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全国から地方協力本部だより |
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各地で創立60周年を祝う
〈大分地本〉 |
大分地本(本部長・渡辺辰悟1陸佐)は、1月18日、レンブラントホテル大分において自衛隊大分地方協力本部創立60周年記念行事を開催し、快晴の下、大分県選出国会議員、市町長、協力諸団体等約320人が参加した。
60周年の節目として企画した記念講演は、西部方面総監番匠幸一郎陸将を講師に迎えて演題「我が国の防衛と西部方面隊」として実施され、大分県の防衛警備及び防災上の重要性に関する総監の熱い語りは聴衆を魅了した。
祝賀式では、大分地本60周年の歩みをスライド上映し、旧中津駐屯地で産声を上げてから現在までの本部庁舎の変遷や各地域事務
所の開設、大分県防衛協会をはじめとする協力諸団体発足の歩みを確認するとともに、昭和時代の募集広報活動等を懐かしく振り返った。
祝賀式に引き続き行われた大分地本OB会主催の祝賀会食では、募集課長平山2等海佐が指揮する大分地本バンド『さきモンS』が登場、日頃県内各地の協力団体主催行事等で演奏している腕前を披露し、会場を沸かせた。 |
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〈宮崎地本〉 |
宮崎地本(本部長・菊田哲1空佐)は、1月12日、ニューウェルシティ宮崎で宮崎県知事兼ねて宮崎県防衛協会会長の河野俊嗣氏を初め、多くの関係団体等の出席を賜り、創設60周年記念行事を実施した。
本部長は記念式典の中で、「その前身である宮崎地方連絡部から諸先輩の尽力と地域の皆様のご協力により、宮崎県出身の現職自衛官が、8000人を超えており、都道府県別人口比率でも全国第3位、九州沖縄地区では第1位の実績を誇っている」と述べた。また、「ここ10年間で見ると現組織である地方協力本部に発展し、新たな任務として、国民保護、災害対策が加わり、着実に実効性と実績を向上させている。しかしながら、我が国や宮崎県をとりまく内外の情勢、各種災害の危険が常に存在しており、当本部も防衛基盤の向上、官公庁等との連携を向上させ、状況の変化にも対応し、役割を果たせる態勢をとり続けながら、諸先輩方が築き上げた伝統を継承して、宮崎のさらなる安全安心の一助となるべく邁進しよう」と式辞を述べた。
本部長感謝状贈呈式では、平素から防衛基盤の育成、自衛官の募集、退職自衛官の就職援護並びに予備自衛官等の雇用に支援・協力を行っている個人・団体の8人に感謝状を贈呈し、謝辞を述べた。
祝賀会に先立ち、都城駐屯地音楽部による記念演奏会が行われ、昭和の音楽を中心としたなじみ深い曲の演奏に皆酔いしれ、会場は演奏者と参加者が一体となる心地良い雰囲気に包まれた。
祝賀会では、河野防衛協会会長、武井俊輔・衆議院議員から祝辞があり、池田恒次郎・宮崎県自衛隊父兄会会長の乾杯の発声により祝賀会が開始された。祝賀会には歴代地本長も出席し、久しぶりに会う協力団体会長、宮崎地本OB会員等が思い出話に花を咲かせていた。また、宮崎地方協力本部10年の足跡を辿るというテーマで、オリジナルのDVD「地本この十年」が上映され、参加者は10年間を思い起こしながら楽しく観賞した。
最後に、竹下幸一・宮崎県募集相談員会会長の一本締めで結び、限られた時間だったが参加者、地本部員等が絆を深め祝賀会は盛会に終了した。
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第9次予備自招集訓練
〈熊本地本〉 |
熊本地本(本部長・山中敏弘1陸佐)は、1月9〜13日まで、北熊本駐屯地において第42普通科連隊が担任実施する第9次予備自衛官招集訓練を支援した。
参加した予備自衛官は、厳しい寒さの中、皆真剣な表情で訓練に取り組んでいた。年齢制限のため最後の訓練となる予備自衛官の一人は、「体力・気力には自信があり、まだまだ予備自衛官として訓練に参加したいですが、今後は側面から自衛隊を応援します」と心強いエールを送っていた。
