4月5日、第16普通科連隊(連隊長・藤岡史生1陸佐=大村)は、駐屯地各部隊長、各協力団体及び防衛・駐屯地モニター等、多数の来賓及び自衛官候補生の家族、総勢約200名が見守る中、自衛官候補生入隊式を盛大に挙行した。
今年は60名の自衛官候補生が式に臨み、音楽部の演奏で国歌斉唱し、続く任命では一人一人の名前が呼ばれると大きくはっきりとした声で返事をして立ち上がった。皆、緊張しつつ基本教練で教わったばかりの動作を着実に行い、自衛官候補生代表者が連隊長に申告を行った後、長崎県長崎市出身・田尻智也候補生の発声後、全員で力強い服務の宣誓を実施した。家族は初々しくも堂々とした我が子の姿を残そうとカメラやビデオを片手に温かく見守っていた。連隊長は式辞で「本教育を受けるにあたり、それぞれ目標を持っていると思う。それに向かい決して妥協することなくチャレンジ精神を発揮し、実現に向けて邁進して貰いたい。60名の同期が切磋琢磨し、一人も欠けることなく6月の修了式を迎えられることを期待します」と述べた。
自衛官候補生は真剣な眼差しでその言葉を噛みしめ、自衛官、社会人としての第一歩を踏み出した。 |