防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   927号 (2016年3月15日発行)
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地域との絆 更に強く
地本便り
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就職イベントに積極参加
〈大阪〉
 大阪地本(本部長・中野義久陸将補)は年明けから年度末にかけ11会場、計15日間に及ぶ就職イベントに積極的に参加・計画している。対象者は28年度卒大学生、転職希望者ら。
 大阪地本として、この時期に28年度卒業学生を対象にしたイベントに複数回出展するのは初めて。
 説明会場には防衛省・自衛隊のブースを設け、自衛官候補生の制度と自衛官の処遇・採用試験の概要などを分かりやすく説明した。
 説明を聞いた学生の中には「自衛隊のイメージが一新されました」「すぐにでも受験したいが、どのような手続きをすればいいのか」と語る学生も見られた。説明終了後においても自衛隊の仕事に関する質問が多く寄せられ、自衛官としてのやりがいや職種・職域・キャリアアップ等について丁寧に回答した。
 大阪地本は、「自衛官候補生を獲得する為"冬の陣"と銘うち今後もあらゆる機会を通じて、まずは自衛隊を知ってもらい、興味を高揚させ、一名でも多くの方に受験をしていただけるように全力を尽くしていく」としている。
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ジプチ派遣隊員
県知事へ帰国報告
〈栃木地本〉
 栃木地本(本部長・小林栄樹1陸佐)は、2月17日、栃木県防衛協会が主催する「県知事へのジプチ派遣隊員帰国報告」セレモニーを支援した。
 本セレモニーは、多くの県民が行き交ったり談笑したりする栃木県庁1階ロビーにおいて、派遣海賊対処行動支援隊(DGPE)第4次隊員として派遣された中央即応連隊(連隊長・深草貴信1陸佐=宇都宮)隊員約70名が、福田富一栃木県知事に対し、任務を完遂して無事帰国したことを報告するもので、栃木県民に対し、自衛隊の国際平和協力活動における活躍を周知させ、より自衛隊を身近に感じてもらおうと企画された。
 このセレモニーは報道の他、数多くの応援者と派遣隊員の家族も集まり、皆、隊員の勇姿に魅せられていた。セレモニーでは、派遣警衛隊長・水関謙作3陸佐が代表して帰国挨拶をするとともに記念品を手渡し、県知事からは、県民を代表して労いと感謝の言葉をかけてもらった。
 栃木地本は、「今後も栃木県防衛協会と共に県内における防衛基盤の充実を図っていきたい」としている。
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除隊者雇用協議会役員会
〈福岡〉
 福岡地本(本部長・松永康則1陸佐)は2月22日、KKRホテル博多で実施された平成27年度福岡地区自衛隊除隊者雇用協議会役員会を支援した。
 本役員会には、雇用協議会会長河部浩幸氏(葛纉d工相談役)をはじめ、副会長、専務理事等の雇用協議会役員等15名が参加し、平成27年度事業・決算報告、平成28年度事業計画・予算のそれぞれの案が審議されるとともに会長の役員改選において河部会長の再任が満場一致で承認された。
 役員会の冒頭において河部会長は、「現在、日本経済は大卒就職率の向上等僅かながら景気は回復傾向にあるが個人消費は余り伸びていない状況である。また、米国の金融政策の正常化、中国の株価下落、日銀のマイナス金利政策等不透明な部分も見られる。そのような中、1月に発生した県内の雪害に対する給水支援の災害派遣等自衛隊の存在によって国民が安心・安全に生活できていることに感謝申し上げる。当協議会は、福岡県内で再就職を希望する隊員の願いが叶うよう努力したい」と挨拶した。
 審議終了の後、地本長は「福岡地本における就職援護状況等」の説明の中で、先の給水支援を含め福岡県内に所在する部隊の意義、有用性、また、自治体との連携をスムーズにするため、自衛隊OBである防災監の必要性をアピールした。
 福岡地本は、「今後も退職自衛官の雇用企業の拡大、処遇向上を目的に、部外講話及び部隊研修等の支援を積極的に行い、雇用協議会との連携をより緊密なものにしていく」としている。
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大分市議会防衛議員連盟発会式
〈大分〉
 大分地本(本部長・渡辺辰悟1陸佐)は2月22日、大分市内ホテルで開催された大分市議会防衛議員連盟発会に伴う式典に参加した。大分県の防衛議員連盟は、大分県議会をはじめ県内駐屯地、基地所在市町議会には既に結成されているが、大分分屯地及び地本が所在する大分市は未結成だったところ、この度多くの関係者の尽力により、念願の大分市議会防衛議員連盟が発会の運びとなった。
 式典に先立ち、地本部長が記念講演「我が国を取り巻く環境と今後の対応」を行い、議員連盟会員19名は最新の防衛に対する認識を新たにした。発会式では秦野恭義会長が「今日、新たに立ち上がった大分市議会防衛議員連盟は、自衛隊と一体となり市民の安全・安心を守るため活動していく」と力強く発会を宣言し、佐藤樹一郎大分市長、麻生栄作大分県議会防衛議員連盟会長からの祝辞があった。
 県都大分市の防衛議員連盟発会によって、大分県の防衛基盤はより強化され、自衛隊との強い結び付きにより地域住民の安全保障や防災に対する理解が促進し、ひいては隊員募集・援護につながることが期待される。
 大分地本は、「大分市議会防衛議員連盟及び県・市町の各防衛議員連盟との連携をさらに深め、県民・市民の目線に立って"自衛隊と県民との架け橋"としての活動を推進していく」としている。

「頑張っています」新しい職場
活躍するOBシリーズ
新富士化学梶@柳 浩司
柳氏は平成26年9月、航空教育隊を准空尉で定年退職。55歳
 思い出がいっぱい詰まった自衛隊生活を、自衛官としてスタートした防府南基地で、平成26年9月13日に無事定年退官を迎えました。就職活動中援護室からの御紹介により、新富士化学株式会社に守衛として入社致しました。入社の動機は自衛隊在職中、当直及び警衛勤務を経験し、それらを活かした仕事が出来ると考えたからです。
 入社後1年と2ヶ月が過ぎ環境にも慣れてきました。仕事の内容は、工場内外の点検、社員のタイムカードの整理、朝のトラックの誘導等多岐に渡りますが、社員の皆様の御協力で毎日元気に勤務いたしております。
 新富士化学株式会社は、昭和34年12月に設立し、社員は約80名で主に除草剤を製造しており、委託メーカーさんのニーズに合わせた幅広いサービスを提供しております。本社は「歴史と維新の町」山口県山口市に、工場は山口市と世界遺産「白鷺城」で有名な兵庫県姫路市にあります。再就職を迎える皆様にアドバイスがあるとするならば、自衛隊生活で習得した事をそのまま実践すれば良いのです。元気な挨拶、相手に対しての言葉づかい(入社した時から自分が一番下です)それと健康管理です。再就職した場合は、環境の変化から体調を崩しがちです。OBの人達の意見を聞くことも大事な要素だと思います。早くから情報収集し、自分に合った仕事を見つけてください。自分に見合う仕事が絶対にあるはずです。退職後の人生大いに羽ばたいてください。

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