統幕最先任宮前稔明准海尉は先月11月30日(月)に統幕10周年記念行事の一環として日米最先任下士官会議(市ヶ谷)を実施した。日米最先任下士官会議(市ヶ谷)の参加者は、統幕最先任の他、陸自最先任上級曹長鈴木准尉、空自准曹士先任山崎准尉、情報本部最先任青柳准尉、陸幕監察官付川畑准尉、空幕制度班北林准尉が参加した。一方、米側参加者は、米海軍第7艦隊最先任上級兵曹長アディントン上級曹長、在日米軍最先任上級曹長ローレント上級曹長、在日米陸軍最先任上級曹長ドスティー上級曹長、在日米海軍最先任上級兵曹長ファーニー上級曹長、第3海兵遠征軍最先任上級曹長ボナー上級曹長、海兵参謀下士官学校(沖縄)校長ヘンリー上級曹長、第18航空団(嘉手納)最先任上級曹長ホフマン上級曹長、第35戦闘航空団(三沢)最先任上級曹長フリッゼル上級曹長等、総勢14名が一同に会した。
会議は、統幕最先任宮前准海尉が司会進行役を務め、今後の日米同盟深化に向けた「日米合同下士官教育」の推進、及び各種派遣に伴う「家族支援」のあり方に関して、活発な論議がなされた。夕刻懇親会が行われ、統幕副長山崎陸将から「日米は先の大戦で互いに激しい戦闘を行った歴史があるが、その後70年が経ち今では世界で最も強い同盟関係と言われる。その両国の軍隊の中核を担うのが、下士官である。本会議に留まらず諸君ら日米最先任下士官を通じて、相互理解、信頼関係の醸成に努めていって欲しい」とのコメントを頂いた。日米共に最先任は世代交代の時期を迎えているが、こうした会議の積み重ねが信頼を深め、ひいては日米同盟の大いなる礎となると考える。
※同面、部隊・機関等の長名等は全て実施当時。 |