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スペーサー
自衛隊ニュース   1098号 (2023年5月1日発行)
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「頑張っています」新しい職場
活躍するOBシリーズ

大分ビルサービス(株) 吉光弘幸
吉光氏は令和3年1月に陸自湯布院駐屯地業務隊勤務を最後に1陸尉で定年退官。56歳(記事作成時)
 私は、現在大分ビルサービス株式会社で施設警備員として勤務しています。
 再就職にあたって、自衛隊という限定された環境しか知らないため、不安を感じることもありましたが、駐屯地援護センターから求人情報をいただき、自分に適した会社を紹介してもらいました。
 当社の業種は、ビル清掃、警備業務で長きにわたり退職自衛官を採用し、今後も継続的な採用も見込まれます。現在、退職陸上自衛官がパートを含め18名勤務しており、研修を受け即現場勤務となりますが、経験豊富な先輩方が「明るく元気」をモットーに懇切丁寧にサポートしてくださる体制も整っており、福利厚生も充実し安心できる勤務環境です。
 仕事内容は、銀行内及び関係会社の車両出入管理や巡回業務と併せて受付業務等を実施しておりますが、お客様対応においては、対応要領を考察し迅速な対応に努め、お客様から「お疲れ様、ありがとう」の言葉をいただけると、とても嬉しくやりがいを感じる現場です。
 後輩、退職予定隊員の皆様、再就職に必要なものは健康、コミュニケーション能力、謙虚な気持ちだと思います。特に健康管理には十分注意してください。
 そして、自衛官として培った経験は、再就職先でも必ず役に立ちます。自衛官であったことを誇りにして再就職をして下さい。また、積極的に駐屯地援護センターに足を運び情報収集することこそが人生の再出発には重要です。早期に再就職に対する目標を定め、その目標に対する準備(免許取得等)に万全を期してください。
 最後になりますが、再就職でお世話になりました自衛隊大分地方協力本部援護課(援護センター)並びに湯布院駐屯地援護センターの皆様に感謝申し上げますとともに、全国で活躍されている隊員皆様のご活躍を祈念いたしております。

