防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   936号 (2016年8月1日発行)
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地域との絆 更に強く
地本便り

駅前でチラシ配布
〈岐阜〉
 自衛隊岐阜地方協力本部岐阜募集案内所長(所長・三重英春1空尉)は、7月1日、JR岐阜駅・名鉄岐阜駅周辺において高校生の募集解禁に伴うチラシ配りを行った。
 チラシ配りは高校生に対する募集活動が解禁となる7月1日に毎年実施されており、自衛官募集が開始したことを地域の方々に告知し、内部的には本格化する募集活動に対し、広報官のモチベーションを高めることを目的としている。
 当日は、通学に電車やバスを利用する高校生をターゲットとして、高校生の通学時間帯である午前7時30分から8時30分までの間、岐阜募集案内所の所員全員で自衛官募集の案内チラシと募集広報用のティッシュを配布した。
 通りすぎる高校生に対しチラシを渡そうとすると、最初は躊躇する様子であったが自衛官募集の文字を見て快く受け取る男子高校生や、友達同士で通学中に笑顔で受け取る女子高生の姿が見られた。所員全員で街頭チラシ配りをすることで募集活動に対する士気を高めることができ、また自衛隊に対する世論を感じる機会にもなるため意義のある募集広報活動となった。
 岐阜募集案内所では募集解禁に伴い自衛隊の募集種目や採用制度について多くの方にPRできるように告知方法を工夫し、一人でも多くの高校生や募集対象者が受験してくれるように誠実な対応をするとともに、将来の自衛隊を担う優秀な人材の確保に尽力していきたいとしている。

チャレンジ・ポスターラリー2016
〈札幌〉
 自衛隊札幌地方協力本部(本部長・篠村和也1陸佐)は、7月2日にJR札幌駅周辺において「チャレンジ・ポスターラリー2016」を実施した。
 「チャレンジ・ポスターラリー2016」とは、札幌地本全職員が一斉にJR札幌駅及び大通公園周辺の各店舗を一店舗ずつ訪問し、自衛官募集ポスターの掲示やリーフレット、ティッシュの設置を依頼していくもので、航空学生や一般曹候補生等の採用試験の志願者募集開始に合わせて実施された。
 各店舗では、地本職員が丁寧に趣旨を伝え、最終的には訪問店舗数494件、協力店舗数290件の成果を得ることができた。
 札幌地本では、多くの募集対象者に各種採用試験を周知するための広報に努めていく

総員広報を実施
〈鳥取〉
 自衛隊鳥取地方協力本部(本部長・佐藤健1陸佐)は、7月1日県内16か所の主要駅及びバスターミナル周辺において「総員広報」を実施した。これは「全部員が広報官」との意識を持って一斉周知を図る募集広報施策である。
 この日、学生や通勤者の登校、出勤時間に合わせ、本部長を陣頭に「おはようございます」「自衛官募集中です」と笑顔で声をかけ、ポケットティッシュを手渡した。このポケットティッシュには自衛官募集広告及び7月9日、10日に実施される艦艇広報の広告が差し込まれており、受け取った学生は「自衛隊、少し興味あるよね」と友達と話す学生や「艦艇広報も実施されるのですね。家族で見学に行きます」と話す通勤者がおり自衛官募集を十分アピールできた。

専門学校で説明会
〈福島〉
 福島地本(本部長・川野静生1陸佐)郡山地域事務所(所長・中森3陸佐)は、6月24日郡山市民文化センターにおいて、郡山市の「ケイセンビジネス公務員カレッジ」からの依頼を受け説明会に参加した。
 同校は毎年多くの公務員を輩出しており、自衛隊にも自衛官候補生、一般曹候補生、航空学生など多くの合格者を出している。
 説明会には、今年度公務員試験を受験する学生約170名が参加し、本部長講話や同校を卒業した隊員からの体験談、所長からの募集案内など盛りだくさんの内容となった。
 本部長講話では、仕事内容や職種の話の他、近年の国際情勢など、ユーモアを交えながら話し、学生は自衛隊には様々な職種があることを初めて知り、草を付けてほふく前進している一様のイメージから一変したと驚いていた。
 また、同校卒業生隊員の二瓶陸士長(6高特大)が、部隊における仕事内容や自衛隊に入隊した動機、そして自衛隊に入って思ったことなどを話し、後輩の進路についてアドバイスをしていた。
 最後に所長から、消防・警察・一般事務職といった他の公務員との違いや各種募集案内説明、自衛官としてのキャリアパスを提示して終了した。
 説明会終了後、女子学生から「入隊した際の教育場所や女性も地元で勤務することができるのですか?」など、所長に質問する姿も見られた。
 今後も学校側と連携し、多くの学生に自衛隊の良さをアピールするとともに、学生のキャリアビジョンが描けるような説明をしていきたい。

