第48普通科連隊(連隊長・池田重則1陸佐=相馬原)は、5月18日、第1次常備集中訓練を相馬原演習場で実施した。
本訓練は担任中隊である第三中隊が、小銃小隊、迫撃砲小隊及び対戦車小隊の各掩体及び障害を構築・構成し、連隊常備隊員約180名に対して展示説明し、陣地構築に関する必要な知識及び技能の向上を図った。
当初、第三中隊長の全般説明の後、隊員は三コグループに分かれ、小銃小隊、迫撃砲小隊及び対戦車小隊の各掩体構築・障害構成地域を順次に研修した。
各掩体構築・障害構成地域では、それぞれの担当陸曹の説明の後、研修時間が設けられた。研修時間中、隊員は、敵方及び我が方から見た掩体の景況や、その内部構造を確認したり、掩体内で射撃姿勢をとって射撃要領を確認するとともに、掩体構築におけるポイントを担当陸曹に質問するなど、各々熱心に研修した。また、掩体の展示に際し、担当中隊は、隊員がより理解しやすいように、掩蓋材を被せる前の掩体と概成した掩体の二種類を準備した。
研修終了の際には担任中隊の隊員に対して感謝の意を込めて隊員から拍手がわきおこった。
訓練終了の際、連隊長は担任中隊の労を労った後、全隊員に対し「防御においては地形を味方にし、これを防護力に変えることが重要である、射てて、射たれない地形を選択し、堅固に陣地を構築していこう」と訓示した。 |