防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2011年3月1日号
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空音
「空の音楽祭」開催
空自木更津基地主催
高校生に楽器指導も
 2月5日、千葉県袖ケ浦市民会館において、航空自衛隊木更津基地主催(袖ケ浦市自衛隊協力会協賛)による「空の音楽祭」が催された。平成14年から開催し今年で9回目。演奏は今年2月創立50周年を迎えたばかりの航空中央音楽隊。今年から「空の音楽祭」と名称を変更し、航空自衛隊を代表するセントラルバンドの名に相応しい演奏イベントとなった。
 演奏に先立ち主催者である航空自衛隊木更津基地司令の小野賀三(おの・よしぞう)空将補が、「航空自衛隊が世界に誇る航空中央音楽隊。来場者の皆様に演奏のすばらしさ、曲目のなつかしさを感じ楽しんでいただきたい」と挨拶。「君といつまでも」「宇宙戦艦ヤマト」「翼を下さい」など昭和の曲目を中心に大いに会場は盛り上がりを見せた。2部演奏指揮者は、ユーフォニアム世界奏者・外囿祥一郎2空尉による初めての指揮。外囿2尉は38度を超える発熱がありながらも、そのそぶりを見せず、司会との軽妙なトークを交え凜とした立ち振る舞いで指揮を執り行い、大盛況のうちに幕を閉じた。
 翌日は、地元高校5校の吹奏楽部学生約140人を招待し、音楽隊による楽器技術指導を行った。参加した学校指導員は、「世界に名高いバンドの先生方が我々の高校で技術指導してもらえることは大変光栄。学生も直接指導をしてもらい大変喜んでいる。是非、来年以降も指導をお願いしたい」と話した。

久留米駐屯地音楽隊
定期演奏会に感動
久留米自衛隊協力会女性部会
 久留米自衛隊協力会女性部会(高畑ミツコ会長)の40人は2月3日、福岡県久留米市で行われた陸上自衛隊久留米駐屯地音楽隊第13回定期演奏会を鑑賞しました。
 当日は昼・夜の2回公演で行われ、両公演とも約1000人の定員がほぼ満席となるほど大盛況でした。
 第1部では、過去のアンケートでリクエストの多かった「世界の行進曲」など4曲の心に残る名曲を聴かせて頂き、第2部では、一心太鼓による「玄海」など3曲の迫力ある見事なバチさばきに大きな拍手を送りました。第3部では、ガラリと雰囲気を変え、「ピンク・レディー・メドレー」や「また君に恋してる」、「風の谷のナウシカ」など6曲を拝聴し、久留米駐屯地音楽隊の奏でる華麗な音色に魅了され、素晴らしい感動のひとときを過ごさせて頂きました。

赤間神宮の錨蘇る
下関基地隊
 下関基地隊(司令・向井一馬1海佐)は1月20、21の両日、下関市の赤間神宮に飾られている錨の錆び打ち及び塗装の支援を行った。
 これは、昭和60年に源平壇ノ浦合戦800年の記念に海洋少年団から赤間神宮に寄贈されたもので、長年にわたる関門海峡の潮風にさらされ、錨及び錨鎖の腐食が激しい状況だった。それに憂いを感じた下関基地隊隊員有志が、関門海峡で事故がないようにと祈りながら、2日間にわたり上曹会を中心に延べ11名の隊員で錆び打ち塗装を実施。錨は見違えるほど美しくなり、関門海峡を行き交う船舶を望んでいた。
 赤間神宮宮司からは「海を見守る赤間神宮の景観に相応しい仕上がりとなりました」とお礼の言葉があり、作業に当たった隊員は清々しい気持ちで赤間神宮を後にした。

自衛隊サポーターズ
『夢のような体験でした』金崎郁子さん
熱烈ファンの女性モニター

 兵庫県在住の金崎郁子さんは、昨年4月から兵庫地本の女性防衛モニターとして駐屯地・基地の見学等に参加、レポートを提出してきた(本年3月でモニター活動終了)。以前から「毎年何かしらの行事に参加していた」自衛隊ファンだった。ご本人曰く、「ごく平凡な主婦」という金崎さんがモニターとして過ごした1年間で改めて感じた自衛隊とは。

 —自衛隊ファンになったきっかけは?
 金崎 私は、戦前生まれの父や叔父が現在の日本の在り方等を議論する姿を見聞きして育ちました。父と共に姫路駐屯地の記念式典や盆踊りにも足を運んでいました。成人してからも毎年何かしらの行事に参加していましたが、カメラマンの宮嶋茂樹さんが自衛隊の海外派遣や災害派遣などに同行して撮影した写真を見るうちに、単に「自衛官ってカッコいいな」という思いから尊敬の気持ちさえ抱くようになりました。
 —そうした中で、モニターに応募されたのですね。
 金崎 モニター活動を通じ、体験航海、戦車の体験試乗、ヘリの体験搭乗等、夢のような体験を数多くさせて頂き大変感謝しています。兵庫地本のホームページにも複数回レポートを掲載して頂きました。モニター仲間との出会いも貴重でした。殆どが今まで自衛隊に興味が無い方々でしたが彼女達が次第に自衛隊に夢中になる過程を間近に見つめる事が出来ました。途中からは、日本の国防について真面目に語り合う機会が増えました。色々な意見を聞くことでとても勉強になりました。
 —1年間で自衛隊と接する頻度が格段に増え、改めて気づいたことは?
 金崎 私には21歳の娘がいますが、娘や同世代の一般男女と比較して自衛隊の方々の背筋の伸びた姿勢の良さや、立ち振る舞い、礼儀正しさ、日本語の美しさ等にいつも感激していました。自衛隊の皆さんと接して只の一度も不快な思いをしたことがありません。また、僅か1泊2日でしたが、姫路駐屯地に体験入隊した際には「嗚呼、こうして皆さんは鍛錬しているのだ。真に強い者こそ声高に『自分は強い』とは吠えないもの。過酷な訓練の中で己を磨き、自制心等を育んでいるのだな」と痛感しました。
 —今後の抱負を。
 金崎 私の家の中はカレンダー、写真パネル、写真集等、自衛隊で溢れています。興味を持った人に自衛隊の魅力を説明するのに、モニター活動を通じて得た知識や実体験は心強い武器になると思います。1年間本当にありがとうございました。


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