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自衛隊ニュース   2012年1月15日号
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奈良地本部長が災害派遣講話
中学生に体験談や教訓伝える

 奈良地本(本部長・齋藤裕事務官)は11月4日、第4施設団本部広報室の支援を受け奈良県黒滝村黒滝中学校で講話を実施した。
 黒滝村は昨年に紀伊半島南部を襲った台風12号による人命にかかわる大きな被害は出なかったが、西に五條市が隣接し、南に十津川村があり、この災害では救助における要地となる県中央の山間部に位置している。この講話は、先の東日本大震災以降、自衛隊の災害派遣活動が注目され、自主防災意識が高まっている中、黒滝中学校及びPTAからの要望を受け実現したものであり、第4施設団本部広報室長の西1陸尉が講話した。
 当日は、全校生徒22人と父兄及び教諭等、51人が参加した。まず水口校長の挨拶及び講師の紹介に始まり、次いで講師が陸上自衛隊の概要、陸自の派遣状況及び第4施設団の災害派遣活動を、DVD映像を交え紹介した。この中で西1尉は派遣間の体験談、教訓及び自主防災の重要性について話し、最後に生徒に対して「普通に生活が出来ることのありがたさに感謝すべき」と語りかけるとともに、「被災された人々の分まで勉学とスポーツに頑張って下さい」と締めくくった。この言葉に対し全聴講者が説得力のある講話を聞き感銘を受けた様子だった。
 講話に参加した生徒からは、「自衛隊のことが少しわかり身近に感じた」「自衛隊があるから安心して生活できます」などの声が聞かれた。最後に水口校長からお礼の言葉が述べられ、参加者全員から拍手があがり、講話を終えた。
 奈良地本は、「今後も近傍所在各部隊と連携し、若年層に対して自衛隊をPRし募集広報に繋げていきたい」と話している。


来館者4000人を達成!!
神奈川地本・広報センター

 神奈川地本(本部長・杉山義和1海佐)は12月5日、神奈川地本広報センター開館以来4000人目の来館者を迎えた。広報センターは平成20年3月、横浜市中区への本部庁舎移転と同時に開館し、「守りの情報発信基地」をキャッチフレーズに地本の業務紹介をはじめ、写真パネル、制服展示、パンフレット配布などにより、防衛省・自衛隊の活動をわかりやすく紹介してきた。開館当初はわずかな来館者だったが、少しずつ展示物の充実を図るとともに、広報センターの魅力化を検討し、イベント開催やキャラクターの考案等を通じて年間1400人を超える来館者を迎えるに至った。
 4000人目の来館者は、度々同センターを訪れている横須賀市在住の45歳の男性。4000人来館記念として、企画広報室長の平原幸男1陸尉から記念写真と記念品が贈られた。男性は「いつも広報センターのイベントを楽しみにしています。今後も自衛隊の活躍を期待しています」と感想を述べた。
 神奈川地本では「今後も趣向を凝らした運営により来館者数の増加を図り、広く自衛隊の活動を紹介していく」としている。


長渕剛さんに感謝状
東日本大震災
派遣隊員の士気高揚に貢献
授賞式後は隊員と気持ち一つに7曲熱唱

 一川防衛大臣は12月20日、隊員の士気高揚に貢献したとして歌手の長渕剛さんに特別感謝状を贈呈した。長渕さんは昨年4月、空自松島基地で激励ライブを行うなど、東日本大震災の対応で懸命な活動を続ける隊員を激励していた。
 感謝状を受け取った長渕さんは、「この賞はみんなの力、結集、結束でいただいた。そんな思いで感謝状を僕は抱きしめた。来年は自衛隊員の皆さんが僕らに対して、もっと希望のともし火や絆、連帯をたくさん僕らに見せつけていただきたい」とあいさつ。続けて、ボルテージが上がった隊員を前に「乾杯」「とんぼ」を含む全7曲を熱唱した。鎮魂の思いを込めた新曲「ひとつ」では、その中で「絶望の中をさまよっていた時に、みんなの活動、みんなのまなざし、みんなの力は、僕にとって本当に希望だった。皆さんは日本の誇り。僕の誇りだ」と自衛隊員に向けて熱く感謝の気持ちを述べた。


