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 913号 (2015年8月15日発行) |
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タイ国軍司令官と会談
〈河野統幕長〉 |
河野克俊統合幕僚長の公式招待を受け、ウォラポン・サッガーネート タイ国軍司令官が来日し、7月29日に防衛省で河野統幕長と会談を行った。タイ国軍司令官の来日は5年ぶり。日タイは長い友好関係を築いてきた間柄だけに冒頭、非常に和やかなムードで始まり、地域情勢についての意見交換のほか、今年2月の日タイ首脳会談で決められた両国間の防衛協力・交流の推進について改めて確認した。
河野統幕長は、伊藤弘海将補を司令官とする海賊対処に関する多国籍で構成されるCTF151司令部へタイ海軍が、防大卒業生で日本に理解の深い士官2名を派遣したことに謝意を伝え、ウォラポン司令官も、引き続き防大留学を含む人的交流やタイ国軍主催の他国間共同訓練コブラゴールドへの自衛隊の継続参加を歓迎する意向を示した。
また両者は、拡大ASEAN国防相会議(ADMMプラス)で日本が共同議長国を務めるHA/DR(人道支援・災害救援)専門家会合、タイが共同議長国を務める防衛医学専門家会合において協力を深化させることで一致した。 |
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派遣海賊対処行動、水上部隊第20次隊に特別賞状
柏原1海佐に第1級賞詞 |
7月28日、防衛省副大臣室において、左藤章防衛副大臣から、派遣海賊対処行動水上部隊第20次隊(指揮官・柏原正俊1海佐、護衛艦「はるさめ」=艦長・高須賀政信2海佐、護衛艦「あまぎり」=艦長・青木邦夫2海佐)に特別賞状(内閣総理大臣表彰)が授与された。
これは、昨年12月から今年4月まで約半年間、ソマリア沖アデン湾で同隊が実施した、船舶の直接護衛や多国籍で構成されるCTF151に参加してのゾーンディフェンス等、海賊対処に関する諸任務が国内外の自衛隊に対する理解と評価を高めたため、推奨に値する顕著な功績と評価されたもの。また、同隊指揮官の柏原1海佐には、卓越した指揮統率力で職務を遂行した事等を理由として、防衛功労章を添え第1級賞詞が授与された。
式典では表彰に先立ち、指揮官以下20次隊の411名が無事に帰国したことも柏原1海佐から左藤副大臣に報告された。「はるさめ」「あまぎり」は5月20日に佐世保基地に帰還し、鮒田英一自衛艦隊司令官、池田徳宏佐世保地方総監をはじめ大勢の隊員、家族、来賓らの盛大な出迎えを受けた。 |
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