保全監査隊(司令・坪倉恭司1海佐)所属の千葉翔悟海士長(20)は6月20日付で積極的に負傷者を救護した功績により警視庁万世橋警察署長から感謝状を贈呈された。 千葉士長は6月8日に東京・秋葉原で起きた刃物使用無差別殺人事件に遭遇し、歩行者用通路に多くの人が群がっていた中、勇気を振り絞りナイフで刺された被害者の救護に当たった。 感謝状贈呈式で万世橋警察署長は「多くの傍観者がいる中、迷うことなく救護した。その積極的な行為は称賛に値する」と謝意を述べた。 千葉士長は「気が動転して何も考えられなかった。自衛官という職業柄、こういうときにこそ人のために役立つことをすべきだと救護に参加した。言葉では表せない悲惨な状況でした」と語った。 同署での贈呈式の状況は、テレビ報道や新聞に多く取り上げられた。