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福岡病院 |
【ホテルで対策教育】
西部方面隊(総監・本松敬史陸将)は「新型コロナウイルス」対策にかかる「初の共同訓練」として、4月10日、自衛隊福岡病院(病院長・松木泰憲陸将補=春日市)が、福岡県内で始まるホテルの宿泊医療に向け、医師等の医療スタッフや生活支援を行う県職員等に対し、個人用防護服(タイベックスーツ)の着脱等を含む感染症対策の教育を実施した。 |
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座間 |
【米軍と検疫訓練】
座間駐屯地(小野一也1陸佐)は、3月31日〜4月2日及び4月15日・16日の計5日間にわたり、米陸軍キャンプ座間とともに、新型コロナ感染防止策として検疫訓練を実施した。
これは、キャンプ座間、座間駐屯地及び周辺地域への新型コロナウイルス感染防止を目的に、ゲート入り口において、米軍人及び自衛官等の入門者に対し、健康状態の質問・体温検査を行い、健康状況を把握して日米隊員等の健全性を確認するため、初めて行った訓練。3月初旬から、在日米陸軍基地管理本部とともに、数度にわたり調整を行い、検疫に必要な資材の設置、そして実施要領を確立した。
また、当日、訓練を担任した第1施設団隷下の第4施設群は、事前調整のとおり、在日米陸軍部隊と役割分担を明確に定め、日米共同「ONE TEAM」となり、ゲート入門者の検疫を円滑に行うことができた。これにより、訓練を通じ、地域への感染拡大の予防、日米部隊の緊密な連携強化及び強い絆を得ることができた。
この訓練に参加した石塚士長は、「本訓練に参加し米軍と協力して、私たちの部隊そして米軍のために役立つことができ、とても貴重な経験になりました」と感想を語った。
座間駐屯地は、陸上自衛隊で唯一米軍基地内に所在する駐屯地として、これからも「地域とともに、米軍とともに」を合言葉に努力していくとしている。 |
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14普連 |
【予防に配慮した訓練実施】
第14普通科連隊(連隊長・根本勉1陸佐=金沢)は4月8日から10日にかけ、能登地区においての100km行進を実施した。
約90名の隊員は8日朝、七尾市の南大呑地区コミュニティセンターを出発し、9日には和倉町、中島町を経由し海岸線の地形や避難適地、活動拠点等を確認しながら訓練を実施し10日夕、終点の穴水町あすなろ広場に到着した。
本訓練は本来約270名の隊員が100kmの距離を自治体指定の避難所や活動拠点となる施設を利用し泊りがけで踏破する予定であったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で宿泊を中止し、隊員を1日ごとに交代させ各人の間隔を5m以上開け、使用したトイレを消毒するなど衛生管理及び感染予防に十分配慮し行った。
訓練には、石川県七尾市家族会、穴水家族会の会長等が隊員の一人一人に声をかけ激励し、行進する隊員は郷土に尽くす想いを更に熱くした。連隊長は「地域の安全を守るために、地形理解、忍耐力を身に付けられるよう訓練を重ねていく事は重要である」と話し、訓練を終了した。 |
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新型コロナウイルス市中感染拡大防止に関する災害派遣状況 |
●第11旅団等の隊員延べ約10名 道職員等約50名に対して教育を実施(4月17日〜24日)
第11旅団の隊員約10名 民間宿泊施設において陽性患者(無症状・軽症)に対する生活支援を実施(4月20日〜24日)
●自衛隊仙台病院の医官及看護官等延べ約70名 仙台市で検体採取支援を実施(4月4日〜6日)(4月13日〜15日)
●第6師団の隊員約10名 自治体が実施する検体採取に必要な天幕の展張及維持管理支援を実施(4月20日〜27日)
第6師団の隊員約15名 宿泊施設における軽症・無症状患者に対する生活支援及福島県職員などに対する感染防護等に係る教育支援を実施(4月22日〜28日)
●第1師団の隊員延べ約50名 民間宿泊施設において陽性患者(無症状・軽症)に対する生活支援、教育支援等を実施(4月14日〜20日)
第1師団の隊員2名 千葉県職員約10名に対して感染防止等についての教育を実施(4月14日)
第1師団の隊員約10名 民間宿泊施設において陽性患者(無症状・軽症)に対する生活支援及県職員に対する教育支援を実施(4月20日〜26日)
第1師団の隊員延べ約60名 東横イン東京駅新大橋前において陽性患者(無症状・軽症)に対する生活支援を実施(4月7日〜13日)
第1師団の隊員約10名 神奈川県職員等約30名に対して教育を実施(4月19日)
第1師団の隊員約10名 民間宿泊施設において陽性患者(無症状軽症)に対する生活支援を実施(4月20日〜26日)
●第10師団の隊員約10名 石川県の自治体職員約30名に対して教育を実施(4月17日)
第10師団の隊員延べ約30名 岐阜県職員及民間宿泊施設従業員約20名に対して教育を実施(4月16日〜18日)
●中部方面総監部の隊員等5名 大阪拘置所職員約20名に対して教育を実施(4月8日)
中部方面総監部の隊員等3名 大阪府職員及民間宿泊施設従業員等約50名に対して教育を実施(4月13日)
中部方面総監部の隊員等3名 民間宿泊施設従業員等約10名に対して教育を実施(4月13日〜19日)
●第3師団の隊員3名 大阪府職員及民間宿泊施設従業員等に対して教育を実施(4月16日)
第3師団の隊員延べ約100名 民間宿泊施設において陽性患者(無症状・軽症)に対する生活支援を実施(4月13日〜19日)
第3師団の隊員7名 奈良県職員等に対して感染防護等の教育を実施(4月22日)
●第14旅団の隊員約10名 高知県職員等約10名に対して教育を実施(4月12日〜16日)
第14旅団の隊員延べ約40名 陽性患者(無症状・軽症)に対する生活支援を実施(4月12日〜16日)
第14旅団の隊員 香川県職員等に対して教育を実施(4月21日)
●第13旅団の隊員5名 岡山県職員5名に対して教育を実施(4月10日)
第13旅団の隊員約10名 鳥取県内市町村職員約30名に対して教育を実施(4月17日)
●自衛隊福岡病院の医官及看護官等約10名 福岡県職員等約30名に対して教育を実施(4月10日)
●第4師団の隊員4名 福岡県職員等約10名に対して教育を実施(4月17日)
第4師団の隊員2名 民間宿泊施設に宿泊する陽性患者(無症状・軽症)の病院から民間宿泊施設間の輸送を実施(4月20日〜26日)
第4師団の医官等約10名 長崎港停泊中の外国船籍におけるクラスター発生に伴う検体採取支援(PCR検査のための検体採取)(4月22日〜)
●海上自衛隊第22航空群のUH-60J(隊員4名)長崎県壱岐空港から大村航空基地間、新型コロナウイルス感染患者1名を空輸 |
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