防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2011年3月15日号
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イベントで自衛隊PR
地域住民と積極的に交流図る

装備品展示、ミニ制服試着など
各種催しは大盛況

富山地本
 富山地本(本部長・鵜居正行1陸佐)は2月11日、富山県上市町で行われた「第24回剣岳雪のフェスティバル」を支援した。
 これは全国自衛隊父兄会富山県支部連合会上市支部からの依頼で支援したもので今回が初参加。富山地本は各イベントで大人気となっている「紙飛行機コーナー」や「自衛隊活動写真パネル展示」「DVD放映コーナー」「ミニ制服試着コーナー」などを実施し自衛隊をPRした。
 当初、紙飛行機コーナーでは、地本部員が父兄会員に対し作成要領等を説明し、イベント中には綿密な連携をとりつつ子供達で賑わう広報ブースを運営した。なかでも、父兄会員は多くの子供達で賑わうブース内をまるで自分の子供や孫をあやすかのように丁寧に紙飛行機の作成を一生懸命手伝い、紙飛行機が上手に飛んだ子供の笑顔を満足そうに見つめている場面もあった。
 また、ミニ制服試着コーナーではミニ制服を着て写真撮影をし、その場で写真をプレゼントするという企画が行われ、大行列ができるほどの盛況ぶりをみせた。
 更に、ステージ上では地本部員とピクルス王子が自衛隊をPRする場面もあり、その効果でさらに広報ブースは賑わい、大盛況の内にイベント支援を終了した。
 富山地本では、今後も父兄会と綿密な連携を取りながら県民に対し自衛隊を大体的にPRしていくとしている。

佐賀地本
 佐賀地本(本部長・海和干城事務官)は2月20日、佐賀県小城市で開催された「津の里子どもまつり」で装備品展示(1/2tトラック)、ミニ制服写真撮影、パネル展示、自衛隊広報ビデオ放映、ペーパークラフト及びぬり絵コーナー、パンフレット配布、広報アンケートなどの広報活動を実施した。このイベントは、子供を対象に地域の歴史の伝承、故郷への愛着心の育成、将来を見据えた活気ある町づくりを目的に開催され、今回で第5回目となり、佐賀地本は平成21年より3回目の参加となった。
 当日は曇り空ではあったが、約1500人の家族連れ等が来場し、小学生及び中学生を中心に会場内の様々なイベントを満喫していた。また、佐賀地本広報コーナーにも多くの子供達が押しかけ、興味津々に1/2tトラックに乗り込んだり、F—2戦闘機のペーパークラフトを作成したり、ぬり絵を楽しんでいた。特にミニ制服写真撮影は順番待ちがでるほどの人気であり、地域住民との温かいふれあいができ良い広報活動ができた1日となった。
 佐賀地本の津の里子どもまつりでの活動が評価され、主催した「牛津っ子支援ネットワーク」代表の篠原輝義氏から感謝状が贈呈された。佐賀地本として今後も地域住民とのふれあいを目指した広報活動を推進し、自衛隊に対する理解促進に努力していくことを誓っていた。

帯広地本
 帯広地本(本部長・城戸正志1陸佐)は自衛隊の様々な活動状況を広報する機会を拡充するため、管内各地で開催される「市町村イベント」への参加に力を入れる中、1月30日に更別町で行われた「ウィンターラリー・イン・更別」に自衛隊PRコーナーを開設し、一般広報を行った。
 冬季モータースポーツで盛り上がる十勝スピードウェイで開催した同ラリーは、初心者も参加でき、競技を楽しみながら地元特製のランチを味わったり競技後のパーティで更別の食も満喫できるイベント。自衛隊PRコーナーでは、1/2tトラックの展示、帯広地本オリジナルカレンダーや自衛隊パンフレットなどを配布し、自衛隊の概要について広報した。
 帯広地本では、「地域の方々に自衛隊に対する理解と認識を深めて頂けるよう、そして一人でも多くの方々が国防に関心を持ってくれることを願い、今後も広報活動を充実・拡大させていきたい」としている。


ヘリ体験搭乗を実施

札幌地本
 札幌地本(本部長・阿部知己1陸佐)は2月12日、陸自北部方面航空隊(隊長・斎藤剛1陸佐)の支援を受け、丘珠駐屯地でUH—1多用途ヘリの体験搭乗を行った。
 この日は快晴の雪景色の中、募集対象者や募集協力者、退職者雇用企業関係者等の29人が参加し、事前の安全教育後、5回に分けてフライトを行った。
 事前の安全教育では、搭乗にあたっての注意事項やUH—1の概要説明とともに航空部隊の災害派遣活動等の紹介により自衛隊の活動をPRした。飛行までの待ち時間には、参加者は撮影用に用意された機体の前で記念撮影や操縦席に座りパイロット気分を体験するなどして搭乗までの時間を有意義に過ごした。
 体験搭乗は約15分間のフライトで、搭乗者は機内から冬の札幌の様子をカメラで撮影したり、ジオラマの様な市街地に歓声を上げるなど貴重な時間を思い思いに過ごしていた。
 飛行を終えた搭乗者からは「雪まつり大通り会場などの白銀の世界を上空から眺めることができて感激でした」と、この期間でしか見ることのできない札幌の景色を堪能した様子だった。
 札幌地本では今後も航空機体験搭乗等を通して自衛隊の理解の促進及び連携の強化を目的に広報活動を実施していくとしている。

