防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   932号 (2016年6月1日発行)
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全国で記念行事
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第32回仙台・青葉まつりで演奏
〈東北方面音楽隊〉

 陸自東北方面音楽隊(隊長・志賀亨2陸佐・仙台)は5月14日、仙台市勾当台公園(市民広場)に於いて、第32回仙台・青葉まつりにおける演奏に参加した。
 仙台・青葉まつりは仙台の初夏の風物詩として県内外を問わず多くの観光客が訪れる。2011年は東日本大震災の影響で中止されたが、翌年以降、規模を年々拡大させ多くの人々に親しまれている。東北方面音楽隊は平成13年パレードでの参加以来、約15年ぶりとなり、今回は市民広場においての演奏であった。ステージでは「軍艦行進曲」をはじめ、被災地の完全復興に思いをはせ「春よ、こい」「青葉城恋唄」など全5曲を演奏した。街中がお囃子や威勢良いすずめ踊りの活気で賑わう中、音楽隊の演奏で祭に華を添えた。
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中部方面混成団
大津駐屯地
創立記念行事で広報
〈滋賀地本〉
 滋賀地本大津募集案内所(所長・竹知伸彦3陸佐)は、5月8日、中部方面混成団・大津駐屯地創立記念行事において広報活動を行った。今年の記念行事のテーマは「躍動〜地域家族そして仲間とともに〜」。熊本地震の影響で一部催しが自粛されたにも関わらず多くの人が訪れ、地域住民や隊員家族、自衛隊ファンら約4,200人で賑わった。
 滋賀地本広報ブースには約520名が来場したが、中でも印象的だったのは、「将来の夢は自衛官!」と自衛官ルックで登場した小学生の兄弟。自前の偽装ヘルメットや迷彩柄の服に身を包み、カムフラージュメイクまでバッチリ施し、「ほふく前進」を披露してくれた。他にも、ミニ制服試着、オリジナルペーパークラフト配布、缶バッチの入ったガチャイベントに長蛇の列ができるなど大盛況で、自衛隊に興味をもつ若者が自衛官採用制度について説明を求める姿もあった。また、今回はブースに地本自作の『熊本地震の自衛隊災害派遣活動写真パネル』を展示したが、食い入るようにパネルを見つめる来場者が目立った。
 さらに、今年3月に入隊し大津駐屯地で教育中の隊員たちもブースを訪れ、担当広報官に駆け寄る場面もあった。広報官はまるで里帰りした我が子を見るかのような眼差しで見つめ、入隊後の近況など楽しく語り合うなど、行事のテーマである「地域家族そして仲間とともに」を、地本ブースでも実感できた一日だった。
 滋賀地本は「今後も引き続き多くの人が自衛隊に興味を持ち、自衛隊に対する良き理解者や志願者が増えるよう活動していきたい」としている。
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第49普通科連隊
創隊12周年
 第49普通科連隊(連隊長・茅野剛也1陸佐・豊川)は4月3日、豊川駐屯地において連隊創隊12周年記念行事を執り行った。
 行事は、隊員の一層の使命の自覚、士気の高揚及び団結の強化を図るとともに、隊員家族及び協力団体等と共に祝し相互の親睦を図ることを目的として行い、感謝状贈呈式、祝賀懇親会(バーベキュー形式)、職場見学などを実施。
 行事には連隊後援会・OBをはじめ隊員家族が多数参加し、満開の桜の下、参加者全員で記念撮影、曹友会主催の各種アトラクション(宝ひろい徒競走、ビンゴ大会、三河陣太鼓演舞)、装備品展示・体験など会場は大いに賑わった。また、行事に先立ち定期異動に伴う転入家族オリエンテーション(部隊概要説明、共済事業説明など)も併せて行い、転入家族の部隊に対する信頼感の醸成を図った。
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第7師団創隊61周年
東千歳駐屯地創立62周年
 4月30日、第7師団(師団長・田浦正人陸将=東千歳)創隊61周年、東千歳駐屯地(駐屯地司令・沖邑佳彦陸将補)創立62周年記念行事が行われ、同駐屯地が一般開放された。
 今年度の記念行事は、熊本地震の災害復旧に部隊派遣した状態での開催となったため、第7師団及び東千歳駐屯地から派遣された第7後方支援連隊、第7特科連隊第1特科大隊、第11普通科連隊重迫撃砲中隊及び第7通信大隊第1通信中隊については、指揮官以下主力が熊本で活動を行っているという状況下での行事となった。
 記念行事に先立ち、4月29日、駐屯地慰霊碑前において第7師団及び東千歳駐屯地追悼式が執り行われた。師団長は追悼の辞において、新たに認定された1柱を加えた43柱の御霊に対して追悼の誠を捧げるとともに、厳しい任務が与えられようとも43柱の尊い志を胸に、これまで教訓を生かし「われらここに励みて国安らかなり」の気概をもって、真に国民の負託に応え得る強く頼もしい部隊・隊員の育成に邁進することを誓った。
 翌日の記念式典の師団長式辞では、熊本の復旧・復興を祈る思いを伝えるとともに、現地に部隊を派遣しながらも我が国の防衛に必要な練度を向上し続ける部隊の姿をご覧頂き、また、突発的な災害に際して隊員が後顧の憂いなく任務を専念できる態勢や環境を提供して頂いている隊員の家族や地域の皆様に対して感謝の気持ちをあらわしたいという思いから、本記念行事を挙行することとした旨が述べられた。そして、師団は、陸上自衛隊唯一の機甲師団として部隊を鍛えつつ、その一方で、一部の部隊を九州に転用して災害派遣任務を遂行するとともに、加えて本年度予定されている南スーダンにおける国際平和協力活動の準備についても、着々と準備を推進していることが紹介された。さらに、東千歳駐屯地についても、空港、港湾の近傍に位置するという特性から、今後、その重要性を増し、実際に今回の災害派遣においても、多数の道内部隊の推進のための中継地として機能したことが述べられた。
 更に、引き続き沖邑陸将補を観閲部隊指揮官として、約1,300名の隊員と装軌車約300両により陸上自衛隊最大級のパレードが行われ、機甲師団の威容が示された。この際、合わせて航空自衛隊千歳基地の航空自衛隊F-15戦闘機2機による観閲飛行も行われ、観客から更に大きな歓声があがった。さらに、増強第73戦車連隊(連隊長・平松1陸佐)による訓練展示が行われ、戦車・装甲戦闘車等約90両及びヘリコプター8機による実戦さながらの攻撃戦闘が披露され、その迫力は観客を魅了した。
 今回の式典では、第7師団として初の部隊派遣となる国連南スーダン派遣施設隊(第10次要員)の紹介も行われ、会場から激励の拍手が寄せられた。
 記念行事当日は、大型連休の2日目であり、また、寒波が流入したあいにくの天候であったが、駐屯地には約8,500人の来場者がつめかけ、活況を呈した。
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第30普通科連隊創隊54周年
新発田駐屯地開設63周年
 5月15日、新発田駐屯地は新発田駐屯地開設63周年及び第30普通科連隊創隊54周年記念式典を挙行した。
 式に先立ち、平成28年熊本地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、1分間の黙祷を捧げた。
 執行者(駐屯地司令・関根静夫1陸佐)は式辞で「我々自衛隊は、隊員一人ひとりが使命を自覚してその役割を果たすべく、強い個人からなる強い組織、『真に戦える組織』になるべく改革を続けています。国の実力組織である我々自衛隊も、国家・国民のため地域の安全と安心のため、その負託に応えられるよう信念と覚悟をもって精進することをお誓い申し上げます」(抜粋)と述べた。
 その後実施した訓練展示(音楽演奏、格闘展示及び戦闘訓練展示)では、各隊員の節度あるひたむきな動作や行動、日々の訓練により積み重ねた精強さを披露した。
 天候にも恵まれた今回の行事には、約6000人の人々が訪れ、自衛隊に対する理解と信頼感を醸成し、防衛基盤の拡充を図った。

