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自衛隊ニュース   913号 (2015年8月15日発行)
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自衛隊記念日行事
体験飛行抽選会
 7月31日、自衛隊記念日行事の一環として10月10日に開催される「体験飛行」の抽選会が防衛省で厳正かつ公正に行われた。
 今年は三沢基地、入間基地、芦屋基地、那覇基地の4ヶ所でそれぞれCH-47輸送ヘリコプターを、入間基地ではC-1輸送機の体験飛行が行われる。
 公募は空自のHPやFacebook、Twitter等で告知を行い、6月17日から7月25日までの約1ヶ月間実施された。定員160名のC-1にははがき1329通2345名、定員540名のCH-47にははがき1261通2162名の応募があり、当選倍率はC-1が14・7倍、CH-47が4倍だった。特に人気のあった入間のCH-47は7・3倍だった。
 抽選方法は区分ごとに一定人数を束ねたハガキを番号によって抽出する方法で、航空幕僚監部総務部長・荒木文博空将補と広報室長・植森治1空佐が交互に当選者を選出した。結果は当落選に関わらず、9月上旬に返信用ハガキで全員に送付される。
(記事作成7月31日)

1四半期緊急発進実施状況を統幕公表
対露機が大幅減少
 7月15日、統合幕僚監部は「平成27年度1四半期の緊急発進実施状況」を公表した。対象期間は平成27年4月1日〜同年6月30日迄。
 全般として、緊急発進回数は173回で、前年度同時期より167回の大幅減だった。これは対ロシア機が、国別・四半期ベースで過去最多だった235回から57回へと大幅に減少したためだ。一方、対中国機は、前年度同時期より10回増の114回だった。対象国・地域別の割合は、ロシア機約33%、中国機約66%、その他約1%だった。
 方面隊別では、北部航空方面隊が48回、中部航空方面隊が6回、西部航空方面隊が9回、南西航空混成団が110回の緊急発進を実施した。前年度同時期に比べて南西航空混成団が6回微増した以外は大幅な減少だった。

学会へ派遣
〈航安隊〉
 航空安全管理隊(司令・橋本進空将補=立川)は、調査研究等に係る情報収集の入手や知識・技能を向上などのため、関連する学会へ教育研究部長吉廣敏幸1等空佐はじめ研究職心理技官らを派遣した。
 6月26日、資料部長の竹内由則防衛技官と教育研究部主任研究官の片寄隆正防衛技官の2名を国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)で開催された日本人間工学会航空人間工学会(人間工学に関する諸研究と応用及びそれに関連する事業を促進することを目的としている総合学会)第97回例会に派遣。官産学の航空関係者が参加しており、航安隊からも毎回参加している。
 「航空自衛隊の飛行安全活動について」と題して行った発表では、空自の飛行安全活動について、規則に基づいて部隊等で実施されている一般的な未然防止活動及び事後の航空事故調査体制、そして、航安隊の活動等について講演。民間航空の飛行安全活動と対となる部分ではあるものの、参加者は大きく関心を持ち、講演後いくつか具体的な質問を受けた。
 発表した片寄技官は、「この講演を通じ、航空自衛隊の飛行安全活動の一端について概要の理解は得られたと思われるが、さらに情報交流等をしていく必要性を感じた」としている。
 7月2日には、教育研究部主任研究官他1名を日本学術会議(東京都港区)で開催された安全工学シンポジウム2015へ派遣。安全工学に関する各分野における問題点提起、優れた研究成果の講演と技術交流により、安全工学及び関連分野の発展に寄与することを目的として年1回開催され、今年で45回目を迎える。
 さらに7月4日には、教育研究部長他2名を東海大学高輪キャンパス(東京都港区)で開催された航空運航システム研究会(通称l TFOS)の年次研究会に派遣した。
 航空運航システム研究会は、航空機の運航を業際的な面及び学際的な面から総合的に調査研究する研究会であり、年2回の研究発表会を開催しており、航安隊からも毎回参加。
 今回参加した各学会も、航空運航や安全管理などに関連する官産学等から多数の参加があり、人的交流の促進や飛行安全や人的要因等に関する学際的、業際的な情報を得られることから、今後とも継続的に積極的に参加し、調査研究や教育、航空事故防止などに反映させたいとしている。
(記事作成7月31日)

府中基地で美術展開催
 航空自衛隊府中基地(司令・塩田修弘1空佐)において、7月21日から23日にかけて、つばさ会共催、ともしび会協賛による第33回府中基地美術展が開催された。府中基地美術展は、毎年納涼盆踊りとともに夏季の風物詩とも言える恒例行事となっている。
 出展作品は、特別展示として府中市にある齋藤病院理事長・齋藤章二氏の作品を初め合計162点にのぼる心のこもった作品が各種多数展示された。開催期間中は、隊員及びその家族並びにOBの方など多数来場された。それぞれの作品はすばらしく力作が勢揃い。見に訪れた人を飽きさせることはない。7月21日及び22日は、午後4時30分までの開場だったが、最終日の7月23日には、夕刻から府中基地納涼盆踊りも行われ、それに合わせて府中基地美術展も一般開放(今回で3回目)され、納涼盆踊りに足を運ばれた一般の家族連れの方々など、多数の来場者が展示作品を鑑賞された。
 開催期間中は、合計390名の来場者があり、また府中基地納涼盆踊りに合わせての一般開放ということもあって盛況のうちに幕を降ろした。多くの方が訪れた美術展。来年の34回目に向けてレッツ・ゴー!!

雪月花
 日本人は薬好きだとは昔から言われている。健康志向と言えばたしかに長寿の世界水準のトップを行っているからめでたいことではある、これが薬の所為か本人の摂生かは分からないが…。テレビで近年目立つのが健康補助食品のPR攻勢だ。テレビ局はこの業界に支えられているのではないかとも思えるほど。BS、CS放送は1日中これらで溢れ返っているし最近は地上波にも多くなっている。また一般紙にも驚くほどの広告出稿量だ。めくってもめくっても健食が占めている。全国紙1ページの料金がいくらなのかは知らないが、これが2社も3社も載っている。メディアにすれば健食さま様と言ったところか。ハイクオリティーペーパーを自認する某全国紙も例外ではない。どきっとするような原稿もありなのだ、筋骨隆々たる男性が上半身裸で力こぶを作り「素敵な家庭のために」、この新聞がねえと思った読者は多いのではないだろうか。有名食品会社や製薬会社も参入し○○酵素、○○青汁、北海道産の熊笹でスッキリ、野草のエキスでスリムな体に、よくもこんなに体にいいものが?地球上に存在することだと感心する。全部試してみたい気はするがなにぶんにも沢山ありすぎる。一つだけ筆者も整腸の漢方薬を取り寄せたがこれがCMのとうりの効果だった、通販ファンになりそう。

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