茨城地本
 茨城地本(本部長・大池孝志1陸佐)は2月5日、東部方面ヘリコプター隊(=立川)の支援を受け、霞ヶ浦駐屯地でUH—1による体験搭乗を実施し、高校生ら35人が茨城の空を満喫した。
 搭乗前の安全教育で、パイロットは「短い時間ですが、空から故郷の景色を楽しんでください」と挨拶。また、女性自衛官の副操縦手・坂本2曹が紹介されると、「女性パイロットなんてすごい!」と歓声が上がった。参加者のうち、航空学生受験希望の高校生は「将来はパイロットになって、国内外の被災地に行き復興支援がしたい」、また、今春防衛大学校に入校予定の高校生は「自衛隊のヘリコプターに乗る経験ができるなんて感激。入隊して頑張りたい」とそれぞれ感想や将来の夢などを話してくれた。
 茨城地本では「今後も募集対象者向けのイベントを実施し、自衛隊を肌で感じてもらい志願者獲得につなげたい」としている。


15音定期演奏会で募集広報活動行う
沖縄地本

 沖縄地本(本部長・上尾秀樹陸将補)は2月4日、宜野湾市沖縄コンベンションで行われた第15音楽隊(隊長・柴田昌宜1陸尉)定期演奏会において募集広報活動を実施した。
 当日は、午後から降り続く大雨にもかかわらず、開演1時間前からコンサートを楽しみにしていた人々の長蛇の列ができ盛況した。沖縄地本広報室と沖縄募集案内所の広報員が来場した中・高・大学生に対し、広報グッズプレゼント付きのアンケートを実施したところ、準備した広報グッズ付きアンケートは開演前にほぼなくなるほど大人気だった。
 会場入り口では、毎回好評のミニ制服着せ替えコーナーにも多くの子供たちが集まり、テレビ局がその様子を撮影するなど自衛隊広報イベントへの関心の高さが伺えた。演奏会終了後には、ブラスバンド部の中学生が憧れの音楽隊女性隊員を囲んでの記念撮影をしており、「私も将来は自衛隊の音楽隊で演奏してみたい」と目を輝かせていた。
 沖縄地本では、今後とも防衛省・自衛隊の活動に関する広報活動に努力していくとしている。


離島での予備自等
制度の普及を図る
長崎地本

 長崎地本援護課予備自衛官室はこのたび、離島における予備自衛官等制度の広報を計画し、対馬駐屯地で行われた陸士の就職補導教育の機会を捉え、予備自衛官等制度説明会を実施した。
 今回、対馬警備隊援護班の支援を得て、陸自の予備自衛官及び即応予備自衛官への志願促進を目的として、任期満了退職予定隊員及び各中隊先任上級曹長等に対して説明を行った。
 説明会の前半は、各人に配布した予備自衛官等制度のパンフレットに基づいて、予備自衛官室長が制度の内容について説明し、後半は広報DVDにより、現在、採用されている予備自衛官等や雇用企業主へのインタビュービデオを視聴した。
 これまで参加隊員は予備自衛官等制度についての詳しい知識を得る機会が少なかったが、これを機会に離島の部隊においても制度の普及を図り、志願促進につながることが期待される。


補給艦「ましゅう」
艦艇広報を支援

鹿児島地本

 鹿児島地本(本部長・福永賢太郎1海佐)は2月1、2の両日、鹿児島市谷山港で補給艦「ましゅう」の艦艇広報と出入港作業を支援した。
 「ましゅう」(艦長・川波辰男1海佐)の入港時は雪が降り凍えるような寒さだったが、次第に天気も回復していった。平日にもかかわらず、街頭ポスター、地本ホームページや新聞などで入港を知った市民が多数訪れ、普段見ることのできない海上自衛隊最大の艦艇について乗員の説明を興味深く聞いていた。特に初日は保育園児が訪れ、補給艦の大きさに喜びの声を上げ、艦艇内での乗員の丁寧な説明に聞き入っていた。帰り際には保育園児らから乗員へ記念品がプレゼントされ乗員を喜ばせた。最終的に、両日合わせて約700名が来艦した。また、寄港中乗組員による東郷元帥の墓地清掃も新聞で紹介されるなど艦艇広報の一役を担った。
 鹿児島地本は、「今後も、艦艇寄港等の際に部隊の協力を得て、積極的に広報を実施して防衛基盤の更なる拡充を図り、募集及び援護広報等に活用していきたい」としている。


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