1月21日、第2航空群(群司令・眞木信政海将補)は、世界剣道武徳和心会の武術部門長の椎名市衛(しいな・かずえ)氏を招いて、「武士道の神髄」と題する講話を行った。
　武徳和心会は、剣道を通じて武と徳を高め、和の心をもって世界平和に寄与することを目的として国内外で活動しているNPO法人。椎名氏は、千葉周作を始祖とする北辰一刀流の第七代継承者として名実ともに剣の達人であり、各地における技術講習を精力的にこなしている。
　今回は、海自八戸剣道部員に対する技術指導に先立ち、一般隊員に対する講話もお願いしたところ快諾していただいた。
　椎名氏は、武士道を継承しているのは、身をもって職務を遂行している自衛官であると思っていると話し、「相打ち」の精神について述べた。「相打ち」とは、相手の剣が唯一使えないとき、つまり、相手の剣が我が身に切り入っている瞬間に、苦しみに耐え、決定的な一撃を与えることである。武士は剣を抜くとき、自分が死ぬことよりその目的を達成することを優先する。恐怖に打ち勝ってこの精神的高みに至るには、ひとえに訓練であり、訓練を十分に積むことで自己の限界を知り、そこで覚悟が決まる。覚悟が決まると、右往左往することなく無心の剣を繰り出すことができると語った。
　聴講した隊員は、武士道と自衛官の心がまえに共通する部分を再認識するとともに、自衛官の宣誓文の「…危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努め…」について、意を新たにしていた。
　椎名氏は、自衛隊基地への訪問は初めてということで、講話の前には、海自八戸自慢のカレーライスを食したり、講話後はP—3Cや基地内の見学を通じて海上自衛隊に対する理解を深めていた。この日の夕刻からは、剣道部員に対する指導を開始。丸2日間、呼吸法、気合い、姿勢から、北辰一刀流の技、剣道本来の動きまで、達人による内容の濃い稽古をつけていた。剣道部員は、この講話や稽古を通じておのおの具体的な努力目標を確立、その後の稽古に汗を流している。

　第4地対艦ミサイル連隊(連隊長・吉田賢一郎1陸佐)は2月10日から15日までの間、岩手山演習場で連隊積雪地訓練を実施した。
　今回の訓練は陸曹団による訓練と、部隊の訓練に区分され、10、11両日の陸曹団の訓練は、最先任上級曹長の計画で積雪地の行進要領や歩哨の警戒要領等を訓練した。
　その後、12日から14日の2夜3日での部隊訓練では、積雪地での陣地占領や射撃要領などを訓練した。
　隊員らは来年度以降計画されている冬季間の中隊・班小隊検閲に向けて、各人の行動や除雪の要領等を演練していた。

　Hi! How are you doing?　皆さん、いかがお過ごしでしょうか。啓蟄も過ぎ、春めいてきたと思ったら冬に逆戻りといった天候ですね。年度末で、仕事も多忙になり、あるいは転勤の準備で忙しい方もいらっしゃると思います。世の中が動いているという実感がありますね。受験生には、長い受験生活の結果がもたらされます。いずれにせよ、変化が生起する年度末です。一年を総括して、新しい一歩を、希望とともに踏み出したいものですね。私も大学院の修士課程を無事修了することができます。4月には、新しく挑戦するものを見つけていると思います。

　さて、今回の表現は、"I've got a touch of flu!"「風邪気味なんだよ!」です。"I have a cold."「風邪をひいています。」や"I got a cold"「風邪をひいた。」という表現はすでにご存知の方も多いですね。でも、実際に風邪をひいていたら、人前には出ないので、この表現を使う機会もあまりないのかもしれません(笑)。実際に表現したいのは、風邪気味であるという微妙な表現ですよね。
　have gotは、ひいてしまったという感じです。今もその状態が続いていますね。a touchは、〜気味、病気の症状や体の異常を意味します。Fluは、influenzaを短くしたものでインフルエンザ(流感)のことです。大変な状況をやんわりと表現しています。賢明な友人なら休息を取るようにすすめますね。touchは、いろいろな意味がありますが、何々気味という意味で表現を豊かにしてくれる単語ですね。

　まだまだ寒い日が続きます。3月は年度末の多忙期に加えて、転勤、新学期や入学など新しい環境への移行の準備に忙しい日々が続くことになります。風邪等ひかないようにご自愛ください。一日一日を大切にして、ストレスの少ない、楽しく、陽気な生活をお楽しみください。それでは、皆さん。See ya!
〈スワタケル〉