熊本地本は、「今後も部隊と連携をとり、あらゆる機会を通じて、予備自衛官等制度の充実・発展に努めていく」としている。 |
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リニューアル
募集相談員による自作の自衛官募集看板
〈函館地本〉 |
函館地本(本部長・別府安紀1空佐)の自衛官募集相談員の函館市の伊藤征一氏は経営する理容店に約20年前から自作で自衛官募集看板を取り付け、募集業務に協力している。
伊藤氏は元海上自衛官。理髪業を営む傍ら昭和52年から相談員として活動、現在は函館地本管内の募集相談員組織である道南地区自衛官志願推進協議会函館支部長の要職にある。今回は、理髪店の壁面の看板が古くなったため、地本や函館基地隊の協力を得て自らレイアウトし、自衛隊の装備と自衛官募集の文字を一新してリニューアルした。理髪店は、駅や国道、歩道に面することから今後の広報効果が大いに期待される。看板を新しくしてさらに多くの方が自衛隊に興味を持ち「志願や入隊につながれば」と担当広報官とともに期待を寄せていた。 |
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技能予備自と意見交換
〈福岡地本〉 |
福岡地本(本部長・秋葉瑞穂1陸佐)は、1月23日、本年度より開始した「技能公募予備自衛官定着率向上施策」を検証するため、予備自衛官補(技能)を経て、予備自衛官に任用された技能公募予備自を参集し意見交換会を実施した。この施策は予備自補制度開始から10年以上経過し、優れた専門技術を持つ技能公募予備自の一部が退職したり、訓練に出て来ない現状を少しでも改善するため開始したもので、本年度、幹部候補生学校・海自佐世保基地への研修、各種イベントへの案内等を実施した。
参加者は仕事がある中、県内各地から10人が参加し本部長との懇談、担当者との議論を通じ本年度の取組みを改めて評価し、意見交換を重ねた。本年度は、施策の効果もあり訓練出頭率も向上しており、更に技能公募予備自衛官から、「自分達の予備自訓練の感想や経験談を発信することにより、もっと興味を持ってくれる人がいるのでは」と、来年度以降、地本HPに経験談等を投稿してくれるとの申し出もあるなど、充実した会となった。 |
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東方音楽隊ニューイヤーコンサートin熊谷
サイポンも出動
〈埼玉地本〉 |
埼玉地本(本部長・山口英章1空佐)は1月25日、熊谷会館で行われた陸自東部方面音楽隊「ニューイヤーコンサートin熊谷」を支援した。同演奏会は県民に広く自衛隊を理解してもらうことを目的に埼玉県防衛協会青年部が3年前から企画している。今年は熊谷市での開催で熊谷市自衛隊協力会との共催で開催された。当日は寒い中、指定券の引換のため2時間前から訪れる熱烈なファンもおり1119人の来場者があった。
2部構成で行われた演奏会は第1部はクラシックや行進曲等しっとりとした曲目を、第2部は大流行したアニメ「妖怪ウォッチ」より"ようかい体操第一"や映画「アナと雪の女王」より"レット・イット・ゴー"等子供達も楽しめる曲目が演奏された。"ようかい体操第一"では音楽隊の隊員3人がステージ前に現れ唄とダンスを披露し会場は大いに盛り上がった。今回出動したサイポン「りく」の姿もあり音楽隊の隊員とのダンス共演を果たした。2時間の演奏時間はアッという間に過ぎ、「素晴らしい演奏で感激しました」と賞賛の声が多く寄せられた。また、総合司会は予備自補の小黒由紀さんが快諾。溌剌とした司会は大変好評で予備自制度のPRも行うことができた。埼玉地本は、「今後も協力団体と連携し、県内のイベントに積極的に参加して自衛隊への理解促進に尽力する」としている。 |
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