第9師団(師団長・湯浅悟郎陸将=青森)は11月10日〜12日、平成27年度師団射撃競技会を実施した。部隊及び隊員の射撃技能を向上させるとともに士気の高揚及び団結の強化を図る事を目的に、岩手山演習場(小火器戦闘射場)及び滝沢基本射場(岩手県滝沢市)の二箇所でAグループ・普通科連隊、Bグループ・普通科連隊以外の連隊及び大隊、Cグループ・各隊の3コグループに分かれ実施した。
Aは狙撃・至近距離・機関銃・各個戦闘・重迫撃砲射撃の五種目を、B・Cは至近距離射撃を実施。開会式においては師団長が、「射撃については戦う集団として任務達成に必要不可欠なものであり極めて重要な技能である。このため、競技会に参加する選手諸官においては日頃の練成成果を如何なく発揮し、部隊の勝利に貢献してもらいたい。また、各部隊は部隊長を核心として一丸となって戦って貰いたい」と訓示し競技会を開始した。各部隊の代表選手は、部隊の勝利を目指し集中力を高め、持てる力を最大限発揮し射撃技術を競った。秋も深まり澄み渡る岩手山の麓に射撃号令とともに射撃音が響き渡った。
勝敗は最後まで結果から目が離せないハイレベルな接戦となったが、A・第21普通科連隊、B・第9高射特科大隊、C・第9偵察隊、120mm迫撃砲の部・第5普通科連隊がそれぞれ他部隊を僅差で抑え勝利し競技会は終了した。
※同面、部隊・機関等の長名等は全て実施当時。 |