防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   915号 (2015年9月15日発行)
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地域との絆更に強く
〈地本便り〉

盛夏の募集広報!!
各地で大勢の高校生等が陸海空自衛隊研修
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本部庁舎及び三軒屋駐屯地で子ども参観日
〈岡山地本〉
 岡山地本(本部長・松尾幸成1陸佐)は8月18日、本部庁舎及び陸自三軒屋駐屯地で岡山県教育庁が推進する「子ども参観日」を実施した。同行事は子供達が両親の職場を見学するもので、隊員の子供達を含む6家族11名が参加した。
 親子で仲良く出勤後、子供達は朝礼の見学や、自衛隊についての説明を聞き、装備品見学のため三軒屋駐屯地に移動した。装備品を前にした子供達は大きな戦車やヘリコプターを興味深そうに見ていた。本部庁舎に戻った後は、子供用名刺を持ち、緊張しながらも本部長や隊員との名刺交換や、電話応対の練習をする等、親の働く姿をみるほか、仕事の体験も行った。普段の家で見る姿とは異なる働く親の姿に子供たちは尊敬の眼差しを送っていた。
 岡山地本は、「今後も働く隊員と直に接する学習活動を通じ、子供達の自衛隊への関心を高めていくとともに、岡山県教育庁の推進する行事に参加する事で、県との良好な関係を維持していきたい」としている。
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〈愛知地本〉
 愛知地本(本部長・杉山利行1陸佐)は、8月18日から27日までの間、「リクルート大作戦2015(ぜんぶ見せます、自衛隊)」と称し、「陸・海・空」自衛隊入隊希望者に対する富士総合火力演習、駐屯地・基地見学会を実施した。
 8月18日、富士総合火力演習を皮切りに、20日は陸自春日井駐屯地、24日は空自浜松基地、25日は今津駐屯地、26日は八尾駐屯地、そして27日は海自舞鶴基地で実施した見学会には合わせて213名の若者が参加した。
 戦車やヘリコプター、航空機や護衛艦など、初めて間近で「見て 触れる」自衛隊に、早朝からの移動の疲れも吹き飛び、参加者には喜びの笑顔が溢れていた。
 総火演での轟音響き渡る迫力の演習、各駐屯地・基地での概要説明、装備品・施設等の案内説明はどれも「丁寧で分かり易く」、参加者達の自衛隊に対する理解が深められた様子であった。「味もボリュームも最高!」と大好評の体験喫食や売店の見学など、自然と笑顔が弾ける「初めて」の楽しく有意義な体験が続き、参加者同士がすぐに打ち解け、会話も弾んでいた。
 「今日は1日楽しかったです!来て良かった!」「護衛艦に乗りたい!」など多くの喜びの声と笑顔に包まれて、各見学会は無事終了した。
 愛知地本は、「各種見学会・イベント等を通じて、自衛隊の魅力を多くの方に理解していただき、優秀な人材を確保していく」としている。

総火演ツアー
〈愛媛地本〉
 愛媛地本(本部長・大関雅宏1陸佐)は8月21〜8月22日、愛媛県自衛隊協力団体に対し、平成27年度富士総合火力演習の見学を支援した。21日は早朝6時に愛媛を出発し空自浜松広報館を見学。展示資料館と展示格納庫の多数の展示物、また、隣接する滑走路での練習機の離発着の様子も見学することができ、空自の活動への理解を深め夜7時に宿泊地沼津に到着した。
 翌22日は晴天の中、総火力演(教育演習)を見学。実弾射撃の衝撃波を肌で感じることができる大迫力の演習に、時折、大きな歓声を上げ熱心にカメラ撮影するなど関心の高さが伺えた。陸自の活動の理解を深め当日の深夜12時に愛媛に到着した。マイクロバスで愛媛〜富士間往復計26時間、1600kmを1泊2日で移動する過酷なツアーだったが参加者からは「大変勉強になった」、「是非次回も総火演を見学したい」という意見が多く寄せられた。
 愛媛地本は「今後も自衛隊協力団体への各種支援を実施して、自衛隊に対するより一層のご理解をいただき、じ後の連携強化を図っていきたい」としている。