募集対象者等が空の散歩楽しむ
佐賀地本

 佐賀地本(本部長・海和干城事務官)は12月4日、西部方面ヘリコプター隊第3飛行隊の支援を受け、目達原駐屯地で体験搭乗を実施した。
 この体験搭乗は募集対象者、募集協力者及び援護協力者を対象にしたもので、特に募集対象者に対しては、間近で隊員の活動状況等に接してもらうことで、自衛隊に対して親近感を抱いてもらう事を目的に計画された。
 当日は、澄みきった青空のもと飛行隊隊員による搭乗前教育後、輸送ヘリコプター(CH-47JA)1機による2回の体験搭乗が実施された。参加者はフライト中、操縦席を見学したり、眼下に望む佐賀市内を写真撮影するなど思い思いに楽しんでいる様子だった。また、フライトを終えた参加者からは「操縦席を間近に見られて感動した」「上空から自分の住んでいるところが見えた」などの声が聞かれ、約30分間の空の散歩に満足した表情を見せた。
 佐賀地本では、「この体験搭乗を通じ、募集対象者に自衛隊に対する親近感の醸成、募集協力者及び援護協力者に対する理解と協力を大いに深めた一日となった」としている。


演奏会で広報展
山形地本
6師団と協力して子供たちにPR

 山形地本(本部長・小泉秀充事務官)は11月19日、山形県県民会館で実施された、第36回陸上自衛隊第6師団定期演奏会の会場で広報展を実施した。

募集コーナーを開設
 当日は、小雨混じりの肌寒い天候にもかかわらず、演奏会を楽しみにしていた多くの市民等が来場した。山形地本は募集相談コーナーを開設し、防衛省パンフレットや各種募集ガイダンス資料、予備自衛官パンフレット等を配布した。また、山形地本キャラクター「地本さくらんぼちゃん」のパネル板を設置したり、子供たちにはキャラクターシールや塗り絵をプレゼントし、演奏会を盛り上げた。山形地本は6師団との調整により、県内小・中・高等学校に対する招待状を配布、更に演奏会当日は演奏会で共演した中学生約40人に対し自衛隊グッズをプレゼントするなど、6師団と一体となった広報を展開した。
 山形地本では、「引き続き県内各地域における様々な機会を活用し、募集・援護広報、特に育てる募集を積極的に行っていく」としている。


部隊見学に「貴重な体験」の声
鳥取地本

 鳥取地本(本部長・住谷正仁1陸佐)は12月8日、日本原駐屯地で県内の募集対象者ら16人に対して部隊見学を実施した。
 当日は第13戦車中隊の支援を受け、74式戦車の試乗が行われ、参加者は約10分間の戦車試乗を堪能した。試乗を終えた参加者の中には入隊予定者もおり、初めての体験に「貴重な体験をさせてもらいました。入隊したら戦車の部隊を希望します」「やっぱり本物は迫力があり、思ったよりもスピードが速いですね」など感激の声が聞かれた。
 戦車試乗後は資料館見学と体験喫食が行われた。特に体験喫食では、参加者は食事のボリュームに驚き、満足した様子を見せた。この体験で、多くの対象者らが今まで以上に自衛隊に興味を抱き、また深く関心をもったようだ。
 鳥取地本では「今後も各種イベントや部隊見学等を実施し、募集対象者等に広く自衛隊の活動や装備等を理解してもらい、多くの志願者発掘に努める」としている。


恒例の門松づくり
山口地本

 山口地本では12月26日、伝統継承の観点から、休暇中の有志部員7名を総動員して恒例行事の「門松づくり」を行った。山口地本では、「新しい年を迎えるにあたり、邪気をはらって心機一転、部員の絆を一層深め、何事にも挑戦していく決意です」と話している。


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