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自衛隊ニュース   989号 (2018年10月15日発行)
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皆の思いが天に届いた?! 一転晴天に!
創立60周年記念行事
<陸上自衛隊高等工科学校>
 9月30日、保護者等を含む、約4000人の来校者を迎え、陸上自衛隊高等工科学校(学校長・堀江祐一陸将補=武山)の創立63周年記念行事が開催された。
 式典において学校長は、生徒に対し、「生徒としての自覚のもと、自己の将来に高い目標を掲げ、知識の習得と心身の修練に取り組むこと。この際、『積極進取』の姿勢と『人を大切にする心を持つ』ことを意識せよ」と式辞を述べた。
 また、来賓を代表して小泉進次郎衆議院議員より、平素の厳しい教育に対する労いと期待の言葉が述べられた。
 この日は、台風24号の影響による前日からの雨が続く中、式典を実施する時間帯のみ晴れ間が広がり、来校者からは「生徒の日々の厳しい教育、訓練の姿が導いた天気だ」という声が多く聞かれた。まさに、我々の姿を一人でも多くの人に見てほしいと願う生徒の思いが来校者に、そして天に伝わる平成最後の式典となった。
 前日の29日には開校祭行事として、講堂において吹奏楽部・和太鼓部の他、4個文化クラブ(軽音楽部・弁論部・吟詠尺八部・英会話部)の発表、続いて3個体育クラブ(少林寺拳法部・銃剣道部・柔道部)による武道展示を実施した。平成最後の創立記念行事となったが、生徒課程の歴史と伝統は脈々と後輩たちに受け継がれていくことになる。

一刻でも早い災害時の対応を追求して
平成30年度防災応急対処訓練
<第47普通科連隊>
 第47普通科連隊(連隊長・佐藤篤1陸佐=海田市)は、9月25日に海田市駐屯地において「平成30年度防災応急対処訓練」を実施した。
 本訓練は、不在者(入校・臨時勤務・警衛勤務・入院等)を除く全隊員が対象となり、災害時における初動態勢の維持・向上及び防災意識の高揚を目的として行われた。
 本訓練では、「0515、島根県東部を震源とした震度6強の地震が発生し現在、島根県内に多数の被害(者)が出ている模様」「連隊は指揮の特例により、第13旅団の指揮下に入るとともに、第3種非常勤務態勢に移行する」「各中隊は0530から30分毎に中隊の呼集及び準備状況を報告するとともに、0730までに災害派遣準備をせよ」の状況下で行われ、各中隊は、「緊急登庁訓練・災害派遣準備」の2項目を通しで実施した。連隊は、7時20分派遣準備を完了し、示された制限時間内で所要の準備が出来る事を確認した。その後、「炊事車の取り扱い」を演練し炊事能力の向上を図った。
 今後も連隊は、西日本豪雨災害の教訓を活かし事態に備えて練度を維持し続けていく。

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