〈沖縄地本〉
 沖縄地本(本部長・山根寿一陸将補)は7月27日〜28日の1泊2日で、高校生等を対象に在沖縄三自衛隊を研修する「三自衛隊統一募集広報(パワーアドベンチャー)」を実施した。
 参加者は沖縄本島、宮古島及び石垣島の高校生等48名で、地本本部で全般説明を受けた後、陸自那覇駐屯地へ移動し隊員食堂で体験喫食、引き続き、陸自第15旅団の概況説明及び15旅団隷下部隊の装備品展示を研修、次に空自那覇基地に移動し、第83航空隊の概況説明及び隷下部隊の第204飛行隊を研修した。
 27日の研修終了後は隊内生活体験に移行し、夕食、入浴、体育館でのオリエンテーションと時間に追われた生活を体験した。
 翌日は、海自那覇航空基地へ移動し第5航空群の概況説明及び隷下部隊の第5航空隊を研修した。その後、陸自第15ヘリコプター隊を研修した。
 研修を通し終始真剣に取り組んでいた研修参加者からは「自衛隊の中に色々な仕事がある事が解ったし、間近に航空機などの装備品を見学できて、ますます自衛隊に興味が出てきた」「生活体験は時間にきっちりしているところがすごく、また、普段できない体験ができて楽しかった」との感想があった。また参加した多くの学生が採用試験受験の意欲を示していた。
 これから、各種採用試験の時期を迎えるが多くの研修参加者が各種採用試験を受験し、自衛隊に入隊する事を祈念するものである。

北空音楽隊演奏会
〈青森地本〉
 青森地本(本部長・島津貴治1空佐)は8月26日、弘前市民会館における空自北部航空音楽隊(隊長・芳賀大輔1空尉)による「弘前東高校芸術鑑賞教室」を支援した。演奏会には生徒ほか教職員と保護者合わせて770名が参加した。
 はじめに村田秀俊校長より、「弘前地域事務所長白崎3佐をはじめ北部航空音楽隊の皆さんのご協力に感謝いたします。音楽は心を癒し、元気づけてくれます。私も含め皆さんも今日の素晴らしい演奏を堪能しましょう」と挨拶があった。その後、「双頭の鷲の旗の下に」を皮切りに、「スターウォーズ・サーガ」や指揮者体験等趣向を凝らした演奏全8曲を披露し聴衆を魅了した。アンコールで手拍子が起こると同校校歌を演奏。生徒、教員が一同になって合唱し歓声に包まれながら終了した。最後に、生徒会長・舘田玲奈さんから音楽隊に感謝の花束が贈られた。
 また、青森地本は8月31日にも五所川原市立松島小学校で同音楽隊による「音楽鑑賞教室」を支援した。演奏会には児童ほか教職員と保護者合わせて170名が参加した。はじめに間山校長より「三沢から来てくれた皆さんが目の前で演奏してくれます。しっかり聴き良い思い出にしましょう」と挨拶があった。その後、「双頭の鷲の旗の下に」を皮切りに、「クラリネット・キャンディー」等全8曲を演奏。「森の音楽隊」では楽器紹介を織り交ぜパート毎に児童の前で演奏するなど趣向を凝らした演奏に児童たちは拍手をし聴き入っていた。終了後、児童から「音楽がとても綺麗でした」、「見たことがない楽器があり色々と勉強になりました」、「森の音楽隊で色々な楽器の音が聴けて嬉しかった」、「音楽隊の演奏が迫力あってすごかった」などの感想を聞くことができた。
 青森地本は「今後も演奏会等の行事を積極的に支援し、自衛隊の活動や魅力をより深く理解して頂けるように努め、募集基盤の拡充につながる広報活動を推進していきたい」としている。

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