|
"南極の地"へご招待
長崎地本
砕氷艦「しらせ」が艦艇広報 |
長崎地本(本部長・森川一朗1海佐)は9月16日から19日の間、長崎市内にある長崎水辺の森公園内出島岸壁で、2代目砕氷艦「しらせ」(艦長・中藤琢雄1海佐)の艦艇広報を実施した。
16日午前、約700人が参加した入港歓迎行事が開始され、はじめに関係者から歓迎の挨拶と乗員への花束贈呈を受けた中藤艦長は、「はるか遠い南極に思いをはせていただきたい」と謝辞を述べた。続いて長崎市内にある大浦保育園の園児による歓迎の舞が披露され、乗員や参加者は笑顔で手拍子をし、園児たちの踊りに見入っていた。引き続き、中藤艦長から長崎市ペンギン水族館館長に南極から持ち帰った氷が手渡されると、今回特別にやってきた同水族館のフンボルトペンギン3頭も大はしゃぎ、子どもたちからも大きな歓声が上がった。
17、18の2日間は、天候にも恵まれ、県内外から多くの来場者が訪れ、南極の写真パネルや艦内の様子を熱心に見学し、オレンジ色の大きな船体に圧倒された様子だった。なお、17日はペンギンとのふれあいコーナーを設け、子どもたちは大喜びでペンギンを優しくなでていた。多くのメディアでも紹介された今回の一般公開では1万2000人を超える来場者があり、遠く離れた南極の地を思うひと時をそれぞれ過ごしていた。
また、「しらせ」の入港に合わせて県立美術館や市の科学館でも、南極の企画展が催され、長崎市内は「しらせ」ムード一色といってもいいほどの賑わいを見せた。19日午前、心地よい秋風が吹く中、「しらせ」は朝早くから見送りに訪れた長崎防衛協会会員などの各協力団体や多くの市民が見守る中、海洋少年団の手旗信号に応えて、長崎の地を後にした。 |
|
最高のフライトに「ありがとう」の声
CHー47体験搭乗
新潟地本 |
新潟地本(本部長・吉田賢一郎1陸佐)は9月19日、空自新潟救難隊(隊長・鮫田渉1空佐)と協同して、多くの市民・学生を含む募集援護協力者235人に対し、入間ヘリコプター空輸隊CH—47Jによる体験搭乗を実施した。
搭乗者待機場所では、航空自衛隊、救難隊を紹介するDVDの放映、救難装備品の展示、救難機の展示、自衛隊ミニ制服の試着コーナー、広報パンフレット・グッズ配布など航空自衛隊に焦点をあてたPRを行った。救難捜索時に使用する器具に興味津々の小学生、航空機の説明を熱心に聞く中高生など待機場所は終始、賑わった。
台風接近に伴い前日から天候が心配されていたが、当日は体験搭乗がすべて予定通り実施された。約20分間のフライトを終えた搭乗者からは「ありがとうございました」「最高でした。このような貴重な体験をさせて頂き感謝しております」と笑顔で出迎えた隊員に感想を述べる姿が随所に見られた。搭乗者の笑顔が、今回の体験搭乗目的を達成したことを物語っていた。 |
|
本部長が東日本大震災講話
愛知地本 |
愛知地本部長・小林秀人1陸佐は10月1日、豊田市産業文化センターで愛知県厚生連農協臨床検査技師会員約150人に対し、東日本大震災における自衛隊の災害派遣活動と被災地の状況についての講話を行った。
小林本部長ははじめに、震災の規模・概要について阪神・淡路大震災との比較を交えながら説明した後、自衛隊が世界に誇るその初動対処能力の高さ、そして災害派遣において初めて統合任務部隊を編成したことにより、一人の指揮官の下、陸海空自衛隊の力を組織的に発揮できたことについて述べた。その後、実際に災害派遣に従事した隊員の体験談として、広報室長の小?浩史3海佐が訓練支援艦「くろべ」で行った捜索、入浴、物資輸送などの支援活動の様子について、各地の被災状況を交えながら多くの写真を用いて説明した。
