防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   943号 (2016年11月15日発行)
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HOME's English Class
(防衛ホーム英語教室)
WE WILL MAKE AMERICA GREAT AGAIN!
 再び偉大な米国に!

Hi!How are you doing? 皆さん、お元気でしょうか。北海道、東北地方では、雪が降っています。関東も冷え込んできました。いよいよ冬本番です。朝の散歩道も落ち葉がきれいに掃き清められて、広葉樹の木々の枝を通して青空がのぞけます。イチョウの大木の下には黄色い身が落ちて、この季節らしい香りを放っています。もう少しするとビニール袋を手にしたご婦人が銀杏を拾い集める姿を見かけるかもしれません。気温の低下とともに、筆者はこの散歩道を朝の軽いジョギングコースとして活用させていただいています。

さて、今回の表現は、"We will make America great again!"「再び偉大な米国に!」です。11月8日に実施されたアメリカ大統領選挙で当選した共和党ドナルト・トランプ氏の大統領選のスローガンです。既成政治への不満や怒りを背景に、労働者階級を中心に多くの白人の心を捉えたエネルギーのあるフレーズです。willは将来的に実現させる強い意思を含み、againは、一度点入れて失ってしまったものを再現する意味があります。米国民の中に、自分たちがgreat(偉大)であることを自覚できない状況で生きていることへの反発、希望を読み取ることができそうです。アメリカは、共和党の政策で、大きく変わっていくことになります。「アメリカが偉大になる」とは、われわれにとってどのようなことを意味するのかが、来年1月の大統領就任までの大きな課題となります。

冬の朝のジョギングの再開と、2月の駅伝大会への準備をゆっくりと進めていきたいと思っています。11月は、資格試験や教育機関などの試験が集中する時期です。今までの努力が実を結ぶように祈念させていただきます。楽しく、陽気にストレスの少ない生活をお過ごしください。それでは、皆さん。See ya!
〈スワタケル〉


「頑張っています」新しい職場
  活躍するOBシリーズ
株式会社エスエーエス 伊藤 秀徳
伊藤氏は平成27年9月、航空自衛隊第1航空団を3空佐で定年退官。55歳
 私は、平成27年9月29日付をもって、第1航空団付を経て、定年退官いたしました。その後、富士山静岡空港を主な拠点として、旅客機等に対するグランドハンドリング業務を行う、「株式会社エスエーエス」に就職でき、希望どおり給油課に配属されました。
 面接では、いろいろ質問されましたが、飛行機が好きであること、百田尚樹氏の「海賊と呼ばれた男」を読んで石油業界に興味があったこと及び、責任を果たすことの達成感・充実感を直接感じたいなどと熱弁をふるい、採用していただきました。
 ここでの業務は、文字どおり航空機に対する給油です。冬は、寒風に震え、夏は陽炎に揺れるエプロンで重たいホースを航空機に接続し給油作業を行っています。現在は訓練中の身であり、教官の指導を受けながら現場で実務訓練を行っています。給油マンとして一人前になるには、段階的に資格を取得する必要があります。まず、給油業務の基礎である「従事者」、航空機の給油パネル操作を行う「パネル(E170/175、B737-700/800)」そして、給油業務に関してすべての責任を一人で負う「ワンマン」の順です。現在の私は、B737のパネル資格取得に向けてまさに奮闘中ということになります。失敗を繰り返しながらも教官の熱心な指導により、少しずつ前進するとともに、責任も重く肩にのしかかってきますが、志望動機のとおりの達成感・充実感を感じています。「ワンマン」取得までしばらく奮闘が続きますが、引き続き応援よろしくお願いします。
 最後に、これから再就職を迎える皆様におかれましては、あらためて人生の設計図を見直し、生活基盤の確立を図ったうえで、やりたい仕事はなにか?できる仕事か?など熟慮し、現職時代の立場やプライドなどは、制服と一緒に脱ぎ捨て、第2の人生のスタートラインに立っていただければと思います。ご健闘をお祈りします。

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