下志津駐屯地
下志津駐屯地(司令・保松秀次郎陸将補)では8月3日、復興に願いを込めて「がんばろう!千葉」「がんばろう!東日本」をスローガンに「下志津駐屯地盆踊り大会」が開催された。
このイベントには、近隣住民や来賓が多数訪れたほか、東北から避難している人たちも特別招待された。来場者は約2万3000人にのぼり、隊員とともに夏の夜を楽しんだ。
会場では、午後5時30分からの太鼓演奏と音楽演奏に続き盆踊り大会が行われた。千葉県の旭音頭、福島県の相馬盆唄、下志津音頭などで近隣住民と隊員が幾重の輪を作り、踊る隙間もないほどの盛況な盆踊りとなった。午後8時からはテーマを「復興に願いを込めて!」として花火の打ち上げが始まり、頭上に広がる大輪の花に、会場のあちらこちらから歓声があがった。また、花火開始前には、露天・部外売店及び隊員から事前に集められた義援金が、保松司令から千葉県共同募金会職員へ手渡された。行事が行われている間もボックスを設置して来場者からの義援金を募った。
新発田駐屯地
新発田駐屯地(司令・谷俊彦1陸佐)は8月10日、駐屯地で「平成23年度駐屯地盆踊り大会」を開催した。
新発田市長をはじめ、各協力団体、市民、東日本大震災で被災し新発田市内で避難生活を送っている福島県民(6家族18人)、隊員家族など多数が盆踊りに参加した。来場者数は例年を大きく上回る約800人にのぼり、災害派遣で自衛隊への関心が高まっていることを伺わせた。
盆踊り大会は、隊員やその家族、市民が「新発田甚句」「新発田音頭」に合わせてやぐらを回り踊り、心行くまで楽しんだ。また、新発田よさこい3個チームが華麗な踊りを披露するとともに、大会恒例の各中隊・諸隊、新隊員教育隊が「仮装盆踊り」を行いユーモラスな仮装で歌や踊りを披露し会場を笑いの渦に巻き込んだ。最後は、会場にいる全員で「上を向いて歩こう」を合唱し、各協力団体、市民、隊員家族、隊員が一体となり交流を深め大盛況のうちに終了した。 |