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自衛隊ニュース   1034号 (2020年9月1日発行)
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河野防衛大臣 百里基地を視察
F-2戦闘機に搭乗、重力加速度(G)を体感
 航空自衛隊百里基地(基地司令・佐川詳二空将補=当時)は、河野防衛大臣の視察を受察した。
 視察に随行した前航空幕僚長及び基地司令が出迎える中、百里基地に到着した防衛大臣は、基地慰霊碑に献花し、次に、基地儀仗隊及び中部航空音楽隊による栄誉礼を受けた。
 続いて、司令部庁舎において、基地司令らと懇談後、飛行群第3飛行隊に移動し、F-2戦闘機に実際に搭乗した。搭乗視察では、対領空侵犯措置や対戦闘機戦闘の訓練状況を視察するとともに、重力加速度(G)による負荷など、戦闘機特有の過酷な状況も体感した。
 搭乗視察後、大臣は会食に臨み、最後に、基地隊員に対する大臣訓示を述べた。約5時間の視察を終えた大臣は、基地所在部隊長が見送る中、CH-47Jにより百里基地を後にした。

第36代航空幕僚長着任行事
基本を守りつつ新しいことに挑戦する
 8月25日、防衛省のある新宿区市谷の市ヶ谷基地において井筒俊司新航空幕僚長着任行事が行われた。井筒空幕長は「丸茂前空幕長が着手された前に進む『進化』、既存の機能や能力を深める『深化』を我々の手で更に進めていかなければならない。そしてこれらの『シンカ』は空自の真の価値『真価』を問うものであり、前に進み物事を深く追求しながらも、空自の真の価値を追求することが大切である」などと着任の辞を述べた。

第5空軍最上級曹長へ空幕長から感謝状を贈呈
 丸茂前航空幕僚長は、7月30日市ヶ谷基地において31日付でその職を下番し、異動することとなった在日米空軍第5空軍最先任のブライアンP.クルゼルニック最上級曹長に対し、感謝状を贈呈した。
 これは、平成30年12月就任以来、1年8か月にわたる功績を讃えるものである。
 クルゼルニック最上級曹長は、三沢基地において実施された航空自衛隊と米空軍のF-35整備員によるメンテナンスデイ及び横田基地において実施された宇宙軍宇宙作戦コマンド最先任であるベンティベグナ最上級曹長を招いての航空自衛隊各准曹士先任を中心としたスペースシンポジウムを企画する等、下士官レベルにおける交流を図り日米同盟強化に尽力をした。
 当日は、航空幕僚副長代理による感謝状贈呈式に先立ち、航空自衛隊准曹士先任甲斐准尉主催による昼食会及び年初めに祈願したダルマの開眼式が併せて行われた。昼食会では、スカイビューレストラン提供による食事に舌鼓を打ち、航空自衛隊の編合部隊等准曹士先任を招いたホームパーティーなどの日本での思い出話で盛り上がり、終始和やかな時間を過ごすことができた。
 なお、開眼したダルマは、日本での思い出とともに、お持ち帰りいただいた。
 今後、クルゼルニック最上級曹長は、イリノイ州・スッコト空軍基地にある航空機動コマンド(Air Mobility Command)最先任に就任予定である。
 更なる御活躍を期待したい。

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