〈山形〉
山形地本(本部長・鈴木英明事務官)は7月2日、任期制退職予定隊員を対象とした今年度第1回目の即応予備自衛官雇用企業研修等を実施した。
本研修は、企業就労と即応予備自衛官との両立に対する不安感を除去することにより、志願の促進を図ることを目的とし、任期制退職予定隊員4名と部隊の援護担当者5名が参加した。
午前中は、神町駐屯地において第38普通科連隊による予備自衛官等制度説明並びに、現役即応予備自衛官2名による体験談の発表及び研修者との懇談を行った。午後は、実際の訓練を見学、現職と変わらぬ訓練をする即応予備自衛官の姿に皆感心し、また、興味深々の様子だった。
続いて、山形市内に移動し、即応予備自衛官雇用企業の協力を得て企業研修を実施した。当初、企業担当者から会社の概要説明を受けた後、実際の作業現場において、元即応予備自衛官(現予備自衛官)の社員が勤務環境や仕事と訓練の両立など自身の経験談を交えながら話をし、是非即応予備自衛官へ志願し、仕事と訓練を両立してほしいと激励した。
山形地本では、「本研修により、再就職に対するイメージアップと即応予備自衛官志願への意識の向上を図ることができた。引き続き、志願促進に努める」としている。
〈岐阜〉
岐阜地本(本部長・福原弘教1空佐)は、平成27年度予備自衛官5日間訓練を5回計画しており、6月12日、梅雨入りする中、訓練招集命令書の交付を受けた83名を、航空自衛隊岐阜基地に出頭させた。出頭した予備自衛官は、担任部隊長である第10後方支援連隊長に出頭完了報告を実施し、担任部隊長から予備自衛官旗を手渡され訓示を受けた。予備自衛官の隊員一人一人の訓練に臨む眼差しに、力強いものを感じた。
特に今回の招集訓練では、5日間終始熱心に訓練に臨んだ山田予備2陸曹が優秀隊員に、また、射撃検定において、50点中45点を筆頭に40点までの者5名が射撃優秀者に選ばれ、担任部隊長より表彰された。岐阜地本本部長は出頭優秀者に対し、防衛大臣表彰、陸幕長表彰、地方協力本部表彰等計8名に表彰及び伝達を実施した。
岐阜地本は「今後も訓練がよりよい環境で行われるよう、全力でサポートしていきたい」としている。
〈秋田〉
秋田地本(本部長・原田一樹1空佐)は7月12日、秋田駐屯地において本年度第2回目の予備自衛官招集訓練(1日間)を実施した。今回は平成27年4月から6月までに採用された予備自衛官17名が初めての訓練に臨み、予備自衛官等制度や東日本大震災での活動状況などについて教育を受け、災害等に対する備えの重要性を全員が再認識した。
秋田地本は、「1日間訓練を通じて、来年度以降の5日間訓練への出頭を促進し、予備自衛官の確保に努める」としている。 |