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自衛隊ニュース   989号 (2018年10月15日発行)
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岩屋毅新防衛大臣が着任
「我が国自身の防衛力の強化」等課題に取り組む
副大臣に原田氏、政務官に鈴木氏、山田氏
 10月3日、第3次安倍第4次改造内閣が発足したことに伴い、防衛大臣に岩屋毅衆議院議員(大分3区 当選8回)が就任した。
 岩屋大臣は昭和32年8月24日生まれの61歳。早稲田大学政経学部政治学科卒。平成2年に旧大分2区で衆議院議員初当選、平成13年に防衛庁長官政務官、平成18年に外務副大臣等を歴任。座右の銘は「至誠通天(誠を尽くせば天に通じる)」。
 岩屋大臣は防衛省A棟講堂において約600名を前に訓示。今後取り組む課題として「現下の厳しい安全保障環境に対応した我が国自身の防衛力の強化」、「日米同盟の強化」、「多国間協力を含めた各国との安全保障協力の推進」の3つを示した。その中で大臣は、宇宙・サイバー・電磁波といった新たな領域での優位性の確保は死活的に重要な課題であるとし、年末の防衛大綱・中期防の策定にあたっては従来の延長線上にない真の防衛力を見定める必要があるとの見解を述べた。また、これら3つに加え、「南スーダン、イラクの日報の問題によって傷ついた防衛省自衛隊の信頼を取り戻さなければいけない」と述べ、公文書の適切な管理徹底など、抜本的対策の必要性を示した。最後に「常に隊員諸君の先頭に立つ所存であります」と決意を述べるとともに「諸君らも国民の負託に応えるべく、深い倫理観を持って研鑽を重ね、隊員一丸となって任務に精励してもらいたい」と要望した。

創設60周年記念塗装デザイン
第2輸送航空隊
 航空自衛隊第2輸送航空隊(司令・太田徹1空佐=入間)は創設60周年にあたり記念塗装されたC-1輸送機を公開した。「始まり」「出発」を表す白と赤を基調とし、C-1から新型輸送機C-2へと伝統を受け継ぐという意味を込め、伝統芸能歌舞伎のように隈取を模すことで、力強さと勇敢さを表現した。第402飛行隊・後藤庄太1空曹がデザインを担当。11月3日の入間基地航空祭では一般公開される予定だ。

次期飛行点検機U-680A塗装機を公開
<飛行点検隊>
 飛行点検隊(司令・中澤武志1空佐=入間)は次期飛行点検機「Citation 680A Latitude」の塗装済み画像を公開した。また自衛隊内での型式も「U-680A」に決定した。
 塗装は歴代点検機と同様に赤と白を基調とし、尾翼にはチェックの柄も施されている。デザインを担当した隊本部企画本部の後藤剛3空佐が「U-125の機体後部のデザインを活かしたかった。伝統の継承です」と話すように、機体後部が現行機U-125、前部が同じく現行機のYS-11を継承したようなデザインが特徴的だ。「U-680A」は平成31年度末にまず2機、32年度中に3機目が納入される予定。

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