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自衛隊ニュース   998号 (2019年3月1日発行)
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平成30年度 第3次師団訓練検閲
<7師団>
積雪寒冷の環境下、見事任務を完遂
 第7師団(師団長・前田忠男陸将=東千歳)は、1月28日から2月1日までの間、北海道大演習場において、第11普通科戦闘団(戦闘団長・宮内雅也1陸佐)及び、第7飛行隊(隊長・佐藤利春2陸佐)に対する平成30年度第3次師団訓練検閲を実施した。
 本検閲において、第11普通科戦闘団は「師団の攻撃における先遣戦闘団としての行動」、第7飛行隊は「師団の攻撃における飛行隊としての行動」を主要検閲課目とし、第11普通科戦闘団は、指揮官及び幕僚の軽快かつ機敏な指揮幕僚活動を実施するとともに、積雪、低温の積雪寒冷下の状況において、あらゆる機動手段を講じて諸職種協同により積極的に行動し、第7飛行隊は、多岐にわたる任務を遂行し、作戦部隊の任務達成に寄与するべく、作戦構想に基づき各種飛行支援とその優先順位を適切に定め、保有する能力の最大限発揮に努め、両部隊とも任務を遂行した。
 また、検閲の終盤において、第11普通科連隊はスキー機動による師団の進出掩護の為の地域の確保、第7飛行隊はスキー機動による展開地の推進を実施し、示された追加任務を完遂した。

新在日米軍司令官 岩屋大臣を表敬訪問
 2月15日、岩屋毅防衛大臣は、2月5日に在日米軍司令官兼第5空軍司令官に就任したケヴィン・B・シュナイダー空軍中将の表敬訪問を受けた。
 岩屋大臣は「直前までインド太平洋軍の参謀長を務め、過去にも三沢や韓国でも勤務経験がある。この地域の安全保障に精通するシュナイダー中将が着任されたことは大変心強い」と歓迎した。また「日本の安全保障の機軸は日米同盟で、その中核は在日米軍。昨年末に策定した防衛大綱・中期防に基づき日米協力の強化のために、今後共に力を合わせていきたい」と日米同盟のさらなる強化に向けて協力を呼びかけた。
 シュナイダー司令官は、歓迎に対して感謝の意を述べるとともに「インド太平洋軍司令部で勤務しているときも、日米同盟の重要性にあらためて気づかされることがあった。この地域の安全保障は日米同盟の強さにかかっている」と応えた。

ひと足早い春の訪れ
北千歳
 平成31年1月29日、福岡県の大宰府天満宮から「梅の親善使節」が、北千歳駐屯地(司令・片岡義博陸将補)に来訪した。
 梅の親善使節の来道は、1956年の日本航空の新千歳-福岡便の就航を記念して始まり今年で63回目、北千歳駐屯地への来訪は昭和54年以降、今年で41回目を迎える。
 天満宮の禰宜(ねぎ)、権禰宜(ごんねぎ)、巫女、JAL千歳空港支店の担当者を合わせた総勢7名からなる使節団から、今にも花が咲きそうな紅梅及び白梅の2鉢と大宰府天満宮職員による手作り梅干の贈呈を受け、お礼に北千歳駐屯地自慢の干支の羽子板を手渡した。
 懇談の中で司令は、「何十年にも渡り駐屯地に春を届けて頂きありがとうございます。昨年頂いた梅の木も大きくなりました。今年も花が咲くのを楽しみにしています」と述べた。
 寄贈された梅は、甘い香りを司令室一杯に漂わせ北千歳駐屯地にひと足早い春の訪れを告げた。

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