大和駐屯地(司令・大西弘城2陸佐)は、6月5日、薄暑の中駐屯地創立60周年記念行事を開催、国会議員(伊藤信太郎氏)、大和駐屯部隊協力会会長の大和町長(浅野元氏)をはじめ多数のご来賓、招待者、地域ご家族の方々と一般見学者で賑わいを見せ、入場者数は6,187名となった。
駐屯地司令は式辞中「いざ行動するにあたっても根底にあるのは隊員一人一人を取り巻く環境から生まれる心情であります。日本という国で大和という土地で、その歴史と伝統の礎の上で、育て・鍛えられたからこそ、過酷な状況の中において活動できる隊員・部隊が育ったのです。60周年の節目にあたり今一度我が部隊の歴史と伝統を噛み締め、更に発展させて後輩に継承していくことの重要性をあらためて強く感じているところであります」と述べた。式典の終わりでの観閲行進では、第6音楽隊の演奏に合わせ大和駐屯地ならではの戦車、装甲車などが迫力かつ整斉と行進し、会場からは沢山の拍手がおきた。
その後第6偵察隊のオートバイドリルではジャンプ・ブレーキターン・忍者乗りなどの卓越した技術を見せ、続く機動をともなう装備品展示ではFH-70(第6特科連隊)、RCV(第6偵察隊)、LAV(第22普通科連隊),74式戦車(第6戦車大隊)、UH-1J(第6飛行隊)が、それぞれの性能諸元の説明にあわせ多彩な動きを披露し会場からは大きな歓声が上がった。
また、戦車、の体験搭乗では、お客様の長蛇の列ができ、搭乗された方々からは「音がすごい!」「この為に来ました!」など多くの喜びの声が聞かれた。来場されたお客様からは「いつも訓練お疲れ様です」「来年もまた来ます」など労いの言葉を頂き、周辺地域等の方々と駐屯地との絆を一層深めることができた。
※同面、記事中の階級・役職等は実施当時 |