防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   932号 (2016年6月1日発行)
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地域との絆 更に強く
地本便り
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イベントで「予備自等制度」「就職援護」広報
〈徳島〉
 徳島地本(本部長・木下周一1海佐)は5月8日、徳島市内にある「アスティとくしま」において開催された大和ハウス工業株式会社お客様感謝祭の会場においてブースを設け予備自衛官等制度広報と就職援護広報を行った。
 地本としてこの感謝祭への参加は昨年度に続き2回目となるもので、今回も約20社の企業がブースを設けるとともに様々なイベントが行われ、主催者発表によると前日の土曜日の来場者500名とあわせて、2日間で約1500名の一般来場者が訪れた。
 地本が設置したブースでは、1/2tトラックの展示の他、熊本県で発生した地震に対する災害派遣活動の状況が分かるパネルを展示するとともに、予備自衛官等制度、就職援護のパンフレット、企業向け広報用DVDを来場企業の関係者に配布・説明を行った。ブースには多数の企業関係者や家族連れが訪れ、特に災害派遣活動のパネルを見た来場者からは、「一回で何人分の食事が作れますか」などの質問があり、関心の高さをうかがわせた。
 予備自衛官等制度、退職自衛官の雇用の説明を実施した際、求人票を提出したいとの企業の申し出もあり、徳島地本は、「昨年度に続き今年度新規に制度説明を行った企業に対しても、今後継続して企業訪問等を計画し、新規求人の獲得と予備自衛官等制度の普及を推進していきたい」としている。
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静岡ホビーショー
〈静岡〉
 静岡地本(本部長・根本博之1陸佐)はこのほどツインメッセ静岡(静岡市駿河区)で行われた「第55回静岡ホビーショー2016」において、第1機甲教育隊(静岡県御殿場市)及び海上自衛隊横須賀地方総監部(神奈川県横須賀市)の協力のもと広報活動を行った。
 このイベントは、プラモデルメーカーのリーディングカンパニーを多く有する静岡で行われる全国的に有名な祭典で、約80社の企業が出展、全国から7万人以上が訪れる「模型の町静岡」の最大イベント。当日は96式装輪装甲車をはじめ、偵察用バイクやトラック等の陸上自衛隊装備、災害派遣時などに隊員の食事となる戦闘糧食の展示や、砕氷艦「しらせ」の持ち帰った南極の氷や艦艇の模型展示など、海上自衛隊活動の紹介も行われ、多くの来場者が記念撮影を行うなど賑わっていた。また、静岡地本の自衛隊広報コーナーではパソコンを使った自衛隊適職診断等を行い、自分に合った自衛隊の適職がアニメーションのゲーム感覚で診断できることから、多くの若者が参加していた。実施者からは「航空自衛隊の航空管制に興味があったが、海上自衛隊にもあると知り新たな興味がわいた」「自衛隊には職種がどのくらいあるか知らなかったが、想像より多くてびっくりした」との声が聞かれた。募集コーナーには自衛隊志望の学生などが訪れ、「自衛官の採用試験にはどのようなものがあるのか」「自衛官になるために注意するべきことは」など積極的な質問があり、広報官から適切なアドバイスを受けると、「今後採用試験に向け更に頑張っていきます」と意気込んでいた。
 静岡地本は、今後もこの様な多数の人が集まる大イベントでの広報支援を積極的に活用し、自衛隊への関心や興味を更に高めるよう努めていく。
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募集広報ブース賑う
田辺商工フェア
〈和歌山〉
 和歌山地本(本部長・西村和己1陸佐)は5月14日、15日の両日、和歌山県田辺市文理にあるガーデンホテルハナヨで実施された「田辺商工フェア2016」を支援した。
 このイベントは、田辺市内の中小事業所が協力し、商品や事業内容を展示して異業種間のつながりを強めることを目的として2006年から毎年開催しており、今年で11回目の開催となる。当日は天候にも恵まれ、2日間で約8000人の来場者がつめかけた。
 会場内の募集広報ブースにおいては、自衛隊の魅力を知ってもらうためDVD放映、インターネットによる放映を実施するとともに、熊本地震災害派遣活動のパネルを展示した。来場者の中には映像やパネルを観て興味を示し質問してくる家族連れも多く見られた。
 屋外では、信太山駐屯地の支援を受けて軽装甲機動車の展示を実施したところ、子供からお年寄りまで、普段目にすることのない車両に興味を持ち、写真を撮るなどして大いに賑わっていた。
 和歌山地本は「県内各地で広報活動を通じて交流を深め、自衛隊を身近に感じてもらえるように努力していきたい」としている。
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一般幹部候補生採用1次試験
〈茨城〉
 茨城地本(本部長・北川英二1空佐)は、5月14日・15日の2日間、水戸合同庁舎及び土浦駐屯地において一般幹部候補生採用1次試験を実施した。年々募集環境が厳しくなる中、各出張所等の広報官が最大限の努力をしたものの、昨年度と比較し約15%減少した64名の者が受験した。
 受験者は、わが国の防衛、災害派遣、国際平和協力活動などの多種多様な活動の中、崇高な使命と役割を任される幹部自衛官になることを目標に一人一人が真剣に試験に臨んでいた。
 中には「熊本地震における災害派遣活動で活躍されている自衛隊員の姿を見て、私も人の役に立つ仕事に就きたいと思い志願しました」と話す受験者もいた。
 茨城地本は、一人でも多くの受験者が難関の試験を突破し、部隊の骨格である優秀な幹部自衛官として活躍することを祈念している。
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中高生と父兄が参加
カレーフェスツアー

〈長野〉
 長野地本(本部長・後藤孝1陸佐)は5月14日、横須賀市で開催された「2016よこすかカレーフェスティバル」にあわせてツアーを企画した。県下各地から中高生及び父兄等28名の参加を得た。
 会場となった三笠公園に到着した一行は、海軍カレーvs海上自衛隊カレーバイキングなどで存分にカレーを味わったり、三笠ミュージアムを見学したり、野外ステージに登場した海上自衛隊横須賀音楽隊のミニコンサートなどを楽しんだ。参加者の中には三笠桟橋から発着する猿島遊覧をするツワモノもいた。申し合わせた集合時間には全員が揃い、ポートマーケットで三浦半島の新鮮な海の幸をたっぷり買い込んだ。このあと、サプライズ企画として、横須賀地方総監部に向かい停泊中の「いずも」「はたかぜ」「いかづち」「ときわ」「きりしま」「おおなみ」「たかなみ」「むらさめ」「かしま」などの居並ぶ護衛艦を、広報係である海上自衛官の説明付きで見学した。
 横須賀を離れるときは、参加者の誰しも名残惜しそうな表情だったが、帰りの車中は、横須賀音楽隊の演奏の迫力や、護衛艦「いずも」のど迫力や売り切れで食べたかったのに食べることができなかった幻のカレーの話で盛上がった。
 夏を思わせる絶好の陽気の中、港街の開放的な雰囲気とスパイスの効いたカレー、素敵な音楽と威風堂々とした護衛艦見学など心ゆくまで堪能した参加者の満点の笑顔が、今回引率した広報官らの目に強く焼きついた。

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