これらの活動を通じて小林本部長は、今回の災害派遣を成功させたのは、何よりも自衛官の特性でありDNAでもある「献身の精神」であるとし、我が身を省みず、献身的に誠心誠意被災者に対応する真摯な姿にあると話した。自衛隊は、普通の若者が入隊し、様々な教育や訓練で心身を鍛えるとともに、国民の負託に応えるべく、先輩から自衛官としての心意気や人のために尽くす献身を学びながら一人前になっていく組織であるとして講話を締めくくった。 |
|
合同説明会を実施
広島地本
強い意気込みで再就職に臨む |
広島地本(本部長・天野寛雅1海佐)は9月6日、(財)自衛隊援護協会広島支部との共催で、メルパルク広島(広島市中区基町)において、「平成23年度広島地区合同企業説明会」を開催した。この説明会には、企業42社と来春退職を予定している陸・海・空の任期制隊員62名が参加した。また会場では、ハローワーク広島の職員による就職相談も行われ、隊員の就職に関する様々な質問を受け付けた。
今年度は昨年度に比べ、参加企業が約1・7倍、参加隊員数も約1・2倍に増加し、活気あふれる説明会となった。参加した隊員は希望する企業の説明者に対して「よろしくお願いします」「ありがとうございました」と元気に挨拶するとともに、説明にも熱心に耳を傾けるなど再就職への意気込みと真剣さを感じさせた。また、参加企業からの隊員に対する評価も「元気と再就職への意気込みが非常に感じられる」と良好で、説明会は盛況のうちに終了した。
今後隊員は、援護担当者の支援を受けつつ、希望する企業への再就職に向けて、受験に臨むこととなる。 |
|
五感を刺激、記憶に残る体験型広報
福岡地本 |
福岡地本(本部長・山中洋二1陸佐)は9月24、25の2日間、九州最大の商業エリア福岡天神地区で開催された「九州ヒューマンフェスタ2011」に参加し、多数の県民を対象とした市街地広報を実施した。このイベントは「為世為人」を学生綱領に掲げる県内専門学校主催の産官学協同イベントで、今年で3回目の参加となる。
自衛隊の活動と自衛官募集の認知度の向上を図ることを目的に、東日本大震災における活動写真展、災害派遣車両の試乗展示及び"南極の氷"体験会、並びに西部航空音楽隊の演奏会等により来場者の五感を刺激し、記憶に残る内容にこだわった広報が実施された。また、次年度の自衛官募集を見据え募集説明会も同時開催するなど、福岡地本宣伝部鳥"ピコット"を派遣して集客を図り、積極的なPR活動を行った。
福岡地本では、「今後もより効果的な市街地広報を展開していきたい」としている。 |
|
受験シーズン到来
航学・自候生採用試験を実施
栃木地本 |
栃木地本(本部長・新田栄二1陸佐)は9月10日から10月2日の間に宇都宮駐屯地と北宇都宮駐屯地で来春採用予定の自衛官候補生(男子)の採用試験、9月25日と26日には北宇都宮駐屯地で自衛官候補生(女子)採用試験、9月23日に宇都宮地方合同庁舎で海上・航空自衛隊航空学生採用第1次試験をそれぞれ実施した。
今回の採用試験には、来春卒業予定の高校生を中心に自衛官候補生(男子)276人、自衛官候補生(女子)51人及び航空学生30人が受験した。
自衛官候補生の受験者は、学科試験、適性検査、口述試験、身体検査に臨み、航空学生の受験者は、学科試験と適性検査に臨んだ。
筆記試験では、合格を目指し、時間を精一杯、最後まで取り組んでいた。口述試験は受験生から自衛隊を志望した強い動機や自己をアピールする数多くの受験生が見られた。
受験生の中には「東日本大震災の活躍に感動して自衛隊を志願しました」「絶対に合格したい」と自衛官を目指す前向きな発言が多くみられた。
栃木地本は「一人でも多くの受験生が合格してほしい」としている。 |
|
NEXT → |