防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   943号 (2016年11月15日発行)
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地域との絆 更に強く
地本便り

静岡地本防災訓練を実施
〈静岡〉
 自衛隊静岡地方協力本部(本部長・根本博之1陸佐)は、10月3日、静岡地本の所在する県内12ヶ所において防災訓練を実施した。
 本訓練は、「南海トラフ巨大地震発生」を想定して発災初動における災害応急対策の検証・習熟を図ることを目的としたもの。
 訓練では、早朝より「非常呼集訓練」、本部から半径5km以内に居住する隊員の徒歩による「緊急登庁訓練」及び本部要員の「指揮所開設訓練」を実施し、災害時の応急対処能力を検証した。
 当地本は、南海トラフ巨大地震等の大規模震災が発生した際には、非常呼集を受けた後各種手段により全隊員が速やかに登庁し、上級部隊である東部方面総監部や災害担任部隊との調整任務を有しており、本訓練に参加した地本部員は本番さながらの状況下において指揮所の開設や調整事項の確認等について習熟を図った。
 静岡地本は、今後も災害時を想定した訓練を継続して行い、災害応急対策能力の向上と習熟を図り、県庁に最も近い自衛隊組織として即応態勢を維持するとともに、県民の安全・安心に寄与出来るように訓練を積み重ねていく。

絞別市防災展を開催
〈旭川〉
 自衛隊旭川地方協力本部(本部長・阿部仁一1陸佐)紋別地域事務所は、10月23日に紋別市と共催で平成28年度紋別市防災展を開催し広報活動を実施した。
 紋別市防災展は、主催の紋別市及び自衛隊紋別地域事務所のほか、陸上自衛隊第25普通科連隊(遠軽駐屯地)、紋別海上保安部、北海道北見方面紋別警察署及び紋別市社会福祉協議会の協力により、防災等ブース、防災に係る車両、装備品の展示等を行った。
 中でも例年来場者に人気なのが、第25普通科連隊のカレーライスの炊き出しで、午前7時30分から炊き出し作業を開始し、手際よくカレーライスを作り、午前11時過ぎから来訪者に振る舞われた。カレーライスを目当てに来訪した多くの市民が訪れ、第25普通科連隊のカレーライスの味を堪能した。カレーライスを食した来訪者の一人は、「毎年、このカレーを食べるのが楽しみに防災展に来ています。今年のカレーも、とても美味しかったので、また来年が楽しみです」と笑顔で語った。
 自衛隊は、この他に装輪装甲車、軽装甲機動車、偵察用バイク及び人命救助システム2型の展示並びにパネル展示を行い訪れた人々は、災害時における自衛隊の活動に関心を持って見学していた。また、地本募集ブースでは、訪れた市民の方々に自衛隊の記念品を手渡し、自衛隊をアピールした。
 旭川地方協力本部は、今後も各種イベント等に参加し、自衛隊を積極的にアピールし、多くの志願者の獲得を図る。

地元イベント「てんびんの里ふれあい広場」で自衛隊広報
〈滋賀〉
 自衛隊滋賀地方協力本部 近江八幡地域事務所(所長・大賀義秋准陸尉)は、10月22日、五個荘商工会主催の「てんびんの里ふれあい広場」(東近江市五個荘町中央公園)に参加し、広報活動を実施した。これは、地元の商店や企業、青年会や老人会が出展し、ステージショーやフリーマーケットなどが勢ぞろいする地域に密着したイベントで、約8,000名が訪れ賑わった。
 自衛隊ブースでは、熊本地震災害派遣等の写真パネルをはじめ、戦闘用糧食、南極の氷を展示。また、ガチャガチャによるオリジナル缶バッチやペーパークラフトの配布、自衛隊ラッパ吹奏や1/2tトラック試乗体験、さらにミニ制服試着など、盛り沢山の内容で来場者を迎えた。
 会場アナウンスで自衛隊ブースが紹介されると、ワッと人だかりができ、総勢約400名が来場。特にミニ制服試着は人気が高く、親が "自衛官ルック" の我が子に向けて懸命にシャッターを押す風景があちこちで見受けられた。他にも、ラッパを気に入って離さない子供や、ペーパークラフトを分け合う兄弟など、可愛らしい子供たちが押し寄せた。一方で中高生や大人の姿も目立ち、ある中学生は「警察や消防は身近に感じるけれど、自衛隊は遠い存在だと思っていた。でも自衛官の方と直接話してみて、とても身近に感じた」と感想を語ってくれた。また中学生の息子と訪れた女性は、「将来、息子に自衛官になってもらいたいんです」と、母親の方が熱心に防大の説明に聞き入っていた。
 滋賀地本は「今後も様々な地域イベント等を通じて自衛隊の魅力をアピールし、地元に根差す広報をしていきたい」としている

「多久まつり」で自衛隊をPR
〈佐賀〉
 自衛隊佐賀地方協力本部(本部長・大塚陽一1陸佐)は、10月23日、佐賀県多久市で催された「第46回多久まつり」で自衛隊のPR活動を行った。
 当日は、ジープの展示や、ミニ制服試着コーナー及び自衛官募集コーナーを設置し、多くの来場者が自衛隊のブースに足を運んだ。
 とりわけ多くの注目を集めたのがジープで、「早く乗りたい!」とわれ先に乗り込もうとしていたり、ミニ制服を着て乗車し、自衛官気分を味わったりする子どもたちで溢れかえっていた。
 ミニ制服試着コーナーも大人気で、小さな子どもを持つ家族が多く訪れ、「せっかくの機会だから着てみて」と言ってお子さんにミニ制服を着せたり、「はい、敬礼!」と言ってお子さんに敬礼のポーズをとらせたり、ミニ制服を身にまとった我が子の姿を嬉しそうに写真に収める親たちで賑わっていた。
 また、自衛官募集コーナーには、多くの若者が訪れ、広報官の説明に熱心に耳を傾けていた。時折、広報官を質問攻めにする場面もあり、熱気を帯びていた。
 自衛隊佐賀地方協力本部は今後も、自衛隊に対する理解や親近感を深めてもらえるよう、多くの方々が訪れる各種イベントにおいてPR活動に努めていたい。

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