雪月花
 国民的長寿番組と言われ1966年5月から放送が続いているテレビの「笑点」が50周年を迎えた。筆者も見つづけて50年になるということだ、最近はどこかマンネリになったなと思いながらも73年には視聴率が40%を記録した「笑点」に今も日曜日の夕方はチャンネルを合わせている。初代の司会者は立川談志さんだった、切れ味の良い進行と回答者とのやり取りもおもしろくて直ぐに人気番組になった。この5月、番組開始以来出つづけて06年からは五代目司会者を勤めていた桂歌丸さん(79)が卒業するとしてニュースになった、芸能誌だけでなく大手全国紙・誌までが大事件として扱う状況だ。それによると、二代目の司会者は前田武彦さんで一年間やり、三代目三波伸介さん、四代目三遊亭円楽さん。みなさん故人になられているがそれぞれお人柄が出て面白かったことをわが家の歴史と重ねるように思い出される。談志さんのときには長女が誕生、長い顔が売りになった円楽さんの顔マネをして幼稚園の先生にほめられたと得意だった次女。何十年前だったか「即興であんな回答をだせるのはさすがプロだね」と友人に言うと「あれは脚本がありそのとうりにやっているにすぎない」と冷ややかに言われた、いまだに半信半疑だがそうであってもこの番組の楽しさには変わりはない。六代目司会者には春風亭昇太さん(56)で若返った。さらに世界一長寿番組のギネスを目指して欲しいものだ。

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