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自衛隊ニュース   1006号 (2019年7月1日発行)
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AC-TESC
<第7師団>
交戦訓練装置を使用した実戦的な訓練
 第7師団(師団長・前田忠男陸将=東千歳)は、令和元年6月4日から16日までの間、北海道大演習場恵庭・千歳地区において、機械化部隊戦闘訓練評価支援センター方式による訓練(AC-TESC)を実施した。
 本訓練は、赤・青部隊にわかれ、交戦訓練装置を使用し、戦場(演習場)の南北から行動して、赤部隊は防勢行動、青部隊は攻勢行動又は各部隊の計画により、実施した。
 訓練開始に先立ち統裁官は、「AC-TESCの狙いを達成し得る実戦的な統裁の追求」「統裁部内の緊密な連携」「安全管理の徹底」の3点を統裁部に要望するとともに、2年前に発生した横転事故を踏まえ、訓練部隊が真剣に訓練を実施しているからこそ危険な状態が生起する恐れがあるので統裁部の指揮系統による安全管理を徹底するよう訓示した。訓練に参加した各中隊長は、状況の変化に応ずる継続的な任務分析、状況判断及び指揮を演練し、諸職種を組織化した総合戦闘力を最大限発揮するとともに、任務分析に基づく任務達成の執念を保持した積極果敢な行動を実施し、任務を完遂した。

国連南スーダン共和国ミッション
司令部要員出国報告
 6月20日、国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)の第11次司令部要員として派遣される陸上自衛官2名が、湯浅悟郎陸上幕僚長に対して出国報告を実施した。またその後、岩屋毅防衛大臣に出国報告を行うとともに、翌21日は内閣府で出発式に臨んだ。
 今回派遣されるのは、高橋忍1陸尉と佐藤応百1陸尉の2名。高橋1陸尉は情報幕僚として治安情勢に係る情報の収集や整理等の業務を行う。佐藤1陸尉は施設幕僚としてUNMISS全体の施設業務に係る企画・立案等の業務を行う。両名は首都ジュバにあるそれぞれの国連施設で勤務。昨年6月から派遣されている第10次要員の交代要員として、6月29日に出国する。期間は約1年間。
 UNMISSにおいては、5年5カ月にわたり活動を行った施設部隊が2017年5月に撤収したが、司令部要員への派遣はその後も継続。現在は、兵站幕僚、情報幕僚、施設幕僚、航空運用幕僚の各1名ずつ。

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