防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2011年12月15日号
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盛況の自衛隊ブース
三重地本
「高校生レストラン」
モデル校生徒へPRも

 三重地本(本部長・佐藤正典1陸佐)は11月13日、多気町で行われた「おいないまつり」で広報活動を行った。TVドラマで話題となった「高校レストラン」のモデル校となった三重県立相可高校がある多気町が主催したイベントで、「おいない」とは、同県中南部地域の独特な方言で「こっちへおいでよ」を意味する。
 当日は絶好の行楽日和で約5000人が訪れた。自衛隊車両や災派活動パネルの展示等を行った自衛隊ブースでも大勢の家族連れなどで賑わった。中でも「ふるさと弁当販売」でイベントに参加していた相可高校調理クラブのメンバー2人が、制服試着や自衛隊クイズに挑み、答え合わせで自衛隊の仕事内容や活動状況の説明を熱心に聞いていた。最後に海上自衛隊カレーのレシピや自衛隊グッズをプレゼントしたところ、「海上自衛隊のカレーが艦艇ごとに違うと初めて知りました。ぜひレシピを見て作ってみます。また、自衛隊にとても関心を持ちました。海上自衛隊の基地見学に行ってみたい」と話していた。
 三重地本では、「思いがけないところから高校生への募集広報ができた。ぜひ海自基地見学を実現させたい。今後も各市町イベントでの広報活動を通じ、自衛隊への関心を高めさせ、防衛・募集基盤の拡充を図りたい」としている。


壁村群馬地本部長が震災対応の経験語る

 群馬地本部長の壁村正照1陸佐は11月5日、高崎経済大学の文化祭で東日本大震災に関する講話を実施した。
 壁村本部長は震災当時、第6特科連隊長兼郡山駐屯地司令として福島・宮城で災害派遣活動に従事した。この日の講話で壁村本部長は、「災害派遣はこうして行われた」と題し、自身の経験とともに防衛省が9月に発表した「東日本大震災への対応に関する教訓事項」などについて、映像を交えて約1時間にわたり説明した。講話の最後には、被災した少女から寄せられた自衛隊への感謝のメッセージが紹介され、聴衆の中には涙ぐむ人も見られた。
 聴講した大学生からは、「自衛隊はすごいですね」「私も自衛官という仕事に興味を持ちました」などの声が聞かれた。
 また、文化祭期間中には大学校内で日本大震災における災派活動の写真パネルを展示するとともに、第12施設中隊による野外炊具の実演なども行われ、多くの学生や一般市民が足を止めて見入っていた。
 群馬地本では、今後もこのような機会を通して広く自衛隊の活動をPRしていきたいとしている。


海自艦艇の入出港支援
宮崎地本
掃海隊群 日向灘で特別訓練

 宮崎地本(本部長・林英治1空佐)は11月6日から20日の間、日向灘沖における掃海特別訓練に伴う海自艦艇の入出港等支援を行った。
 掃海特別訓練は昭和30年から実施され、日向灘では今回で11回目。11月7日に日南市油津港で入港歓迎セレモニーがあり、日南市長は「1年ぶりの入港お帰りなさい。東日本大震災での様々な活動を報道で見て、感極まる思いでいっぱいです。今回の訓練も安全に実施されますよう祈願します」と挨拶した。これを受けて、掃海隊群司令・福本出海将補は「心温かい歓迎、本当に感謝します。今回の訓練は23隻、1300名の隊員が1年間鍛えてきた技と能力の成果を発揮する集大成です。訓練終了後には、この日南で存分に英気を養いたいと思います」とお礼の言葉を述べた。
 セレモニー終了後には特別に艦内見学が実施された。普段見る機会の少ない艦内の見学に、来場者は満足した様子を見せた。11月9日には特別公開・艦上昼食会が日南市の協力団体・県漁連関係者9人を招待し実施された。艦内で勤務する隊員の現状などの説明を受け、また実際の勤務ぶりを間近に見るなど、自衛隊を知る良い機会となった。


イベントで募集広報
茨城地本
工夫凝らしアピール

 茨城地本(本部長・太田徹1空佐)は11月3日、笠間市で開催された「いばらきストーンフェスティバル」で募集広報を実施した。同フェスティバルは、今回で22回目を数える匠のまつりの一つとして開催され、それに合わせて同市内の各地域で様々なイベントが同時に開かれるため、例年大勢の人が訪れる人気のイベントとなっている。
 当日は曇り空で時折小雨も降るあいにくの天候にもかかわらず、会場には大勢の人で賑わった。地本広報ブースでは、自衛隊グッズが当たる抽選会や装備品・写真パネル展示、様々な募集パンフレット配布などで自衛隊をアピールした。中でも、広報ブースで配られた茨城地本オリジナルのショルダー式バックは大人気で、イベントの開始直後から大勢の人が手にし、パンフレットなどをバックに入れてブースを後にしていた。
 茨城地本では、「地域住民との交流を更に深めるとともに、自衛隊を広く紹介することができた。今後ともこのようなイベントに積極的に参加し、イベントからつながる広報をしていきたい」としている。


ハートフルコンサート
舞鶴音楽隊が中学生と共演
島根地本
県民とのかけ橋に
制服展示も大好評

 島根地本(本部長・藤木隆志1陸佐)は11月20日、島根県民会館大ホールで松江地区防衛協会(金津任紀会長)が主催する海自舞鶴音楽隊及び地元中学生(松江市立第1中学校、第3中学校)による演奏会「ハートフルコンサートinしまね」を支援した。
 演奏会は2部構成で行われ、第1部では出演中学両校の単独演奏、舞鶴音楽隊と出演中学両校の総勢110人による息のあった「セレブレーション」「世界に1つだけの花」、島根県民歌「薄紫の山脈」が披露された。第1部最後には、「自衛隊制服ファッションショー」を、陸自出雲駐屯地、空自高尾山分屯基地の支援を受けて行った。今年は陸海空自衛隊の制服以外にも、防衛大学校の制服を展示し、島根県では見ることのできない制服も披露された。
 続く第2部は、舞鶴音楽隊の単独演奏が行われ、「ビギン・ザ・ビギン」「ハイランド カテドラル」「マチェーテ」など7曲が演奏され、特に「ハイランド カテドラル」では、真柴1曹のバグパイプソロが披露され、普段目にすることのないバグパイプの音色に歓声が起こった。第2部の演奏が終了しても拍手が鳴り止まず、「Why Not?」、行進曲「軍艦」が演奏され、来場者1572人の大きな手拍子に包まれる中、終了した。
 来場者からは、「毎年楽しみにしています。今年も、楽しい演奏がたくさん聞けて、よかったです」「とても素晴らしいコンサートでした。また、来年も楽しみにしています」などの感想が多く聞かれた。
 島根地本では、「自衛隊基地の少ない島根県で、幅広い自衛隊の姿の理解を深めるべく、県民と自衛隊のかけ橋として努力していく」としている。


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