第10特科連隊(連隊長・山根寿一1陸佐)は10月18日、即応予備自衛官26名が参加した第4大隊の実射訓練検閲を東富士演習場で行った。宮嵜泰樹10師団長が検閲を視察し、即自隊員の高い士気と能力を確認した。
　第4大隊は即応予備自衛官制度が発足した平成16年、同特科連隊に新編された。所属する即自隊員は近畿、中・四国に在住し、招集訓練を姫路駐屯地などで行っている。その年齢・経歴は様々で他職種はもとより、空自出身者もいる。創隊から8年、野戦特科隊員としての技能を一から積み上げ、ついに今年度の検閲では常備部隊と同じ課目で受閲までに練度を高めてきた。
　16日朝、姫路駐屯地に出頭した即自隊員らは500kmを超える長距離を機動し日没後に滝ヶ原廠舎へ到着。翌17日、夜も明けきらぬ薄明の中、実射陣地で疲れも見せず整斉と射撃準備を完了すると終日、練成実射を中隊対抗の競技会形式で行い、技能と気力をさらに上げて翌日の大隊実射検閲に臨んだ。
　18日8時30分から始まった検閲では即自隊員と常備隊員が一体となって、検閲官の山根1陸佐の要望事項の一つ「すべての努力を弾先に集中せよ」を体現した。
　検閲の視察に訪れた宮嵜師団長は火砲の間近で即自隊員が射撃に邁進する姿を見て「期待以上の能力の高さを確認した。強靱な師団の一員としてさらに訓練に励んでほしい」と即自隊員らのがんばりを賞賛した。
　検閲の成果は昨年に続き常備部隊に奮起を促すような大きなものとなった。

連隊炊事競技会
創意工夫し心を込めて
滝川

　第10普通科連隊(連隊長・原田一郎1陸佐)は10月13日、北海道大演習場島松地区で、平成23年度連隊炊事競技会を行った。
　開会式で原田連隊長は、「おいしい食事により、隊員に鋭気を届ける炊事であるが、ときには災害派遣などで食事を作成することもある。限られた食材、時間で創意工夫をし、心を込めた食事を作成せよ」と訓示した。
　競技会のメニューは、主食(ご飯)、主菜(酢豚)、
副菜(マカロニサラダ)、汁物(白菜と卵のスープ)で、味はもちろんのこと、盛り付けの美しさも審査の対象とした。
　各中隊は培った調理技術に、創意工夫と繊細な味付けを施し、時間内に調理を終えた。
　審査は統裁官、駐屯地業務隊長をはじめ、各中隊の各年代から5名が抽出され、総勢30名で厳正な審査が行われた。今年は災害派遣で各中隊の炊事能力が向上していたが、僅差で第3普通科中隊が優勝し、2連覇を達成した。

　Hi! How are you doing ?　皆さん、いかがお過ごしでしょうか。寒くなってきました(笑)。夏になれば、暑い、冬になれば寒いというのが挨拶ですが、最近は寒暖が季節どおりではありません。その分体調も崩れやすくなっています。今年の冬は風邪が猛威をふるいそうです。体調をととのえて、冬を楽しみたいですね。

　さて、今回の表現は"What was your name again?"「お名前は何でしたっけ?」です。これから、クリスマスシーズンに向けて、外国人と接する機会も増えてきます。最初にお互いの名前を言って、自己紹介しますが、外国人の名前に慣れていないと、なかなか覚えられないのも事実です。そんな時には、この表現で、相手の名前を確かめてみてください。What is your name?　は、聞き方によっては失礼になります。過去形にすることで、思い出せないといったニュアンスが加わり丁寧な感じがでます。Againは、すっかり忘れているのではなく、先ほど名前を教えていただきましたけど、もう一度教えてくださいという感じになります。こういった会話で、少しずつ親近感が生まれていくものです。

　人との出会いは非常に大切です。人生を豊かにしてくれるものは、お金でも物でもなく、人との出会いやふれあいですね。いつまでも楽しい付き合いができれば最高の人生となります。冬らしくなってきました。天候不順なせいか、通勤途上でも風邪をひいている人を多く見かけます。これから年末にかけて業務も忙しくなってきます。くれぐれもご自愛ください。ストレスが少ない陽気で明るい生活を楽しみましょう。笑顔が一番です。それでは、皆さん。See ya! 〈スワタケル〉