目標達成へ! 地本出陣式
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原点回帰・誇りと絆 <東京>
 東京地方協力本部(本部長・山下博二陸将補)は4月13日、年度の開始にあたり、任務完遂の気構え及び一体感を醸成するとともに、各種目標達成と東京地本の飛躍を期することを目的として、「出陣式」を実施した。
 初めの「達磨の目入れ」では、令和4年度、東京地本を見守ってくれた大きな達磨に、1年間の感謝を込めて本部長が目入れを行った。続いて今年度の新たな達磨には、各課室長、各地区隊長、最先任、副本部長、来賓、本部長が一筆ずつ目入れを実施し左目を完成させた。
 本部長訓示では、「新年度の達磨には、東京地本としての『原点回帰』と『誇りと絆』を祈願し、背中には兎年にあやかり『飛躍』をしたためた。引き続き、東京地本隊員一丸となって新年度へ向けて総力を結集して行こう」と述べた。
 また、来賓を代表して東京地本募集相談員連絡協議会会長の●橋章夫氏から祝辞が贈られるとともに、各課室の代表者が新年度に向けての初心表明を行った。
 締めを飾る「鬨の声」では、自ら立候補した新小岩募集案内所の森2曹が「本部長指揮のもと、所属隊員の力を結集して、誇りと絆をもって目標達成に全力を尽くさなければなりません」と述べた後、力強くあげた掛け声に、全隊員が勇ましく声を響かせ出陣式を終了した。
 東京地本は、今後も全隊員が一丸となって「原点回帰」及び「誇りと絆」を念頭に職務に邁進していく。
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目標一丸! 笑顔とユーモアで <札幌>
 札幌地方協力本部(本部長・佐藤和之1陸佐)は、4月11日、3年ぶりに全部員240名が一堂に会して令和5年度「総員訓練」を実施した。
 当初、令和5年度部務運営についての本部長訓示を実施し、それぞれの立場で任務達成に向けて取り組むことを要望するとともに、「目標一丸」の方針のもと自ら部員の先頭に立って職務に精励することを訓示した。訓示後、課等の長より部務運営計画の細部を説明した。また、服務指導、情報管理及び安全保障3文書の概要について教育し、部員共通に必要な識能の向上を図った。
 さらに、出陣式を行い、課等の長および所隊長による決意表明の後、本部長自らの「北海道、所命完遂 先進、目標一丸!札幌地本、行くぞ!」の掛け声に続いて、全部員で空挺流の声出しを行って目標達成を誓った。
 昼食に真駒内駐屯地の自慢メニュー「藻岩山ラーメン」で腹ごしらえをした後、午後からは「チャレンジポスターラリー」を実施し、JR札幌駅・大通・すすきの周辺の募集対象者が集う各種店舗等を中心に部員総出で各担当地域に出向いて、自衛官募集のポスター等の掲示を依頼し、昨年まで協力いただいた店舗のほか、今回、新規に178軒の掲示店舗等の協力を得て、募集採用情報の発信を行うことができた。
 札幌地本は、佐藤本部長の統率の下、全部員「一丸」となってあらゆる創意工夫をこらし笑顔とユーモアをもって「目標」を達成すべく全力で任務に邁進する。
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駐屯地初の女性自衛官定年退官
夫の支えに感謝伝える <玖珠>
 玖珠駐屯地業務隊(隊長・上久保隆二2陸佐)は3月17日、玖珠駐屯地業務隊に所属する朝倉直子陸曹長の退官式を挙行した。
 朝倉曹長は23年の永きにわたり、玖珠駐屯地で職務に従事してきた隊員であり、玖珠駐屯地で定年退官を迎える初めての女性自衛官となる。
 また、朝倉曹長は6人の子供の母親であり、自衛隊の職務を遂行しつつ立派に子供を育てた。
 当日は天候にも恵まれ、退官式では晴れ晴れとした表情で、元自衛官であったご主人と共に出席した。
 業務隊長からのお祝いと労いの言葉が贈られた後、朝倉曹長はご主人にこれまで支えてくれた事への感謝の意を伝え、花束を渡した。
 その後、ご主人と共に温かい雰囲気の中、拍手に包まれながら式は終了した。
 玖珠駐屯地は「朝倉曹長の永きにわたり国防の任務に従事された御労者に対して敬意を表し、第2の人生のご健勝とご多幸を祈念申し上げるとともに、駐屯地の女性隊員が朝倉曹長のように生き生きと活躍できるよう応援していく所存である」としている。
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新入社員 初仕事は… 体験入隊! <18普連>
 第18普通科連隊(連隊長・聖徳猛1陸佐=真駒内)は、4月4日から4月6日までの間、民間企業の新入社員2名を対象に、新型コロナウイルスの影響で約4年振りとなった隊内生活体験(体験入隊)を実施した。
 体験入隊者は着隊するや、早速着慣れない迷彩服に身を包み、緊張の面持ちでまずは入隊式に臨んだ。その後、人生で初めて教わる基本教練では「気を付け」「敬礼」「直れ」「休め」の号令に当初は戸惑いぎこちない動作であったが、約1時間の体験で節度ある動作に変わり、現職隊員にも負けず劣らない練度にまで到達した。
 2日目の12キロ徒歩行進体験では、履き慣れない半長靴で高低差の大きい演習場内を悪戦苦闘しながら行進したが、途中の大休止において喫食した戦闘糧食は「美味しい」「毎日食べたい」など、とても好評であった。行進終了の直前には、仲間が負傷したという想定で状況が付与され、各体験入隊者は疲労困ぱいの中最後の力を振り絞って負傷者を担架に乗せ、目的地まで搬送したところで状況終了のホイッスルが鳴り、全てのカリキュラムを終了した。
 3日間の隊内生活体験を終え、体験入隊者から提出された所感文では、今回の体験入隊実施に対する感謝や、自衛隊を尊敬する気持ちを始め、今後体験してみたい訓練内容や要望事項について正直な感想が綴られており、今後の体験入隊を企画する上で参考となる意見を得た。
 連隊は、引き続き各種広報施策を通じ、自衛隊が真摯に取り組む姿を幅広く部内・外に発信していく。

防衛ホーム 俳句コーナー

由良の戸を一望の丘句碑涼し     増田 直美
初夏や児ら放流す鮭の稚魚      吉川 道男
追水にまだ落ちつけぬ植田かな    木通 佳子
カーネーション見る度子らの顔浮かぶ 西田真由美
田の神の来たまふ径の溝浚      井戸田盛男
伽羅蕗の煮詰る匂ひ御師の宿     折口 桂子
由良望む句碑に尾を跳ね桜鯛     山岡仁美子
四万青しダム湖に映る山若葉     平井 尚平
プリンセス美智子の薔薇の姿色かな  杉山ふく美
駅舎より改札抜ける夏燕       森  敦子
雨あがり狭庭に来たり四十雀     牧  浩子
小宴に集ひ卒寿の春惜しむ      岩原 滋利
ラケットを自転車籠に若葉径     後藤知朝子
緋袴の巫女垣間見ゆ青楓       深沢 矩子
奈良井宿五平餅手に余花残花     福田 郁子
紅き薔薇届く卒寿の誕生日      松野 藤枝
弟と筍飯を分け合ひし        森  謙二
水影の揺るる四阿風薫る       水越 千里
選 者 吟
蝌蚪には蝌蚪の世のありぬ法の池   畠中 草史


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