自分は約3ヵ月前の4月3日にここ武山駐屯地に着隊しました。本来ならば多賀城駐屯地での教育となるはずでしたが、先の東日本大震災の影響で武山駐屯地での教育となりました。
入隊前は、自衛隊員の災害派遣で活躍する様子をテレビで見るたびに「同じように被災者を助けたい」との思いが高まり、被災地で活動することを期待しながら着隊しました。しかし、実際に武山駐屯地に来て一日目を終えると日常とのギャップに驚くとともに、本教育への不安を感じるようになりました。厳正な規律、多くの仲間との集団行動、自分が使える時間が少なくなるなど、あらゆる面で今までの生活とは違う行動を強いられるようになったからです。
また、入隊式が終わってからは、様々な訓練を受けるたびに、自分の体力の無さ、不甲斐なさを強く感じるようになり、「もう自衛隊をやめたい」と思う時もありました。
そんな自分ではありましたが、訓練や生活面で熱心に指導をして頂いた班長の方々や、辛い時に一緒になって頑張ってきた同期たちの支えもあり、ここまでやってこれたと思っています。
まだまだひよっ子の身である自分ですが、前期教育で得た貴重な経験を活かし、後期教育を通して『国民に貢献できる立派な自衛官』となれるよう、日々精進していきたいと思います。 |