演習では、これまでと異なり陸幕長岩田清文陸将と米太平洋陸軍司令官ブルックス大将が統裁官を務めることで東部方面総監の磯部晃一陸将と米陸軍第1軍団長ランザ中将を演習部隊の指揮官に、より演習に専念できる環境を新たに導入した。
 これにより「指揮官・幕僚組織の演練」の質の向上と日米の相互理解、意思疎通の深化、相互運用性のさらなる向上を目指し、日米両国で約6500人が参加する演習となっている。
 演習は着上陸侵攻する敵部隊の撃破、離島奪還のための水陸両用作戦、弾道ミサイル、サイバー攻撃、不正規テロ攻撃などの複合的な脅威への対処を想定し、日米が共同して作戦を実施する際の日米それぞれの指揮系統の流れを実戦に即して演練している。
 8日に行われた訓練開始式で磯部総監は「米軍はかけがえのないパートナーであり、YSは日本の防衛、アジア太平洋地域の安定を考えるうえで重要な一翼を担うといっても過言ではない」とYSの意義を強調し、ランザ中将も「演習を通じたパートナーシップは日本の防衛や日米の同盟関係に寄与するものだ」との考えを示した。
 また、今回からオーストラリア陸軍の5人がオブザーバーとして参加、うち3人を初めて統裁部要員として実地研修させるなど今後の日豪、日米豪関係を見据えた試みにも取り組んでいるのが特徴だ。
【YS—67ロゴ「天地人」】
 磯部総監の当演習に込めた思いを表現する孟子の言葉。「時間的要素を味方につけ、地の利を最大限に活用し、チームワークにより勝利を勝ち取る」。これは米軍のミッションコマンド「相互信頼を通して団結したチームを作る」と相似している。

○YS-67の概要;
期間:平成26年12月2日〜15日
訓練場所:陸上自衛隊朝霞駐屯地
統裁官:自衛隊側:陸上幕僚長 岩田清文陸将
   :米軍側:米太平洋陸軍司令官ビンセント・K・ブルックス大将
部隊指揮官:自衛隊側:東部方面総監 磯部晃一陸将
     :米軍側:第1軍団長 スチーブ・R・ランザ中将
実施部隊:自衛隊側:東部方面隊、陸上幕僚監部、東部方面総監、中央即応集団、海上自衛隊、航空自衛隊、統合幕僚監部
    :米軍側:第1軍団、海軍、空軍、太平洋陸軍、在日米陸軍等
参加人員:自衛隊側:約4,500人
    :米軍側:約2,000人


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