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27年度防衛基盤整備協会賞
民間4グループ、11人が受賞 |
11月25日、平成27年度防衛基盤整備協会賞の贈呈式がホテルグランドヒル市ヶ谷で行われ、今年度は4グループ11人が受賞した。同賞は(公財)防衛基盤整備協会が公益事業の一環として最も重視している事業。防衛装備品の生産及び調達に関連し、民間で自発的に行われた研究開発や生産技術の向上等の業績の中で、特に優れた成果を挙げた研究者などを表彰するとともに、この種の研究開発等の活動を一層奨励する目的で実施されている。
贈呈式には渡辺秀明防衛装備庁長官、豊田硬大臣官房長、真部朗整備計画局長をはじめ防衛装備庁の各長官官房装備官・各部長・研究所長、統幕・陸・海・空各幕の装備計画部長、各友好団体、関係企業各社の代表者多数が臨席し盛大に行われた。
贈呈式で式辞のため登壇した宇田川新一理事長は冒頭、臨席者への感謝の言葉に引き続き同賞設置の目的を述べるとともに、「協会賞をはじめとする各種公益目的事業を今後とも充実させていく」と力強く誓った。
本年度の受賞者は次のとおり。▽小火器弾薬(5・56mm普通弾等)の無鉛化(旭精機工業(株)所属=加藤美治、山下学、水野和也の各氏)▽12・7mm無害化弾の開発(日本工機(株)所属=小林典明、加藤久敦、相馬雅人の各氏)▽120mm迫撃砲用弾薬弾体の鍛造新工法開発による歩留り改善((株)小松製作所所属=矢吹淳、三吉宏治の各氏)▽自走式機雷処分用弾薬の開発(三井造船(株)所属=本田健一、鈴木佳広、三隅成人の各氏) |
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ジャパン・ミサイル・ディフェンダー・オブ・ザ・イヤー
空自から5部隊、米軍から5名が受賞 |
11月18日に米軍横田基地オフィサーズクラブ内においてMDAA(Missile Defence Advocacy Alliance)主催のジャパン・ミサイル・ディフェンダー・オブ・ザ・イヤー表彰式が行われた。表彰式には、米軍、空自等から約100名が参加して行われ、米太平洋軍のバンドが演奏しムードを醸し出す中、終始和やかに行われた。
初めに主催者であるリキ・エリソン氏から挨拶があり、「ミサイル防衛は、世界の平和と安全に寄与している非常に重要なものである」と述べた。次にゲストスピーカーとして航空総隊司令官である杉山空将(当時)が挨拶し「本日受賞した部隊及び個人は、普段の頑張りや良い仕事を認められた証しであり、胸を張ってもらいたい。本当におめでとう」と述べた。次の第94陸軍航空ミサイル防衛軍司令官サンチェス准将の挨拶では「ミサイル防衛は、非常に高度な技術のうえに成り立っているものであるとともに、日米の協力なくしては、成り立たないものである。今後も日米同盟を強固なものにしていく必要がある」と述べた。
続いての表彰式では、米軍側個人表彰5名と空自側部隊表彰5部隊が表彰された。プレゼンターとして航空総隊司令官、在日米軍司令官、第94陸軍航空ミサイル防衛軍司令官及び主催者のエリソン氏の4名が檀上に立ち、受賞者に対してメダル及びコインを手渡し握手した。その後、元フットボールの花形選手であったエリソン氏らしい演出として、受賞者に対してエリソン氏からボールをパスしてキャッチするというセレモニーが行われ、取りにくいアメフトボールながら、見事にキャッチする者やお手玉する者もいて会場は非常に盛り上がった。受賞者10名の次に航空総隊司令官と在日米軍司令官にもエリソン氏からボールがパスされ、会場から温かい拍手が送られた。
空自は部隊での受賞
▽第1高射群第4高射隊(入間)▽第2高射群第7高射隊(築城)▽第3高射群第10高射隊(千歳)▽第4高射群第12高射隊(饗庭野)第6高射群第22高射隊(車力) |
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入間基地退職者雇用協議会創立30周年記念行事開催 |
11月26日、入間基地退職者雇用協議会(会長・豊田義継)創立30周年記念行事(実行委員長・齋藤栄作)が入間基地すぐ近くの入間市産業文化センターで平本正法中空司令官や山本祐一入間基地司令始め入間基地の主要幹部及び大塚拓衆議院議員、宇都隆史参議院議員、入間市長・飯能市長・日高市長・狭山市長など地域の首長や県会議員等数多くの来賓を招いて行われた。
30周年を迎えるにあたって「輝け・ネクストステージ!すべては退職者自衛官のために!」とのスローガンを掲げ、約340社の企業が一丸となって実施した。
まずは、航空支援集団副司令官である杉山政樹空将補の講演から始まった。
東日本大震災時、松島基地司令だった杉山空将補の講演は「民間でも通じる話が沢山あった。危機管理や災害時等の指揮官の考え方は部隊でも企業でも同じだと思った」「意思を伝える事の難しさは、どこも一緒なんだな」などと協議会会員の企業のトップ達にも大好評だった。
次いで式典が行われ、冒頭に「現職自衛官が退官迄任務に邁進できるのも再就職の道を雇用協が作ってくれているから」など、中谷防衛大臣からのビデオレターが流された。その後、感謝状贈呈式が行われ、入間基地の退職者を多く採用した企業、大和電子サービス(株)、東京計器アビエーション(株)、丸大観光(株)、(株)東ア、埼玉県電気工事工業組合、国際自動車(株)、飯能信用金庫、NECネットワーク・センサ(株)、小島化学薬品(株)、エスシーエスピー(株)の10社が表彰された。
入間基地退職者雇用協議会は、今年度1年間をかけ創立30周年を祝うとしており、次のイベントは12月18日のクリスマスコンサートを予定している。 |
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雪月花 |
本紙連載の「頑張っています 新しい職場」を読んでいると元気になる。自衛隊退官後も一生懸命仕事に打ちこんでいる様子が見えるからだ。世界最先端のロボット製作会社に勤務する空自OBのGさんは保安業務に従事しているが、朝一番にすることは神棚に手を合わせて「今日1日が平穏でありますように」と祈ることだと言う、謙虚な姿勢に頭が下がる。陸自の士長から介護職員に再就職したKさん「しごとを探す時大抵の人が求めているのは、給料、ボーナス、休み、勤務時間等ですがこれらは最初に求めるものではありません。会社のために仕事をしていれば後からついてくるものです」と笑顔を見せている。毎号このような手記には感動を覚える。現職の時から知り合いのOBの方から先日電話をいただいた。「いまの会社も間もなく辞めないといけないのでどこかないですか?このままでは老けてしまうので給料はいくらでも結構です」。もう一人の元陸自幹部氏「孫のお小遣いに上げたいのでその程度でいいからどこか?」絶対にありません。再々就職だがこんな感覚の人がなんと多いいことだろう。就職援護は自衛隊でも重点業務の一つとして担当者は必死になっている「そのお陰で自分はいい職場に来ています」。GさんやKさんの手記には感謝の気持ちと後につづく後輩への思いやりがあふれている。 |
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