岡山地本(本部長・吉永幸男1陸佐)は11月14日、今年7月に岡山県総社市に完成した防災公園(常盤公園)で行われた総社市防災訓練を支援した。この訓練には26団体260名が参加した。
訓練は、市内で震度5の地震が発生し、家屋の倒壊や多数の負傷者が発生したとの想定で、土砂に埋もれた車両や倒壊家屋からの救出、炊き出し、応急救護処置等15項目の訓練を行った。特に当該地区を担当する日本原駐屯地から参加した第13特科隊が倒壊家屋から負傷者を救出する場面では、見学に来ていた男性が「隊員のきびきびした動きと手際のよさを見て、災害時はとても心強い」と話していた。
また、岡山地本高梁地域事務所は展示コーナーを開設し、昨年8月に美作市で発生した集中豪雨災害時における自衛隊の施設除染、給水支援活動等の各種パネルを展示し、住民に対し災害派遣活動状況を説明するなどして自衛隊への理解を求めた。
岡山地本は、「今後も市町村が主催する防災訓練に積極的に参加し、一般住民に対して自衛隊が実施する災害派遣活動の重要性を説明し、より一層自衛隊への理解を求め岡山県内における防衛基盤の育成に寄与していきたい」としている。 |