防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   935号 (2016年7月15日発行)
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家族支援に注力

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「家族の日」実施
〈北富士駐屯地〉
 6月11日、北富士駐屯地司令・佐藤恒昭1陸佐は、北富士駐屯隊員の家族を対象とした「家族の日」を駐屯地に於いて実施した。
 本行事は隊員家族間のコミュニティーの形成や部隊に対する家族の理解を得ることを目的としており、実施内容としては業務隊による福利厚生・父兄会活動、家族支援施策等についての説明や、駐屯地史料館の見学、自衛隊車両の体験試乗、隊員食堂における体験喫食を行なった。参加した隊員家族は5家族総勢16名となり、家族への説明の間は小さな子供たちに女性自衛官が自衛隊広報ビデオを見せたり、駐屯地グランドでサッカーをしたり、松ぼっくりを拾ったりと当日は、天候に恵まれ、自然溢れる駐屯地を満喫していた。
 また、父親の職場を見学した隊員家族は実際に働いている場所を目の当たりにして、「将来はこんな場所で働いてみたい」と感想を述べる子供もいた。北富士駐屯地では今後、期に1回の「家族の日」を計画しており、家族間コミュニティーの拡大と隊員家族の深いご理解を得る為に更なる内容の充実を図っていく。
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家族支援
オリエンテーション
〈第3戦車大隊〉
 第3戦車大隊(大隊長・伊藤忠2陸佐=今津)は5月21日、今津駐屯地において、転入及び新婚家族を対象に家族支援オリエンテーションを行った。
 オリエンテーションは、異動又は結婚直後の隊員家族の不安の払拭と、部隊に対する親近感を醸成する目的で行われ、大隊長の挨拶、部隊及び今津駐屯地の概要説明並びに駐屯地近傍の史跡等を紹介した。また、部外レンジャー施設から琵琶湖北岸地域の案内、戦車の体験試乗を含めた各種装備品の展示及び参加者全員でのバーベキューを行い、各中隊長、幕僚、先任上級曹長とともに、和やかに懇談して親睦を深めることができた。
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防大父兄会部隊研修
〈神奈川地本〉
 神奈川地本(本部長・松田辰雄1海佐)は、6月27日、空自入間基地において防衛大学校神奈川県父兄会部隊研修を支援した。本研修は、毎年2回、自衛隊を理解していただくとともに、特に入校して間もない1・2学年のご父兄の不安の払拭・情報交換を目的に実施されるもので会員には人気が高く今回は46名が参加した。
 研修では、午前中にC-1型輸送機を見学、実際に操縦席に着席し、パイロット気分を満喫するとともに、航空学生出身の隊員から分かりやすい概要説明を受け、好評であった。
 体験喫食では、当日の献立「えびカレー」のおいしさに感激していた。研修終了後の車中では、ご子息の近況、新会員に対する父兄としてのアドバイス等、活発な意見交換が行われ新会員のご子息ご令嬢の成長への喜びと不安の交錯した感情に先輩父兄会員からのあたたかい助言等に感謝する場面もあった。多くの父兄会会員からは「非常に勉強になった」、「次回も是非参加したい」等の意見を聞くことができた。
 神奈川地本では、「今後も父兄会等との連携により、自衛隊に対する理解を促進するとともに協力態勢を確立し、募集をはじめ防衛省・自衛隊の諸活動に積極的に連携させたい」としている。
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自候生「家族の日」
〈普教連新隊員教育隊〉
 6月4日、普通科教導連隊新隊員教育隊(隊長・佐藤輝彦1陸尉=滝ケ原)は、自衛官候補生の家族に候補生の成長を確認して頂くとともに、自衛隊に対する理解を深めてもらおうと「家族の日」を計画し、自衛官候補生の家族ら(137名)を駐屯地に招待した。
 家族は、連隊長(河合龍也1陸佐)から「この2ヶ月間の訓練により成長したご子息の姿を確認して下さい」と挨拶を受けた後、教育隊長から自衛隊の概要や自衛官候補生の目的及び入隊してから約2ヶ月間の訓練内容等についての説明を受け、自衛官候補生の訓練を見学した。昼食は隊員食堂において自衛官候補生との会食を実施し、相互に近況を報告し合う等、団らんのひと時を過ごした。午後からは、普通科教導連隊が装備する装備品展示及び体験搭乗が行なわれ、自衛官候補生の家族はこれから取り扱う事になる装備品に深く関心を示していた。
 見学を終えた家族からは「子供が人前で言葉がはきはきと言える様になっており、子供の成長が見学出来、頼もしく思えた」また「子供の職場が見学出来、元気に頑張っている事に安心した。装備品の見学や隊員食堂での子供との昼食は良い思い出となりました」との感想が寄せられた。
 自衛官候補生は、6月24日の修了式後は、特技教育履修のためそれぞれの任地への特技教育へと巣立っていく。
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曹候生父兄訓練参観
〈第113教育大隊〉
 第113教育大隊(大隊長・田口2陸佐=国分)は、5月2日に駐屯地グランドにおいて、第9期一般陸曹候補生の父兄等に対する訓練参観を実施した。
 これは、入隊して約1ケ月で学んだ分隊教練及び自衛隊体操を実際に見てもらい、また、中隊長から家族に教育の概要や春期休暇間の注意点等をプレゼンし、教育に対する理解と関心を寄せてもらうことを目的にしたもので、今回は450名の父兄が参観した。
 緊張感に包まれたグランドでは、父兄が真剣に取組んでいる子弟を暖かい目で眺め、訓練風景をカメラに収めていた。
 隊員の多くは、父兄を前にして緊張した様子ではあったが、日頃の訓練の成果を発揮していた。
  
※同面、記事中の階級・役職等は実施当時。

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