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スペーサー
自衛隊ニュース   1109号 (2023年10月15日発行)
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防衛ホーム創刊50周年を迎えて
代表取締役社長 吉田佳子

 「防衛ホーム」は、今年10月15日号(1109号)で創刊50周年を迎えることができました。防衛省・自衛隊と国民を繋ぐ架け橋として、また、「自衛隊ができない事で自衛隊を応援する」として発刊を続けて来ることができましたのは、防衛省・自衛隊の皆様そして企業の皆様のお陰と衷心から感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
 創刊当時は月1回15日号だけの発行でした。それが8年後には月2回の発行となり現在に至っています。

昔の新聞製作
 昔の新聞製作は今とは比べ物にならないほど手間がかかりました。一文字一文字手で活字(鉛製のハンコの様な物)を拾い原稿通りに並べるという植字を行い、印刷用の組版を作りそれを印刷していました。これを活版と言います。この手で活字を拾って文字を配置していく職人さんの作業の速さといったら…目が回りそうでした。少し斜めにした大きな台に大きさの違う文字も並べていきます。文字数の違う単語を一つ間違えようものなら前後全部を配置し直していかなければなりません。怒声の飛ぶ職場でした。現在でも「この文のこの文字誤植だよ」という言葉を聞きますが、この誤植という言葉は上で述べた植字の組み間違いから来ています。今のように、途中の校正をし直すのが面倒だから「全文差し替えて〜」などと考えられない作業でした。

写植・版下時代
 その次には、写真植字という印刷技術に変わります。これは、印画紙に写真技術を利用して文字を印刷し写真などを貼り「版下」を作って印刷する方法です。私はこれに関しては経費節減のための技を習得しました。文字をカッターで一つ一つ切り取り、ピンセットで貼り付けて違う原稿を作り版下として使用する技です。写真植字のことを写植と言います。現在防衛大学校同窓会本部事務局がある場所に「市ヶ谷写植」という写植屋さんがあり、そこに原稿を持って行って職人さんが版下を作るのを見るのが好きでした。

デジカメの普及
 デジタルカメラが普及し始め、フィルム代や現像代を気にしなくてよくなり、更に連写ができるようになりました。一瞬のタイミングに合わせてシャッターを押す必要も無くなりましたが「一瞬を大事にしないで連写なんて、写真に心が入っていないよ」などと分かったように嘯いていたこともありました。
 写真も現像した写真にトレーシングペーパーという半透明の薄い紙を乗せ、ここをカットするなどと指示を出していました。今は、空や地面をカットするなんて瞬時にできるしやり直しが何度もできますが、そんなことは考え付きもしませんでした。
 5年ほど前、弊社会長が「これ全部違う文章にしたいんだけど間に合うかな」降版3日前位に心配そうに聞いていましたが、現在は、瞬時に全文差し替えができます。降版日にまだ原稿が書けていなくても間に合う「今」を当時の人が見たらどう思うのでしょう…。

50年の進化
 50年というのはすごい進化だと改めて思わされます。
 これからの50年で世の中がどうのように変わっていくのかわかりません。
 しかし、人々が関心を持つニュースの近くには防衛省・自衛隊がいます。活動している隊員の裏には、後方で部隊を守っている隊員がいます。そして彼らを支えるご家族がおられます。そんな姿に寄り添い、これからも防衛省・自衛隊の側で応援し続けて行きたいと思っています。防衛省・自衛隊の皆さんがいるから日本がある、私たちが安全・安心に暮らせる、そんな思いで一杯です。
 これからもどうぞ「防衛ホーム」をよろしくお願い申し上げます。


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