〈神奈川地本〉
神奈川地本平塚地域事務所(所長・平1陸尉)に、4月28日、海自幹部学校に入校中の森智彦幹部候補生(伊勢原市出身で専修大卒)がゴールデンウィークを利用し制服姿で近状報告に訪れた。
入校から僅か1ヶ月足らずだが日に焼けた凛々しい姿に、所員一同、驚くとともに入校後の話に花が咲いた。森幹部候補生は「入校当初は不安もあったが、厳しくも懇切丁寧に教育していただいて、日々成長しているのが感じられる。自衛官を選んで本当に良かった」と力強く語っていた。
平塚地域事務所は、「今後も入隊・入校者が自衛隊の訓練・服務に習熟し、自立した自衛官になれるよう、応援していく」としている。
〈奈良地本〉
奈良地本橿原地域事務所(所長・西尾智司1陸尉)は4月30日、今春、空自防府南基地第1教育群に入隊した白井真歩自候生とともに母校の県立王寺工業高校を訪問した。同校初の女性自衛官の入隊とあって学校関係者らは白井自候生の引き締まった端正な制服姿に「よく似合っている。立派になり頼もしい」と口を揃え、多くの在校生から「凛々しくて格好いい」と熱い眼差しを集めた。校長先生から「大変な仕事だと思うが、国民の方々の為に頑張って頂きたい」と激励の言葉を受けると、「先生方や後輩からの激励に嬉しく思うと同時に身の引き締まる思いです。自衛官であることに誇りを持って頑張って参ります」と目を輝かせていた。入隊して約1ヵ月だが彼女の成長を肌で感じるとともに家族、学校関係者の笑顔に触れ、地本勤務員の労苦が報われる瞬間でもあった。
奈良地本は、「今後も帰省隊員の学校訪問を通じ更なる理解と受験者の獲得に努めていきたい」としている。
〈鹿児島地本〉
鹿児島地本(本部長・深谷克郎1海佐)国分地域事務所(所長・川崎明美1陸尉)から県初の女性航空学生として合格した立和田あかりさん(加治木高校卒)が入隊前の身体検査をクリアし、晴れて第71期の航空自衛隊航空学生として入隊した。UH—60J救難ヘリのパイロットという目標に向かい第一歩を踏み出した立和田さんに入隊1ヵ月経過の感想を尋ねると「先輩方の指導も徐々に厳しくなり毎日慌ただしい生活を送っていますが先輩方も通ってきた道、何より自分で決めた道ですから最後まで同期と力を合わせ頑張ります」と頑張り屋の彼女らしい答えが返ってきた。先の入隊式には鹿児島から両親も参加、真新しい制服姿で基地内の説明案内をする娘のきびきびした様子に「感無量です。僅か一週間で見違えました。新人自衛官としても社会人一年生としても頼もしく感じました」と今後の成長に大きく期待を抱いているようだった。そんな両親の様子から立和田さんの「全国から集まる仲間と共に厳しい訓練を乗越え謙虚で信頼される航空自衛官になりたい」という言葉が思い出された。
鹿児島地本は、「今後も立和田さんの奮闘活躍ぶりを追い続け、将来必ずやパイロットとして大空に羽ばたく日を心から信じエールを送り続けるとともに、彼女に続く後輩を1人でも多く輩出したい」としている。 |