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自衛隊ニュース 1015号 (2019年11月15日発行)
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自衛隊記念日
内閣総理大臣特別賞状授与式
陸自システム防護隊等3部隊が受賞
 11月12日、首相官邸において「令和元年度自衛隊記念日・内閣総理大臣特別賞状授与式」が行われ、全国の部隊の中から陸上自衛隊システム防護隊、海上自衛隊鹿児島音響測定所、航空自衛隊航空機動衛生隊の3コ部隊が特別賞状を受賞した。各部隊の指揮官には安倍晋三内閣総理大臣から特別賞状、副賞の楯およびバッジが授与された。安倍首相は「今回の特別賞状の受賞を機に、その自信と誇りを胸に、更なる高みを目指してほしいと思います。大いに期待しています」とその功績を讃えた。
 なお、授与式は当初10月14日の「令和元年度自衛隊観艦式」で行われる予定だったが、台風19号の影響で観艦式自体が中止になったため、この日に変更された。
【受賞部隊(指揮官)と主な功績は以下のとおり】
●陸上自衛隊システム防護隊(平田高志1陸佐)堅牢無比なサイバーセキュリティの確保による功績
●海上自衛隊鹿児島音響測定所(川地秀樹2海佐)長年にわたる音響測定及び魚雷等の試験による功績
●航空自衛隊航空機動衛生隊(田村信介1空佐)高度な機上医療を伴う緊急患者搬送による功績

第2回旅団訓練検閲
<第15旅団>
第15ヘリコプター隊について評価・判定
 第15旅団(旅団長・中村裕亮陸将補=那覇)は、10月24日から10月29日までの間、宮崎県及び鹿児島県にまたがる霧島演習場及び熊本県の大矢野原演習場において、第15ヘリコプター隊(隊長・坂本貴宏1陸佐=那覇)に対し、第2回旅団訓練検閲を行った。
 本検閲には、受閲部隊及び協同部隊並びに統裁部として第15旅団等の人員約600名、車両約200両、航空機約5機が参加した。本訓練検閲は、「真に戦える旅団」を目指し、方面隊の作戦における先遣旅団としての行動において、第15ヘリコプター隊の各種行動について評価・判定するとともに、進歩向上を促すことを目的として行われた。
 第15ヘリコプター隊は、当初那覇基地において出動準備を行い、物心両面の準備を完整した後、主力は那覇軍港からPFI船「はくおう」に乗船し海路移動、国分駐屯地で陣容を整え、空路組と合流した。霧島演習場においては、展開地占領から戦闘支援の一連の行動を検するとともに、至近距離射撃の練度判定も行われた。
 第15ヘリコプター隊は、隊長の坂本1陸佐を核心に、日頃の練成成果を最大限に発揮して、隊員一人ひとりが統裁官要望事項である、「指揮の要訣の実戦」「基本・基礎の確行」「安全管理」を実行すべく、一丸となり、戦士としての能力を最大限に発揮し状況終了を迎えた。
 参加した第15ヘリコプター隊第2飛行隊の福満2陸士は「初めての訓練検閲で隊本部要員として上手に動けなかったが、先輩達のサポートもあり何とか乗り越えられた。次の訓練は自ら動けるようになりたい」と述べた。

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