相浦駐屯地教育修了式
別れと旅立ち
〈熊本〉
 自衛隊熊本地方協力本部(本部長・勝井省二1陸佐)は、6月30日、陸上自衛隊相浦駐屯地において、一般陸曹候補生及び自衛官候補生課程の教育修了式に出席した。式典には、3か月にわたる課程教育を終えた総勢228名の新隊員が参加し、熊本県からは23名の自衛官候補生が、教育隊を巣立つこととなった。梅雨の大雨の時期と重なり長崎県内は前日からの雨模様であったが、修了式開始時刻が近づくにつれ天候も回復。文字通り新隊員を祝う晴れの日となった。
 新隊員は、今回の相浦駐屯地における共通した教育を経たのち、それぞれ北は群馬県から南は沖縄県まで広範囲にわたる地域に配属され、今後は、各部隊で後期教育に参加することとなる。式典の中で西部方面混成団長・杉本嘉章1等陸佐は、指定された職種に対する不安や、同期との別れの寂しさを胸に抱く隊員らに対し、「5年後、10年後、35年後の再会を喜びとしてほしい」旨の激励の言葉がかけられた。
 修了式に引き続き、3か月間の教育を手掛けた区隊長及び班長との別れの儀式「遠別式」が行われ、曹候補生と自候生の代表から、それぞれ惜別の辞が贈られた。彼らの、「国民の負託に応える」との力強い決意や、「訓練の中では何度もくじけそうになった」と打ち明ける姿、そして最後の教育大隊歌の合唱により、新隊員のみならず助教も含め会場が涙で包まれるという一幕もあった。
 今後とも熊本地本は各種広報活動等を通じて自衛隊の魅力を積極的にアピールし、より多くの志願者獲得に努めていきたい。

ふれあいコンサート
〈福井〉
 福井地方協力本部(本部長・村上健悟1海佐)は、6月26日、福井県立音楽堂で「ふれあいコンサートinふくい2016」を開催した。本行事は、自衛隊と福井県民のふれあいを通じ、自衛隊への理解と信頼感を醸成することを目的に福井地本が主催し毎年実施している行事である。
 今回は、中部方面音楽隊に歌姫が所属しているとあって、ハガキでの応募が殺到するほどの大人気で、招待・一般客合わせて、約1,200名近くの大盛会となった。
 第1部は、音楽隊長が指揮する力強いマーチや全日本吹奏楽コンクール課題曲等迫力のある5曲が演奏され、第2部は副隊長が指揮するポピュラーな曲やイントロクイズで観客と一緒に楽しんだ。「陸自の歌姫」鶫士長は各1曲づつ歌声を披露し観客を魅了した。特にアンコールでの「見上げてごらん夜の星を」では、その美声に会場は感動に包まれていた。また曲の合間には、音楽隊長と司会者で音楽隊勤務のエピソードや音楽隊に入るためにはという自衛隊の広報に関するトークが繰り広げられる一場面もあった。
 今回の中部方面音楽隊による心のこもった演奏を通じて、地域住民と自衛隊との一体感を醸成する、まさに「ふれあい」コンサートとなった。

県下に広く募集広報
〈島根〉

 自衛隊島根地方協力本部(本部長・堀征己1等陸佐)は、7月1日及び4日を総出募集広報活動に設定し、「募集の日」と称して、島根県下6か所の駅において広報用ティッシュペーパーを配布した。この活動は、7月1日の高校3年生に対する募集解禁の日に合わせて毎年実施しているもので、JR松江駅では、本部長以下22名が「スマイル、リフレッシング、スピーディー」を合言葉に、募集対象者を主とした1,500個を約1時間の通学時間帯に配りきった。
 当日は、島根県観光キャラクターしまねっこ(ゆるキャラ(R)GP2015全国第10位)や、松江市の観光キャラクターあっぱれ君、しじみ姫が応援に駆けつけ、広報活動に一役買ってくれるという効果も手伝い、多くの対象者等が一時足を止め、記念写真を撮ったり広報記事に目を通したりと、志願者の獲得に期待の持てる広報活動となった。
 島根地方協力本部では、この広報を皮切りに募集活動を本格化させ、雇用環境の改善等に伴う厳しい募集環境を克服していきたいと考えている。


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